AED&エピペン研修会(5月24日)

中間テストの午後の時間を利用して、AEDとエピペンの研修会を、海部南部消防署のご協力をいただき行いました。
 
ご存知のように、AEDは心臓蘇生の方法で心臓が停止している人を発見した際に、一時的に電気ショックを与え蘇生を助ける道具で、最近は多くの施設に整備されてきました。弥富中には職員室と体育館に設置してあります。
「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」
倒れている人を想定した人形の肩をたたき、意識・呼吸がないことを確認します。
「あなた、119番へ電話してください!」
「あなた、AEDを持ってきてください」
この研修は毎年行っているので、多くの先生は手際よく行えました。胸骨圧迫を30回、人工呼吸を2回を繰り返し行っていると、涼しかった多目的室でも汗がにじんできます。圧迫する力や速さなどをご指導いただきました。AEDについては研修用のもの使いましたが、学校に設置してあるものも実際に開けてみて、その違いを確認しました。
後半はエピペンです。アレルギー症状がひどくアナフィラキシーショック状態になると命に危険があります。そこでためらわずにエピペンを打つための研修です。
AEDもエピペンもその手順そのものは簡単なのですが、目の前で命の危険にさらされている子どもがいる場合に、落ち着いてそれができるかどうかがポイントです。
講師を務められた救急救命士の方が最後に、
「私たちがかけつける前に、まず命を救うためのAEDやエピペンを使うのは先生方です」
という言葉がとても重く、心に残りました。いただいた資料を再度読み直し、子どもたちの命を守る最前線に立ち続けたいと思います。

中間テスト(5月24日)

新年度になって初めての定期テストとなる中間テスト。特に、4月から中学生になった1年生にとっては、「どんなものなんだろう?」という不安も含めて緊張しているだろうと思い、迷わず、テスト直前の3階の教室を見てきました。
黒板には、「テストの受け方」という諸注意が貼ってあります。これはどの学年にも共通して貼ってあるもので、その横に、今日の日程や教科名が書かれています。そして、「男子○名、女子○名、欠席○名、計○名」との文字も。テスト監督の先生が最後に答案を教科担任に手渡す際に、それを一番上に載せ枚数確認をします。こんなところからも、いつもの授業とは違う空気が漂っています。
「はい、では問題用紙を配りますから、もう一度、机の上・中に何もないか確認してください」
との声がかかり、皆、机の中をのぞき込んだり机の左右を確認したりします。そして、筆記用具や消しゴムをきちんと整頓する子も。
それらを見届けた後に、解答用紙、問題用紙が配られます。子どもたちもいつものプリントとは違い、丁寧に後ろの子に渡していました。
時間に余裕をもって準備をしたので、まだ試験開始まで数分あります。言われたわけではなく、自然と、背筋を伸ばし手をひざの上に置き、気持ちを落ち着けます。静寂の時間が流れます。
「始め!」
チャイムと同時に声がかかり、テストが始まりました。がんばれ!