ブリの照り焼き(3月7日)

朝から家庭科の先生がエプロンをつけていました。
「お、今日は調理実習?」
「はい」
「何を作るの?」
「ブリの照り焼きです」
さすが中学生ですね。学校の調理実習でそんな本格的なものを作るだなんて。
ということで、さっそく実習をのぞきにいきました。階段を2階から3階に上がろうとするあたりで、もういい匂いがしてきます。まだ作っている途中かなと思っていったら、もうブリは皿に盛られ、しょうゆとみりんのたれをかけているところでした。だいぶ手際よくできたようで、手の空いている子はテーブルの拭きそうじをしています。
そんな子どもたちに、
「家でもこういうの作ったことあるの?」
と聞くと、
「いいえ」
という答えが多く返ってきました。
 
それまで知らなかったこと、したことがなかったことを学ぶことで、子どもたちは大きく成長するんですね。そんな姿を目の当たりにできた時間でした。
「いただきま~す!」

春の足音(3月7日)

卒業式後の週末はとても暖かい陽気となりました。それを味わったせいか、今日の北風はとても冷たく感じ、春が待ち遠しく思う日となりました。
 
でも、校庭を歩いていると、そこには春の足音が。
「こっち、こっち!」
「ナイスシュート!」
と体育の時間でサッカーをやっている子たちの近くにある花壇では、秋に環境委員会の子たちが植えたパンジーが花数を増しています。そして、その間をぬうようにつくしが顔を出していました。小さな背丈のつくしに混じり、サッカーが見たいのか、パンジーよりも背が伸びているものも。
こうやって地面の中でしっかりエネルギーをたくわえ、春になったら一気にそれを爆発させる、自然は実にうまくできていると思います。きっと、子どもたちも4月の進級に向けて、今、最後の総仕上げ、充電をしてくれていることでしょう。