出会いと別れ(3月30日)

今年の春はずいぶんあわてん坊のようです。北陸地方の大雪、このあたりでも厳しい寒さが続いた今年の冬が終わったかと思ったら、一気に春本番、日によっては初夏のような暑さを感じる日もあるほどです。
 
そんな中、本日、新聞やインターネットに教員の定期人事異動が発表されました。新聞には載らない講師や支援員も含め10名が弥富中学校から転任、退職することとなりました。本来なら、これまでご支援いただいた保護者や地域の方々、そして子どもたちにお別れとお礼を申し上げるべきところですが、それをする場もなく失礼することをお許しください。期間の長短はありますが、学校をかわる誰もが「弥富中はいい学校だった」「もっといたかった」と口をそろえて言います。しかし、子どもたちに成長し続けることを説き、夢に向かって走り続けることの大切さを語ってきた私たちが、後ろを振り返るわけにはいきません。それぞれの思いを胸に新天地でその力を発揮することを誓いました。
正門の脇にある桜が満開だったその花びらを名残を惜しむかのように春風に放てば、その根元には鮮やかなタンポポが競うように花を咲かせています。ここでも交代の時期がやってきたようです。ありがとうございました。

修了式(3月23日)

「中学校第2学年の課程を修了したことを証明する」
見慣れた通知表ですが、今日はそこに白い帯を巻き、1年生、2年生の代表の子に手渡しました、修了証です。それぞれの学年で修めなくてはならないことがらを修めたという証(あかし)です。修了式ではそんな話をしました。
言葉で言うほど、すべてを十分に修めることは簡単ではありません。得意な分野や不得意な分野は誰にでもあります。それを明日からの春休みで少しでもカバーできるとよいと思います。そして、4月に迎える、ひとつ進級した自分をイメージし、それに向けての準備も怠らないよう進めてほしいと思います。
 
教室へ戻った子どもたちは担任からその修了証をもらい、その時にそのあたりのアドバイスも受けていました。そんな子どもたちのいる教室には、多くのクラスに「1年間ありがとう!」の黒板メッセージがありました。先生に言われたからではなく、自分たちの発案でこういうことができるのも成長の証ですね。
 
 
最後になりましたが、こうして無事に修了式を迎えることができたのも、保護者や地域の方々のおかげです。そんな方々に助けられ、子どもたちに助けられてここまで来ることができました。ありがとうございました。4月には新たな気持ちでスタートを切りたいと思いますので、引き続きご家庭でのご準備やサポートをよろしくお願いします。

締めくくり(3月22日)

早いもので、もう29年度の学校でのさまざまな活動が終わりを迎えています。明日はその修了式ですから、今日が授業としては最終日となりました。といっても、1・2時間目だけが教科の時間で、3時間目は学年集会、4時間目は学級の時間でした。
その学年集会をのぞいてみると、最後ということで1年間を振り返り、成長したことやもっとできるだとうと感じた部分などをあげていました。また、ずっと同じ時間を過ごしてきた先生たちが子どもたちにそれを伝えていました。1年間を1時間で語るにはとうてい足りませんが、午後の大そうじの様子を見る限りでは、しっかり一人一人が自分の中でそれを自覚してくれたように感じました。
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待ってるよ!(3月20日)

あいにくの天気になりましたが、心がはずむ時間を過ごすことができました。今日は小学校の卒業式で、校区の4つの小学校にそれぞれ出席させていただき、その卒業をお祝いするとともに、4月から弥富中学校に入学する子たちの晴れやかな姿を見させていただいたからです。
どの学校も中学校とはまた違った厳粛な雰囲気と、小学校ならではの華やかな雰囲気がありました。卒業証書を受け取る姿はとてもしっかりしていて、まさに最上級生の自覚あふれるものでしたし、6年間を振り返る在校生との呼びかけでは優しい目をしていました。
2週間後には、中学校の制服に身を包んだこの子たちを新入生として迎えることができると思うと、今からとても楽しみです。待っています!

 
 

生徒会会則改正(3月20日)

「失礼します」
校長室に生徒会役員5人が入ってきました。
「どうぞ」
とソファに促すと、
「今日は、生徒会会則の改正についてお願いにきました」
とのことです。
生徒会活動は「生徒会会則」というルールにのっとって進められています。しかし、時代の流れとともに合わなくなってくることがあり、その時に改正できるようにその手順も定められています。今回の改正は、役員の改選時期が2月と10月と定められていますが、今年でいえば3月と9月というようにずれています。そこで、それに合わせるための改正です。
しかし、改正の手続きはそんなに簡単ではありません。
①生徒議会で3分の2以上で可決
②全会員の4分の3以上の承認
③校長の承認
という手続きが必要です。生徒会役員の人たちはそれを丁寧に進め、最終段階として来てくれたわけです。
もちろん、承認しました。選挙権が18歳に引き下げられた今、中学生といえども、3年後には国を左右する選挙に一票を投じることになります。生徒会運営はまさにその練習です。会則をしっかり読み、それにしたがって生徒会活動を進める役員を頼もしく思います。また、各クラスでこのことについてしっかりと考えて意思表示をしてくれた生徒会会員である一人一人もすばらしく思います。