全校一斉道徳(2月28日)

先日、日本で初めて家族以外の方に骨髄移植をした田中重勝さんにお越しいただいてお話をしていただいた「全校一斉道徳」が、今日の中日新聞朝刊に取り上げられました。すでに「道徳だより」でも紹介したように、子どもたちは田中さんから多くのことを学びました。
道徳は来年度から「特別の教科」となります。そこで私たちが求めていくのは、すべての子が道徳的な行動をすることではありません。むしろ、何もアクションを起こすことができなくても、心の中で、「どうしよう」「こうしたら相手はどう思うだろう」「いやいや、絶対にしてはいけない」と葛藤をすることをめざしています。そして、その葛藤するにあたり、自分以外の人の考えや生き方を聞くことで、その判断材料がいくつももてることが大事だと考えています。
この授業でも、教室で行った時、多くの子は「提供しない」と考えていたようです。それが読み物資料を読み、田中さんご本人から話をうかがうことで少なからず心が揺れ動いたと思います。そんな大切な時間でした。

子どものための学校評価(2月28日)

昨年末に、「子どものための学校評価」をお願いしましたところ、お忙しい中たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。
このたび、その集約ができましたのでお知らせさせていただきます。
 
子どものための「学校評価
 
子どもたち、保護者、学校のそれぞれがどうとらえているか、比較しながらご覧いただけるとよいかと思います。また、これまでと比べてどうかという視点でのコメントも載せさせていただきました。最後のページには、具体的にいただいたご意見を載せました。紙面の都合ですべてを紹介することはできませんが貴重なご意見をありがとうございました。
これらの評価やご意見を参考にさせていただき、来年度、弥富中学校が“子どもたちのために”よりよい学校になるよう、変えるべきところは変え、継続すべきところは継続していきたいと思っています。
ご協力、ありがとうございました。

最後にみんなで(2月27日)

3年生は、6限に学年レクリエーション「ミドリンピック・ザ・ファイナル! 障害物全員リレー」を行いました。次の3つのエリアを周回します。
1)雑巾がけ
体育館を雑巾がけ。勢いよくスタート!卒業式で使用する体育館の床掃除も兼ねています!?
2)借り人
箱の中から紙を一枚選び、そこに書かれた人物の名前をマイクで読み上げます。該当者が現れ、仲良く手をつないで走っている姿が微笑ましかったです。該当者が現れず困ってしまい、自分で探す人も。
3)クイズ
箱の中から紙を一枚選び、係の人に渡します。係の人が書かれたクイズを読み上げ、正解したら次に進みます。不正解なら、ぐるぐるバットで3回回ります。学級委員が作ったクイズに正解できず、あっちもこっちも「ぐるぐるぐる」
結果は、1位C組 2位A組 3位F組 4位E組 5位B組 6位D組でした。みんなで最後に楽しむことができました。
今回は、受験などで時間が少ない中、学級委員が給食の時間を使って企画を行いました。準備から進行まで本当にがんばりました。
085 083
121 099

3年生を送る会(2月26日)

笑い、しんみり、感動…。
そんな思いが広い体育館に広がった時間でした。そしてその中心にいたのは、まぎれもなく子どもたちです。
 
6時間目。いつもは先生たちの号令で落ち着いた空間をつくっていきますが、今日、そのマイクは生徒会執行部が握っています。
「これから、3年生を送る会を始めます」

1年合唱「COSMOS」 2年合唱「輝くために」

前半は、1年生・2年生が3年生にまつわるクイズを出し、体育館を笑いの渦に巻き込んだ後、仕上げに合唱を贈ります。「こんなに上手に歌えるようになったんだ」と感心したほどの歌声でした。でも、それはずっと3年生の背中を追いかけてきたからでした。学校祭でひとつの学年と同じ、約200人を引っぱってあの合唱を創り上げた3年生。その場にいた後輩だから、その大変さを知り、そのすごさを知っています。「私たち、こんな合唱ができるようになったよ!」そんなメッセージが込められた合唱でした。
この日のために1・2年生は、3年生に「大きく羽ばたいてください」という思いを込めて、一羽一羽の鳩をかたどったカードにメッセージを書きました。そして、それが大空に羽ばたくように貼ったものをここで披露しました。3年生からは、
「おぉ~!」
というどよめきと拍手がおきました。
 
最後は3年生の番です。生徒会が事前にとったアンケート「ありがとうメッセージ」がBGMに乗せて語られました。それは、面と向かってはなかなか言えない、でも、卒業の前に伝えたい“思い”でした。しっかりそれを伝えた後は、いよいよ合唱「あなたへ」です。それは、後輩たちが届くと思って伸ばした背中をまた何歩も先に遠ざけ、「まだまだ」と言っているかのような圧巻の歌声でした。1、2年生には、また新たな目標ができた瞬間だったように思います。
 
それぞれの学年が、「3年生のために」「後輩のために」と、自分ではない誰かを思って精一杯歌い、ともに過ごした時間を振り返った「3年生を送る会」。弥富中の歴史がまたひとつつながり、受け継がれた時間でした。
 
※それぞれの合唱の画像をクリックすると、その様子がご覧いただけます。

全員がそろう最後の朝礼(2月25日)

今日は3つの学年全部がそろう、今年度最後の朝礼でした。いつものように生徒指導担当の先生が前に立ち号令をかけます。
「前へ、ならえ!」
次の言葉がいつもと違いました。
「今日は、頭が静止するのがとても早いです」
そんな落ち着いた中で話をしました。
 
話し終え、いつものように退場する時になって、
「今年度、校長先生鈴木先生が定年で退職をされます。そこでお二人の先生に、生徒会、I・J組から感謝の気持ちを伝えたいと思います」
と突然の展開に。それぞれに素敵な感謝状と花束をいただきました。子どもたちから「ありがとうございました」という言葉をいただきましたが、お礼を言わなくてはいけないのは退職する2名の方です。ともに38年間という長い教員生活を終えるこの瞬間を、この弥富中学校で終えることができたことは、この上もない幸せです。
「ありがとうございました」

※画像をクリックすると、「感謝状」を大きくご覧いただけます。