ちょっとドキドキ(1月23日)

 

今日の6時間目に、3年生の一部の子が図書室に集まりました。前に立って説明をしているのは、進路指導の先生です。これは、明日出かける私立高校・専修学校推薦入試願書の出願指導です。皆、ひと言も聞き漏らすまいと真剣な表情です。しかし、この場所に、本来はいるべきE組の子の姿はありません。そう、学級閉鎖中だからです。
 
入試当日はそうはいきませんが、出願は必ずしも本人が行く必要はありません。来週に予定している一般入試の出願は、一人で複数の学校を受ける子が多くいるので、その中のどこかに行き、行けない学校については誰か他の子に持っていってもらいます。E組で推薦入試を受ける子のうち、多くは他のクラスの子にお願いできましたが、E組の子しか受けない学校が4校あり、今日、その出願に行ってきました。大切な願書ですから、落とさないように(縁起もよくないですから)しっかりとかばんに入れ、
「弥富中学校です。出願におじゃましました」
と大きな声で伝えると、高校の先生方が一瞬「?」という表情をされます。
「本来は生徒が持参する予定でしたが、インフルエンザで学級閉鎖になってしまい、代わりに持ってあがりました」
と伝えると、状況をつかんでいただけ、
「大変ですね。いただきます」
と受理していただきました。
 
がんばっている3年生の少しは役に立てたかなと思い、少し胸を張って帰路につきました。