- 2024.11.20全校一斉道徳(11/20)
- 2024.11.18第2回PTAあいさつ運動(11/18)
- 2024.11.14「あいちウィーク」期間中のイベントの紹介(11/14)
- 2024.11.11朝礼・警察講話(11/11)
- 2024.11.10愛知県駅伝大会(11/9)
昨年末に、「子どものための学校評価」をお願いしましたところ、お忙しい中たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。
このたび、その集約ができましたのでお知らせさせていただきます。
子どものための「学校評価」
子どもたち、保護者、学校のそれぞれがどうとらえているか、比較しながらご覧いただけるとよいかと思います。また、これまでと比べてどうかという視点でのコメントも載せさせていただきました。最後のページには、具体的にいただいたご意見を載せました。紙面の都合ですべてを紹介することはできませんが貴重なご意見をありがとうございました。
これらの評価やご意見を参考にさせていただき、来年度、弥富中学校が“子どもたちのために”よりよい学校になるよう、変えるべきところは変え、継続すべきところは継続していきたいと思っています。
ご協力、ありがとうございました。
笑い、しんみり、感動…。
そんな思いが広い体育館に広がった時間でした。そしてその中心にいたのは、まぎれもなく子どもたちです。
6時間目。いつもは先生たちの号令で落ち着いた空間をつくっていきますが、今日、そのマイクは生徒会執行部が握っています。
「これから、3年生を送る会を始めます」
1年合唱「COSMOS」 | 2年合唱「輝くために」 |
前半は、1年生・2年生が3年生にまつわるクイズを出し、体育館を笑いの渦に巻き込んだ後、仕上げに合唱を贈ります。「こんなに上手に歌えるようになったんだ」と感心したほどの歌声でした。でも、それはずっと3年生の背中を追いかけてきたからでした。学校祭でひとつの学年と同じ、約200人を引っぱってあの合唱を創り上げた3年生。その場にいた後輩だから、その大変さを知り、そのすごさを知っています。「私たち、こんな合唱ができるようになったよ!」そんなメッセージが込められた合唱でした。
この日のために1・2年生は、3年生に「大きく羽ばたいてください」という思いを込めて、一羽一羽の鳩をかたどったカードにメッセージを書きました。そして、それが大空に羽ばたくように貼ったものをここで披露しました。3年生からは、
「おぉ~!」
というどよめきと拍手がおきました。
最後は3年生の番です。生徒会が事前にとったアンケート「ありがとうメッセージ」がBGMに乗せて語られました。それは、面と向かってはなかなか言えない、でも、卒業の前に伝えたい“思い”でした。しっかりそれを伝えた後は、いよいよ合唱「あなたへ」です。それは、後輩たちが届くと思って伸ばした背中をまた何歩も先に遠ざけ、「まだまだ」と言っているかのような圧巻の歌声でした。1、2年生には、また新たな目標ができた瞬間だったように思います。
それぞれの学年が、「3年生のために」「後輩のために」と、自分ではない誰かを思って精一杯歌い、ともに過ごした時間を振り返った「3年生を送る会」。弥富中の歴史がまたひとつつながり、受け継がれた時間でした。
※それぞれの合唱の画像をクリックすると、その様子がご覧いただけます。
今日は3つの学年全部がそろう、今年度最後の朝礼でした。いつものように生徒指導担当の先生が前に立ち号令をかけます。
「前へ、ならえ!」
次の言葉がいつもと違いました。
「今日は、頭が静止するのがとても早いです」
そんな落ち着いた中で話をしました。
話し終え、いつものように退場する時になって、
「今年度、校長先生と鈴木先生が定年で退職をされます。そこでお二人の先生に、生徒会、I・J組から感謝の気持ちを伝えたいと思います」
と突然の展開に。それぞれに素敵な感謝状と花束をいただきました。子どもたちから「ありがとうございました」という言葉をいただきましたが、お礼を言わなくてはいけないのは退職する2名の方です。ともに38年間という長い教員生活を終えるこの瞬間を、この弥富中学校で終えることができたことは、この上もない幸せです。
「ありがとうございました」
※画像をクリックすると、「感謝状」を大きくご覧いただけます。
ここまで勝ち進んできた野球部は、愛知県中学選抜軟式野球交流大会の準決勝に臨みました。相手は名古屋市の強豪校、城山中学校です。よく声も出て、しっかり鍛えられている印象を受けました。
この準決勝から場内アナウンスがされるようになり、それぞれが守備位置に散りました。(画像をクリックすると、そのアナウンスをお聞きいただけます)
弥富中はこれまでと先発を変え、背番号1の日下部くんにマウンドを託しました。相手チームのピッチャーはとてもいいピッチャーでしたが、しっかりと打ち返すことができました。
4回裏に1点を先制されましたが、6回の表にフォアボールでためたランナーを日下部くんがセンター前ヒットで返し、同点!
