先輩の背中を追って(9月25日)

雨、学校祭体育の部の延期、3連休…。子どもたちのモチベーション、集中力を心配した一日でした。
 
しかし、廊下ですれ違うときのあいさつや、体育館で大縄とびを練習する様子を見ていると、思っていた以上に子どもたちは気持ちを切り替えて集中していたように感じました。そんな中、特に「すごいなぁ、子どもたちって」と思ったシーンがあります。それが給食の時間の放送室でした。
実は、学校祭と並行して、学校では世代交代が進もうとしています。そう、リーダーを務めていた3年生が、この学校祭をもってリーダーから退き、かわって2年生がそれを受け継ぐのです。しかし、雨の影響で学校祭が完全に終わっていないので、予定していたような切り替えはできませんでしたが、先週、後期生徒会役員選挙の立候補が締め切られ、今日からその応援演説が放送で始まりました。
「僕が○○さんを推薦するのは…」
と、緊張した表情でマイクに向かう姿、そして、それをさらに緊張した表情で見つめる順番を待つ子たち。
 3つの学年が一緒になって学校祭の練習をしていると、どうしても3年生に目がいき、2年生は少し控えめな感じに見えてしまいますが、立候補したこの抱負を読んだり、今日の応援演説を聞いたりしていると、しっかりとバトンタッチができるところまで来ているように感じました。部活動や学校祭という場で先輩の背中を見てきたこと、追ってきたことが、こうした成長につながっているんだと感じました。