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職員室に緊張した顔が並びました。今回の定期人事異動で新たに10名の先生が弥富中学校に着任しました。
「○○中学校から来ました」
と元気なあいさつ。
「早く弥富中学校に慣れがんばりたいと思います!」
と力強いあいさつ。
そのたびごとに温かな拍手が続きました。着任した10名の経験や経歴はばらばらですが、「弥富中学校の子のために」というめざしている方向は同じです。きっといい一年になる、そんな予感がしました。
どんな先生かって?それは、ヒ・ミ・ツ。5日の入学式・始業式を楽しみにしていてください。
今年の春はずいぶんあわてん坊のようです。北陸地方の大雪、このあたりでも厳しい寒さが続いた今年の冬が終わったかと思ったら、一気に春本番、日によっては初夏のような暑さを感じる日もあるほどです。
そんな中、本日、新聞やインターネットに教員の定期人事異動が発表されました。新聞には載らない講師や支援員も含め10名が弥富中学校から転任、退職することとなりました。本来なら、これまでご支援いただいた保護者や地域の方々、そして子どもたちにお別れとお礼を申し上げるべきところですが、それをする場もなく失礼することをお許しください。期間の長短はありますが、学校をかわる誰もが「弥富中はいい学校だった」「もっといたかった」と口をそろえて言います。しかし、子どもたちに成長し続けることを説き、夢に向かって走り続けることの大切さを語ってきた私たちが、後ろを振り返るわけにはいきません。それぞれの思いを胸に新天地でその力を発揮することを誓いました。
正門の脇にある桜が満開だったその花びらを名残を惜しむかのように春風に放てば、その根元には鮮やかなタンポポが競うように花を咲かせています。ここでも交代の時期がやってきたようです。ありがとうございました。
「中学校第2学年の課程を修了したことを証明する」
見慣れた通知表ですが、今日はそこに白い帯を巻き、1年生、2年生の代表の子に手渡しました、修了証です。それぞれの学年で修めなくてはならないことがらを修めたという証(あかし)です。修了式ではそんな話をしました。
言葉で言うほど、すべてを十分に修めることは簡単ではありません。得意な分野や不得意な分野は誰にでもあります。それを明日からの春休みで少しでもカバーできるとよいと思います。そして、4月に迎える、ひとつ進級した自分をイメージし、それに向けての準備も怠らないよう進めてほしいと思います。
教室へ戻った子どもたちは担任からその修了証をもらい、その時にそのあたりのアドバイスも受けていました。そんな子どもたちのいる教室には、多くのクラスに「1年間ありがとう!」の黒板メッセージがありました。先生に言われたからではなく、自分たちの発案でこういうことができるのも成長の証ですね。
最後になりましたが、こうして無事に修了式を迎えることができたのも、保護者や地域の方々のおかげです。そんな方々に助けられ、子どもたちに助けられてここまで来ることができました。ありがとうございました。4月には新たな気持ちでスタートを切りたいと思いますので、引き続きご家庭でのご準備やサポートをよろしくお願いします。
あいにくの天気になりましたが、心がはずむ時間を過ごすことができました。今日は小学校の卒業式で、校区の4つの小学校にそれぞれ出席させていただき、その卒業をお祝いするとともに、4月から弥富中学校に入学する子たちの晴れやかな姿を見させていただいたからです。
どの学校も中学校とはまた違った厳粛な雰囲気と、小学校ならではの華やかな雰囲気がありました。卒業証書を受け取る姿はとてもしっかりしていて、まさに最上級生の自覚あふれるものでしたし、6年間を振り返る在校生との呼びかけでは優しい目をしていました。
2週間後には、中学校の制服に身を包んだこの子たちを新入生として迎えることができると思うと、今からとても楽しみです。待っています!
「失礼します」
校長室に生徒会役員5人が入ってきました。
「どうぞ」
とソファに促すと、
「今日は、生徒会会則の改正についてお願いにきました」
とのことです。
生徒会活動は「生徒会会則」というルールにのっとって進められています。しかし、時代の流れとともに合わなくなってくることがあり、その時に改正できるようにその手順も定められています。今回の改正は、役員の改選時期が2月と10月と定められていますが、今年でいえば3月と9月というようにずれています。そこで、それに合わせるための改正です。
しかし、改正の手続きはそんなに簡単ではありません。
①生徒議会で3分の2以上で可決
②全会員の4分の3以上の承認
③校長の承認
という手続きが必要です。生徒会役員の人たちはそれを丁寧に進め、最終段階として来てくれたわけです。
もちろん、承認しました。選挙権が18歳に引き下げられた今、中学生といえども、3年後には国を左右する選挙に一票を投じることになります。生徒会運営はまさにその練習です。会則をしっかり読み、それにしたがって生徒会活動を進める役員を頼もしく思います。また、各クラスでこのことについてしっかりと考えて意思表示をしてくれた生徒会会員である一人一人もすばらしく思います。
卒業式後の学校は、着々と2年生や1年生がそのあとを受け継ぎ、来年度に向けての準備を進めてくれています。
そんな中、今日、久しぶりに3年生が主役となる日がやってきました。公立高校全日制課程の合格発表です。朝10時の発表にあわせて友だちと連れだって出かける姿を見かけました。そして、緊張しながら末その瞬間。受検番号が張り出されると、
「あったー!」
「やった!」
という歓声と声にならない声で友だちや家族と抱き合う姿がありました。しかし、一方で、その輪から少し距離をとりながらその場を離れる子も…。
希望校に合格した子。第2希望校に合格した子。私立高校へ進学する子。定員が決まっていて、しかも試験というハードルがある以上、そこで予定していた進路が変わることは仕方がありません。しかし、目指した学校に合格できなかったからといって、自分がこれまで積んできた努力が否定されたわけでも無駄だったわけでもありません。むしろ、この悔しさをばねにして、次の進路選択の時に力を出してほしいと思います。また、合格した子は、ここで気を緩めることなくまっすぐに進んでいってほしいと思います。
14時。合格証を受け取りに来た子たちを、満開になったカワヅザクラが迎えました。
サ・ク・ラ・サ・イ・タ・ネ
先日の生徒会役員選挙に続き、今日は委員長選挙が行われました。
弥富中学校には8つの委員会があります。そのうち、今回は、環境・給食・体育・放送・保健委員会は立候補者が1名しかいなかったので信任投票、広報・生活・文化委員会は複数名の立候補者がいたため選挙となりました。その数にやる気を感じます。
選挙管理委員会によって進行される立会演説会。いやおうなしに緊張してきますが、立候補者たちはどの子も落ち着いて、原稿をまったく見ることなく堂々と抱負を語ってくれました。もちろん、担任の先生に指導を仰いだと思いますが、しっかりと自分の言葉で訴えかけたことで、聴いている子たちも時にうなずきながら聴いていました。
月曜日には、来年度前期の生徒会組織が確定します。