この時、1塁側の城山中学校の応援席から、
「すごいね、この中学校。ベンチからあんなに声が出てて」
という声が聞こえました。十分に弥富中らしさが出ていた攻撃でした。
しかし、その裏にヒットで出たランナーを返され、重い2点が入り、そのまま1対3で敗れてしまいました。
振り返ってみれば、バントや盗塁などの基本的なことをしっかり決めることができたかどうかが勝敗を分けたように思います。来年の夏の大会に向けて、大きな自信と大きな課題を、「県大会3位」という勲章とともに手にしました。
「てん刻」をご存知ですか。
では、書道や色紙などの作者名の下に押されている四角の印をご存知ですか。石などの硬い材質ものに文字を彫って印をつくることを「篆刻(てんこく)」と言います。歴史が好きな方なら、小中学校の歴史で習った「金印(きんいん)」を思い浮かべてください。「漢委奴国王」と彫られていたあの金印です。これが福岡県で発見されたことで、日本に「奴国」があったことが証明されたのです。
今、そのてん刻に取り組んでいるのが3年生です。材質は石です。石といっても比較的柔らかいものですが、それでもそれを彫るのには苦労します。机の上を真っ白にして、男子は制服を脱いでそれに没頭しています。自分の名前を彫るのですが、印影の文字は独特ですから、そこから工夫しています。そして、多くは文字を浮かび上がらせますから、文字でないところをひたすら彫っていきます。
金印が何千年もの昔を今に伝えてくれたように、子どもたちのてん刻も弥富中で学んだということをずっと先まで伝えてくれることでしよう。
昨日は公立高校推薦入試の、そして今日は一般入試の出願のために、3年生の子が午後から志願校へ出かけました。
その一方で、学校に残っている子、つまり、昨日は一般入試を受ける子、今日は推薦入試を受ける子は、校内のいくつかの場所に分かれて、「面接練習」を受けていました。
廊下で待っている間も緊張した様子で、友だちと互いの服装を確認し合っていました。
「コンコン」
「どうぞ。入ってください」
「失礼します」
面接官はいつも顔を合わしている先生なのに、緊張感が増します。
「本校を志望した理由を教えてください」
「はい。私は…」
予想される質問には、準備してきた言葉を言うことができました。しかし、
想定外の質問をさせると、
「……」
と詰まってしまう場面も。
面接は、「答えられなかったらどうしよう」とマイナスに考えるのではなく、志望理由や自分自身をアピールする絶好のチャンスだととらえ、自信をもって臨めるといいですね。
こんにちは、情報処理部です。
みなさんは、骨髄移植「ドナー」について知っていますか?
今回は「ドナー」について、1時間目に道徳がありました。
「白血病」という病気についてご存知でしょうか?
白血病とは体の血液をつくる機能が悪くなってしまう病気です。
池江選手が白血病だと公表し、新聞やニュースで取り上げられ、さらによく聞く言葉になりました。
昔は治らないといわれていた白血病を治すために設立された「骨髄バンク」。今回のお話は、そんな骨髄バンクの移植第1号である田中重勝さんのお話でした。
当時はドナーの登録者がなかなか増えず、骨髄バンクに対しても冷たい反応ばかりで、資金集めがとても大変でした。
そんな中、登録患者の橋本さんの様態が急変し、白血球の型が一致するドナー登録者を探し、一致したのが田中さんでした。
田中さんは移植するかどうかとても悩みました。
私だったら、誰に移植するのか名前もわからないような人に移植するのは怖いし、痛い思いをしてまでやろうとは思わなかったかもしれません。
ですが、田中さんはそんな迷いを振り切り、人の役に立ち、命を救う決断をしました。
そんな田中さんが言った言葉が今でも心に残っています。
「お父さんは人の役に立つんだ。」
田中さんの勇気はとてもすごいと思います。
田中さんが決断したからこそ、一つの大切な命が救えたんだと思います。
私も18歳になったら登録をして、誰でもいいから命を救いたいなと思いました。
こんにちは、情報処理部です。
昨日の全校一斉道徳で、骨髄移植第一号の田中重勝さんのお話を聞きました。
ドナーに登録したものの移植のための手術を断る人がいる中、田中さんは白血病の患者さんのために骨髄を提供しました。
自分だったらどうだろう。そう考えてみました。
白血病に苦しむ人を助けたい。人の役に立ちたい。
そんな風に思いますが、実際に白血球の型が合う人が見つかり、提供するとなるとやはり戸惑うのではないかと思います。
自分が死んでしまった後に行う、臓器移植とは少し違います。
顔も名前もわからない人に骨髄を提供するのは勇気がいると思います。
だけど、親や親戚などの家族でも助けられない人を自分が助けるというのはすごく素敵だなと思います。
「みんな同じ命だから」
田中さんはこう言いました。
自分の子供、親や友達、知らない人だって、みんな生きて命をつないでいく。
その言葉は胸に刺さりました。
私がドナー登録できる歳になったら必ず登録したい。そう思いました。
そして田中さんのように人の命をつなぐお手伝いが出来たらいいな。
そう感じました。
「命」をテーマに取り組んできた、今年の道徳の授業。読み物資料だけではなく、直接子どもたちに語りかけてくださる方をお招きし、言葉で、心で、「命」を感じる機会を設けてきました。
1学期=「かけがえのない命」
2学期=「輝く命」
3学期=「つながる命」
1学期に聴いた、中学1年生だった娘さんを交通事故で亡くした佐藤逸代さんの話を聴き、感じたことを綴った作文「命の尊さを考えて」が、警察庁が主催する「命の大切さを学ぶ教室全国作文コンクール」で賞をいただきました。その伝達式の様子が今朝の中日新聞に載りました。
同じ話を聴いても、感じ方は人それぞれ。そして、その後の自分の生き方にそれがどう影響するかも人それぞれです。でも、つらい過去を絞り出すように語ってくださった佐藤さんの話がこのような形で子どもたちに届いたことは、その思いが伝わったことの証だと思います。