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いよいよ新しい年度が始まり、193名の新入生を迎え、612名でのスタートです。
あいにくの雨になりましたが、校門をくぐる子どもたちはどの子も笑顔でした。新しく始まるこれからの日々に胸が躍っているかのようです。
入学式・始業式の中では、そんなキラキラとした輝きをいつまでももち続けてほしいことと、困ったときには肩の力を抜いて立ち止まれば、きっとそこに寄り添ってくれる人がいるから、ということを伝えました。そして、1年間の総授業時間の1015時間を毎日に置き換えたら「2時間19分」だということから、その2時間あまりの時間をどうつかうかで1年後の自分が大きく変わってくるという話もしました。
平成29年度 入学式式辞
子どもたちは話をしっかり聞くことができ、今年もしっかりやってくれる、そんな予感を抱かせてくれました。入学式に続いての担任発表や部活動顧問の発表では、小さなどよめきや歓声、ため息などがありましたが、正面に立った先生たちに大きな拍手をおくってくれました。
教室に入り、1年生はピカピカのヘルメットをはじめ山のように詰まれた教科書類やプリントを前に、担任の先生の話をしっかり聞いています。ここでも「中学生になった」という決意を感じました。2・3年生はここでクラス発表です。自分の思っていた子と一緒になれた子、なれなかった子さまざまですが、気持ちを切り替えて新しい一歩を踏み出してほしいと思います。
弥富中学校の校長の高山典彦と申します。
“母校”弥富中学校に赴任し3年目となります。
昨年度もさまざまな場面で子どもたちの活躍する姿、成長する様子を感じることができました。そのたびごとに、家庭や地域が温かく育くんでくださっていることも感じます。それはこの弥富中学校にも注がれ、私たちはそのご支援・ご協力で日々の教育活動を行うことができています。
今年も、子どもたちとともに、地域とともに、愛される弥富中学校をつくっていきたいと思います。
よろしくお願いします。
なお、「29年度の学校経営方針」を教職員にも示し、折にふれ、子どもたちにも伝えていきたいと思います。
平成29年4月 弥富中学校長 高山典彦
今年はいつまでも冷たい北風が吹き、コートの襟を立てて歩くことが多かったのですが、4月になったとたんに、この時を待っていたかのように暖かくなりました。卒業式に満開だった河津桜は葉桜となり、今はその隣のソメイヨシノが入学式で新入生を迎える準備をしているかのようです。
もちろん、準備は木々だけではありません。新しい先生方を迎えた弥富中学校の中でも、入学式・始業式に向けての準備が着々と進んでいます。今日は、教科書の準備をしました。業者さんから納入されたインクのにおいのする教科書を一冊ずつ丁寧に数え、クラスごとに仕分けしていきます。3つの学年の先生たち総出でそれを行いました。子どもたちの顔を思い浮かべているのか、先生たちの表情も穏やかでした。
それが終わってからは会議です。教科ごとに話し合って教材を決めたり、全職員で今年のさまざまな活動の基本線を話し合ったりしました。
ご覧になられた方も多いと思いますが、今日の新聞(朝刊)に「愛知県教職員定期人事異動」が発表されました。
私たち教職員は、年度末に定期人事異動があり、人の入れ替わりがあります。本校からも何人かが学校をかわることとなりました。以前は、4月に「離任式」という機会があり、そこで子どもたちに直接、かわることになったことやお世話になったお礼などをすることができましたが、今はそれもなくなりましたので、この場を借りて、これまでのご支援やご協力に対し、深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
また一方では、新しく弥富中学校においでいただく先生もいます。学校が変わればさまざまな面で戸惑うことが多く、それゆえにご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、今までと変わらない思いで迎えていただければと思います。子どもに対する思いは不変ですから。
正式には後日、書面にてお知らせをさせていただきます。
連日、吹奏楽部の活躍をお伝えしていますが、他の部も、まとまって時間がとれるこの春休みはしっかり練習ができる期間なのでそれぞれがんばっています。
そんな中、今日、注目を集めていたのはこんな素敵なマグカップです。職員室に置いてあったこれを見た多くの先生たちが、
「これ、ステキ」
「かわいいね、どうしたの?」
と立ち止まっています。実はこれらのマグカップは美術部の子たちの作品です。カップを作るところからするとよいのですが、それはさすがに時間も技術も要しますので、まずは既成のマグカップを自分でデザインすることに挑戦しました。使ったのは「釉薬シール」というものです。これは陶器の絵付けに用いる釉薬をシールにしたもので、それを自分でカットして貼るという手軽なものです。細かな作業にはなりますが、自信のない子でもうまく色をつけることができ、ご覧のようにまるで街の雑貨屋さんに並んでいるようなマグカップが作れます。
これを電気釜で焼き、できあがるのが、今から楽しみです!
例年は弱まる北風が今日も強く吹いていました。しかし、日差しは確実に春の暖かさを運んでくれています。そんな今日、一年間最後となる「修了式」を行いました。“いつもと変わらぬ”と言ってしまえばそれまでですが、その変わらぬしっかりとした態度・姿勢で式に臨んだ1、2年生の子たち。今年一年でやり遂げた数々のことが自信と成長へとつながり、4月に比べると大きくも頼もしくも感じました。
修了式校長式辞
きっと4月にはしっかりとした「上級生」として新1年生を迎えてくれると思います。それが予感できた式でした。
そして、その予感が確信に変わったことがもう一つ。教室の黒板に子どもたちの「ありがとうメッセージ」が。もちろん担任の先生の指示ではありません。自分たちで考え、自分たちの思いを自分たちの方法で伝えることができる子どもたちを誇りに思います。
こうして、弥富中学校の平成28年度は、温かな余韻を残しながら最終日となりました。これまでのご家庭や地域の方々のご支援・ご協力に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
(春休み中のホームページ更新は随時とさせていただきます)