10月の足音、新しい足音(9月28日)

2日前に無事学校祭が終わり、10月の足音が聞こえてきました。前期が終わりに近づき、主役は3年生から2年生へ変わろうとしています。

今日は、後期の生徒会役員選挙の立会演説が行われました。覚えた内容を忘れ必死に思い出そうとする姿もありましたが、どの立候補者も堂々と抱負を語ることができました。また、抱負を聴く生徒の様子も真剣そのものでした。

これから歩む2年生の足音はどんな音を奏でるのでしょう。3年生の奏でた旋律をどうアレンジしていくのでしょう。今日はその前奏曲。これからが楽しみです。

*1日(月)は、台風接近に伴い、給食が中止となりましたので、弁当持参となっています。お間違えないようお願いします。

駅伝部始動(9月27日)

まぶしいほどの西日を受けて、
「5・4・3・2・1、GO!」
と大勢の子たちが走り始めました。つい先ほどまで、
「さようなら~!」
と下校を見送った校門に、部活動を終えたばかりの1、2年生と引退したはずの3年生がそこにいました。駅伝部です。
 
雨が続いて練習開始が予定より遅れてしまいましたが、学校祭も終わり本格的に今日から始動しました。驚いたのはその数です。例年になく多くの子が参加してくれ、担当の先生もびっくりしていました。もちろん選手になれるのはその中の限られた人数ですが、こうした練習に参加することで持久力や脚力などは必ずつくと思いますので、がんばってほしいと思います。参加に際し、ご理解をいただいた保護者の方に感謝いたします。
今日は女子1グループ、男子2グループの計3グループに分かれて、それぞれに陸上部の長距離種目の子にペースメーカーとして集団を引っぱってもらいました。ゆっくり目のタイム設定だったこともあり、気持ちのよい汗と生き生きとした表情が夕日に照らされていました。

祭は終わった!(9月27日)

今日の弥富中は静かに時間が流れています。授業も通常の50分授業となり、ブロックで活動するために体育館や多目的室などへ慌しく移動することもありません。
 
そんな教室での子どもたちの様子を見て回っていると、3年生の廊下でこんな張り紙を見つけました。「祭は終わった!」
学校祭に全力を注ぎ、すばらしいものを創り出してくれた3年生。もっと余韻に浸らせてあげたいところですが、そうもいきません。体育の部が一週間延びたことで、よけいにその思いが強くなりました。2年生も同様で、刻一刻と広島研修が迫ってきていて、それに向けてにさまざまな活動時間をどう生み出そうか苦心しているところです。
しかし、子どもたちはそのことをちゃんと理解していました。学校祭総合閉会式でブロック長や生徒会長が、そのことを全校のみんなにも伝えてくれました。一人一人の自覚が育っていると感じた言葉でした。2年生の教室では、書写の授業が行われており、子どもたちは落ち着いて半紙に筆を走らせていました。

学校祭体育の部(9月26日)

どれだけこの日を待ったことでしょう。どれだけやきもきしたでしょう。ちょうど1週間前に文化の部で幕を開けた今年の学校祭。その後半、体育の部がようやく今日、開催できました。この間、子どもたちはもちろん保護者の皆様にもご心配やら仕事をお休みいただくなどのご面倒をおかけしたことを深くおわび申し上げます
 
待ちに待った体育の部。「練習したことを忘れているのではないか」「気持ちが切れてしまっているのはないか」とあれこれ心配しましたが、子どもたちはその心配を見事にはね返してくれました。

久しぶりにのぞいた青空のもと、思いっきり走ったり跳んだり、みんなで力を合わせたり。そして、そんな友達や仲間の姿に声をからして応援したりと、エネルギーを爆発させてくれました。
しかし、そのエネルギーに水を差すかのように、じわじわと黒く厚い雲が広がってきました。本部テントで何度も天気予報サイトをチェックし、プログラムの変更も一部させていただきました。
 そして、一番練習を重ねてきたパフォーマンス。

リーダーを中心に夏休みから話し合いを重ね、200人を超える仲間が心を一つにし、まったくのゼロから創り上げたブロックの集大成です。それは、会場の誰もが息をのみ、誰もが惜しみない拍手を送った学校祭のフィナーレでした。
 
結果として、
優勝=緑ブロック
2位=青ブロック
3位=赤ブロック
と順位はつきましたが、子どもたちは、確実に未来へ繋がる学校祭を魅せてくれました。
奇しくも、今日は9月26日。「弥富の人は決して忘れてはならない日」と話したその日を、「決して忘れることができない日」にしてくれました。
 
※パフォーマンスの画像をクリックすると、今年のパフォーマンスを動画でご覧いただけます。ただし、使用した曲の著作権保護のため、その部分の音声をカットさせていただいたことをご了承ください。

やりたい!(9月25日)

子どもたちを下校させ、職員会議が終わると、いつもが学年ごとに会議を始めます。しかし、今日は、体育主任の、
「明日の準備を少しします」
の声で、皆、外へ出ました。この3連休と雨でグランドに引いてあったラインはほとんど消えてしまっていました。それを明日、一から引いていてはとても時間がかかるので、体育科の先生はその作業にとりかかりました。そして、それ以外の先生たちは、3年生の教室の前に置いてあった重い鉄のパイプを手分けして組み立て始めました。こちらはテントの準備です。最近は簡易テントといって、四隅を引っぱって広げるだけでテントが設営できるものが主流となり、部活動ではほとんどそれを用いていますが、学校祭では来賓用・保護者用・祖父母用など多くの数が必要ですので昔ながらのテントを使います。年配の先生たちは手馴れた手つきで組み立てていきますが、若い先生たちはどう組めばよいのか戸惑っているようです。しかし、みんなで、
「それ、こっち」
「先にこれをはめて、その後にこっちを差し込むの」
とわいわい言いながら、5つのテントの骨組みができました。ここまでしておけば、明日の朝の準備はかなり楽になります。誰も口にしませんでしたが、「明日はやりたい!」という気持ちで一致団結した時間でした。
 
作業を終え、職員室に戻る頃にはきれいな夕焼けが西の空に見えました。明日、体育の部ができるといいな。