校内道徳研修(6月6日)

日曜日に畿央大学の島恒生教授をお招きして道徳の研修会を行ったのに続き、今日は、岐阜聖徳大学の玉置崇教授をお招きして研修会を行いました。
玉置先生においでいただくのは昨年度に続き2度目です。その時は「授業法研修」ということで、授業づくりについてを講義形式で学びましたが、その時に「玉置先生の授業を実際に見てみたい」という声が先生方から多く聞かれ、それをお願いしたところ快くお引き受けいただき実現しました。会場は1年C組。教室の後ろの黒板の5時間目のところには「玉置先生公開授業」と書かれていました。
もちろん、子どもたちとは初対面です。こういう授業研究を私たちは「飛び込み授業」といいます。私たちは授業を進める際に、ある程度子どもたちの学力や性格、特性などを頭に入れて授業を組み立てます。それでもうまくいかないことが多いのに…。しかし、玉置先生は授業開始5分前に教室へ行き、子どもたちと気さくに話をしながら、「この子を今日の授業のキーマンにしよう」「学級目標はつかえるな」など、50分の授業を組み立てられたそうです。
授業が終わった後、一人の子が玉置先生のもとにかけより、
「先生、今日の授業、めっちゃ考えた」
と笑顔で言ったそうです。
 
授業後には、その授業を撮影した映像を一時停止しながら、「なぜこの教材を選んだのか」「なぜここでこういう問いかけをしたのか」等々の授業のねらいをお話いただきました。今、道徳の授業は「考え、議論する道徳」へと変わりつつあり、私たちも一昨年からそれをめざしています。子どもたちに「めっちゃ考えた」と笑顔で言ってもらえるような、そんな授業をめざしたいと意を強くした研修会でした。