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朝礼に臨む時に「こんな話をしよう」と、それなりに準備はします。今日もそうでした。しかし、体育館に入ってくる子どもたちの顔を見たら、「いや、このことを伝えよう」と気持ちが変わり、こんな話をしました。
2月20日朝礼
「ひとつの命も失いたくない」
そんな気持ちを抱きながら校内を歩いていると、校舎の前の「立志の塔」(昭和48年建立)の前にチューリップの芽が顔をのぞかせていました。こうやって歴史を越えて命はつながっていくんですね。
3時間目のことでした。職員室のドアが開き、
「失礼します」
の声。ちょっと恥ずかしそうに、担任の先生に促されるように入ってきました。
「I・J組でクッキーを作りました」
その時、職員室には10名ほどの先生がいましたが、一斉に顔をあげました。I・J組といっても、そこにいたのは2週間後に卒業をしていく5人の3年生でした。先生方のそばへ行き、一人一人に手渡しをしていくと、
「ありがとう!」
「うわ、おいしそう!」
「じょうずに焼けてるね」
「もう、卒業だね。おめでとう」
の声が。
それぞれの子がそれぞれの個性を生かしながら、少しずつ力をつけて成長した3年間。さまざまな体験や多くの人との出会いがそれを後押ししました。
「失礼しました」
大きくなった背中を見送った職員室には、クッキーの甘い香りと、ほんわかとした暖かい風が流れました。春はもうすぐそこです。
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今年度最後となるテストが終わりました。文字通り「1年間のまとめ」のテストです。手ごたえはどうだったでしょうか。1・2年生はこのテストを迎える前に学力コンクールや学力向上プロジェクトなどを経て臨んだテストでした。
職員室で採点していた先生に、
「プロジェクトの成果はどうだった?」
と尋ねると、
「意識をもって臨んだ子が多くいました」
とのことでした。3年生は、これから受検する子はもちろん、私立高校を中心に進路先が決まった子も、気を抜くことなく臨んでいました。
そして、そのテストが終わった直後の学活の時間は、もうその次に向かっていました。3年生はこれから迎える卒業式や公立高校の入試に向けて、服装などの確認をしました。その上の階では2年生が、体育館では1年生が、それぞれ3年生を送る会で3年生に贈る合唱の練習です。よい緊張感が途切れないことが、弥富中の強さかもしれません。
今日も北風は冷たく、山に雪があることを知らせてくれています。しかしそんな中でも、季節は少しずつ春に近づいているようです。
子どもたちが授業に集中し、学校中が静寂に包まれている時に、耳をすますとエンジンの音が聞こえてきます。窓から周りを見ると、学校の東の畑にも北の畑にも真っ赤なトラクターがその音を響かせて、大きな鋤(すき)を土に食い込ませ耕していました。トラクターの後ろには鳥たちが後を追うように列を成しています。おそらく、耕された土の中にいる虫をついばんでいるんでしょう。こうして、学校の周りでは春に備えて準備が着々と進んでいます。
周りだけではありません。子どもたちも明日からの学年末テスト・卒業テストはもちろん、その先にある「進級」という春に向けて学習面も生活面もしっかり掘り起こしています。この準備をしっかりすることが、実りの秋への大切な第一歩ですから。