- 2024.11.20全校一斉道徳(11/20)
- 2024.11.18第2回PTAあいさつ運動(11/18)
- 2024.11.14「あいちウィーク」期間中のイベントの紹介(11/14)
- 2024.11.11朝礼・警察講話(11/11)
- 2024.11.10愛知県駅伝大会(11/9)
花ぐもりの今日、今年最後の授業参観を行いました。普段どおりの授業をご覧いただきましたが、いかがだったでしょうか。私たちの授業の進め方は分かりやすいものだったでしょうか。そして、お子さんはしっかりと学習していたでしょうか。ほぼ1年前のそれと比べて、少しでも成長した姿がご覧いただけたなら幸いです。
また、体育館では学年PTAを行いました。どちらの学年も今年一年を振り返って、成長したところや課題として見えてきたものをお伝えしました。そして、4月から一つ学年があがる子どもたちに期待することを伝えさせていただきました。
私たちもそうですが、毎日接していると、意外にその変化、成長は気づかないことがあります。しかし、学校での様子をご家庭に伝えたり、逆に、ご家庭の様子をお聞かせいただくと、そこに成長を感じることができます。今日が、そんな場になったでしょうか。
学年PTAの中では、先日の「3年生を送る会」で披露した合唱をお聴きいただきました。
1年生「COSMOS」
2年生「輝くために」
※クリックすると、合唱をお聴きいただけます。
また、会終了後に、来年度のPTA学級役員の方の選出も行われました。
3月11日。昨日から降った雨が運動場に大きな水たまりをつくりました。そして、そこに今日は半旗があがっています。8年前の今日、東日本を襲った大地震とそれにともなう津波や原発事故により、多くの人が犠牲になりました。弥富中にあるのは水たまりですが、被災地ではその何倍、いや何百倍もの水がついさっきまで人が住んでいたところを飲み込みました。
今日の朝礼では、そんな話を織り交ぜながら、今、自分のもっている力を「1」とするなら、「1.1」出してみませんかという話をしました。3年生が卒業して3分の2になった弥富中をこれまでと同じように受け継ぐ「1.1」。震災の被害にあわれた方々への「1.1」。そして、その「1.1」は新しい学年に進級した時に、必ず自分の力となっているはずです。
体育館の3分の1ががらんと空いている以外は、これまでと変わらず落ち着いた雰囲気の中、来年度の生徒会役員を選ぶ立会演説会が行われました。もちろん、立候補しているのは2年生と1年生です。会長と書記には定数以上の立候補者が出る激戦となりました。当の本人たちは困っているかもしれませんが、選ぶ側としては選択肢が増えるわけですし、「どちらが弥富中をよりよくしてくれるか」という視点で演説を聴き比べることができます。
立候補者はもちろん、聴いている子たちも真剣そのものでした。とりわけ前期は来年度の学校祭がその大きな仕事となりますので、いやおうなしに力が入ります。
3月20日には委員長選挙が行われ、今年度中に新生徒会役員が決まり、4月をいい形でスタートできるよう準備に入ります。
びしょ濡れになりながらクラス発表の掲示板を見たところから始まった中学校生活。この子たちの行事はことごとく雨に縁がありました。でも、そんな中でもプラスに考え工夫して過ごしてきた子たちでした。そんな3年間を見てきた空は、これ以上ない最高の天気をプレゼントしてくれました、卒業のお祝いとして。
一人一人の名を呼ぶ担任の声に、しっかりと返事をする姿はもうそれだけで胸を熱くします。各クラスの代表に卒業証書を手渡しました。今年の卒業生は208人で、弥富中学校の卒業生としては、16549号~16756号になります。今年の卒業生は、一人一人がしっかりとした考えをもち、さらにそれがひとつになった時のエネルギーはすばらしいものがありました。そんな思いを式辞に込めました。その思いは、在校生も卒業生も同じだったようです。送辞や答辞にも広島研修や学校祭のことが織り交ぜられていました。式には多くの来賓の方々にもお越しいただき、たくさんのご祝辞をいただきました。子どもたちは幸せ者です。
式をいったん閉じた後、引き続き、弥富中学校の伝統となっている合唱を披露しました。「3年生を送る会」でも歌った『あなたへ』ですが、多くの子が涙を流し、「これはちょっと歌えないかも…」と心配していたのをはね返すような、すばらしい最高の歌声でした。最後の最後まで3年生の子はそのエネルギーを出し切ってくれました。最高の卒業生です。
小学校6年間、そして中学校3年間、子どもたちの体を「食」で支えてくれた給食。それも3年生にとっては、今日が最後となりました。献立は、もちろん「お赤飯」です。今は家でおめでたいことがあると外食に出かけることが多くなりましたが、古くは赤飯を炊いてお祝いをしました。
「いただきま~す!」
言い終わるか終わらないかのうちに、じゃんけんが始まりました。子どもたちの好きなから揚げやデザートの争奪戦です。ずっと毎日繰り広げられてきた光景です。最後だからと気取らずに、いつもの自分たちでいられるもの、この子たちのよさなのかもしれません。いつもの班で食べるクラス、最後ということで自由に席を替わってもよいと言われたクラス、さまざまでしたが、どこもいつもの楽しい給食の光景でした。
PTA行事のひとつに「給食試食会」があります。そのねらいは、子どもたちが普段、どんな給食を食べているかを知るためですが、それ以上に、参加された保護者の方の感想をうかがうと、
「何年かぶりの給食で、とてもなつかしくおいしかったです」
という声が返ってきます。これからそれぞれの道へ進む3年生の子たち。そのほとんどが給食ではないところです。その時にきっと、今日の味とともに、自分たちのために毎日おいしい給食をつくってくださった調理員さんたちのことを思い出すことでしょう。
「9年間、ごちそうさまでした」
先日、日本で初めて家族以外の方に骨髄移植をした田中重勝さんにお越しいただいてお話をしていただいた「全校一斉道徳」が、今日の中日新聞朝刊に取り上げられました。すでに「道徳だより」でも紹介したように、子どもたちは田中さんから多くのことを学びました。
道徳は来年度から「特別の教科」となります。そこで私たちが求めていくのは、すべての子が道徳的な行動をすることではありません。むしろ、何もアクションを起こすことができなくても、心の中で、「どうしよう」「こうしたら相手はどう思うだろう」「いやいや、絶対にしてはいけない」と葛藤をすることをめざしています。そして、その葛藤するにあたり、自分以外の人の考えや生き方を聞くことで、その判断材料がいくつももてることが大事だと考えています。
この授業でも、教室で行った時、多くの子は「提供しない」と考えていたようです。それが読み物資料を読み、田中さんご本人から話をうかがうことで少なからず心が揺れ動いたと思います。そんな大切な時間でした。