駅伝部始動!(9月26日)

9月後半の下校完了時刻は17時15分です。部活動を終え、みんなが門をくぐった後、グランドから、
「お願いします!」
の声が聞こえました。駅伝部です。11月4日(土)の海部地区駅伝大会に向けての練習が今日から始まりました。この中には、すでに部活動を引退した3年生も混じっています。駅伝はトラックを使う競技とは違い、走力だけでなく、コースの直線や曲がり角をうまく使うことやペース配分なども重要な要素となります。そういう意味で、経験のある3年生がいてくれることはとても心強いものです。しかも、昨年度のこの大会で男子は優勝をしています。これからの練習で一人一人の力をあげることはもちろん、チームとしての底上げをはかってほしいものです。
夕日に照らされ長く伸びた影と元気な声が、これから1か月間でどれだけ成長するかとても楽しみです。

命を感じる日(9月26日)

朝夕はめっきり涼しくなりましたが、今日は日中はだいぶ暑くなりました。
「そういえば、あの日も暑い日だったなぁ」
子どもの頃、今日、9月26日が暑い日だと、必ずこんな会話を耳にしたものでした。今から58年年前の今日、伊勢湾台風がこの地を襲い、大きな被害をもたらしました。一夜明けた次の日の学校日誌には次のように記されています。
「昨夜の台風の被害は想像を絶するものあり、本校生徒にも六名(一年3名、二年3名 ※実際には実名が記されています)の犠牲者を出す。家屋を流し親族を失う者数多く、本校も平島・前ケ須地区災害収容所となり、収容人数1070名に達す。校長室は災害対策本部となる」
今日は犠牲になられた方の冥福を祈り、半旗を掲げました。
半旗を見上げると、そこには今年の生徒会テーマ「咲かせよう 夢への蕾 無限の挑戦」の文字がありました。きっと皆、大きな夢をもちそれに向かって挑戦し続けていた矢先だったと思います。
 
体育館で、
「タタタタタ、バーン!」
という軽快な音、そして子どもたちの元気な声が聞こえました。跳び箱の授業でした。あの日と同じ暑い日に、躍動する子どもたちから「命」を感じました。