今年の漢字(12月13日)

年末の風物詩となってきた「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会)が昨日発表されました。「災」だそうです。今年は、西日本豪雨や大阪や北海道の地震、それに記録的な猛暑と、天候にまつわる話題が多い一年であり、「そうだったなぁ」とうなずける結果でした。
 
そんな中、子どもたちの様子を見ながら廊下を歩いていると、同じように漢字が並んでいる3年生のクラスを見つけました。上下に二つの漢字が並んでいて、上が「平成30年の漢字」。下が「平成31年の漢字」です。一枚一枚読ませてもらうと、中学生らしい、もっといえば3年生らしい漢字が並んでいました。漢字の横には、その漢字にした理由が書かれていました。左の漢字を書いた子は、

今年はいろんな場面で「勝つ」ことを目標にがんばりま
した。部活、学校祭、勉強…。勝つことは簡単ではない
けど、努力を続ければ絶対に勝てるという意味を込めて
『勝』にしました。
来年はいよいよ受験…。
自分の将来を決める大切な試験。自分の夢を叶えるため
に、自分の決めた道をまっすぐ迷わずに進むという意味
を込めて『進』にしました。

こうやって漢字に込められた思いを聞くと、その子の過ごした今年や、来たるべき来年が見えてくるような気がします。ちなみに、「進」という漢字は多くの子が書いていました。夢に向かって進め!