- 2025.7.22夏大会、なぎなた部愛知県なぎなた選手権大会(7/20)
- 2025.7.22夏大会、柔道部西尾張大会(7/19)
- 2025.7.18よつば小学校の校歌をつくろう(7/18)
- 2025.7.181学期終業式(7/18)
- 2025.7.18セレクトアイス(7/16)
![]() |
||
長い夏休みを大きな事故やけがもなく過ごした子たちが、学校に戻ってきました。始業式に臨む姿を見てもとても落ち着いていて、心身ともに充実した夏休みを過ごしたことがそこから見て取れました。これもひとえに、ご家庭でのお支えのおかげです。ありがとうございました。
そんな子どもたちに「ありがとう」と感謝し、迎える2学期がより充実し成長できる学期になるよう期待していることを伝えました。2学期始業式校長講話
式を終えて教室に戻った子どもたちは、体育館での緊張感とは違い、友だちと談笑しながら夏休みの課題を提出していました。そんな子どもたちの様子を、担任の先生は注意深く見ています。学校には来ているものの不安や悩みを抱えている子もいるかもしれません。気になる子には個別に声をかけ、家庭とも連絡をとりながら2学期をスタートしたいと思います。
8月31日… 92人
9月 1日…131人
9月 2日… 94人
これは何の数字だと思われますか?実は、内閣府が過去40年ほどにわたって調べた、18歳以下の自殺者数です。先日27日(日)の中日新聞が、夏休み明け前後が突出して多いということを、1面で取り上げていました。
現役の中学生はもちろん、保護者の方々もご自身の中学生時代を振り返り、夏休みが終わるこの時期になると「ああ、もう終わっちゃう」「まだ宿題ができていない!」とゆううつな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。以前は、それでも「学校へ行かなきゃ!」と自分自身を奮い立たせたものですが、今は、そこで「死」を選ぶ子が多くなっているようです。
学校で教育に携わる私たちが言うもの変ですが、学校は“絶対”な場所ではありません。登校できることにこしたことはありませんが、自らの命と引き換えにするところではないと思います。どうしても学校に足が向かないようなら、家族やさまざまな相談機関に相談し、気持ちを軽くしてからゆっくりと考えればよいと思います。もちろん、学校に相談してくれれば、家庭訪問をしたり相談機関を紹介したりとアドバイスもできます。
明日は始業式。皆さんの元気な顔を見られることを楽しみにしていますが、それよりも、誰一人としてかけがえいのない命を落とすことのないように願っています。
「どう、順調?」
「はい!」
「お、自信ありそうだね」
今日は、赤ブロックの旗の制作の様子を見にいきました。
「他のブロックはどうですか?」
「どこもがんばっているよ」
「どこがよさそうですか?」
「それはノーコメントだな」
と和気あいあいとした雰囲気です。ほぼ最終段階のようで、細かなところの重ね塗りや、影や輪郭をほどこしての強調などをしていました。初挑戦の1年生に、
「ここんとこ、こうやって塗って」
と指示も的確です。
そんな様子を見ながら、ふと足元に目を落とすと、真っ白な靴下に無数の赤や黒の絵の具が…。家で、
「なに、これ、どうしたの!落ちないよ!」
ときつい口調で言われている光景が目に浮かびました。でも、これこそが、この子たちのがんばっている証(あかし)なのです。勲章なんだと思います。どうか大目にみてあげてください。そして、「がんばっているんだね」とほめてあげてください。完成間近です!
「仲間と共に学び共に考えることのできる生徒の育成」
これは、これまでもしばしばお伝えしている、弥富中学校が取り組んでいる道徳教育の研究テーマです。しかし、これは道徳に限ったものではありません。学校のさまざまな取組は、それ単独で成り立つものはあまりなく、各教科で学習したことを日常の活動で生かしたり、行事で得た経験をその後の活動でさらに伸ばしたりします。
道徳の時間に、クラスの仲間と意見を出し合い考えることで、新しい気づきや成長を見せてくれる子どもたちが、今、学校祭のパフォーマンスや合唱、旗などを創り上げる中で、同じように互いの意見を出し合っています。
「ね、ね、ここんとこ、こうやってやったらいいんじゃない」
「こうやって回したら?」
「前後に振るのもいいんじゃねぇ」
その表情は輝きに満ちています。
先日の出校日は、夏休み中の子どもたちの事故やけが、健康面の様子などを確認するとともに、2学期によいスタートを切るために、気持ちのギアを入れることもねらいのひとつにありました。この日を課題の提出日にしてあるのも、その理由です。すべての子がすべての課題を、というわけにはいきませんでしたが、しっかり取り組んだものを胸を張って出してくれた子がたくさんいました。先生たちは、その課題を見ながら、「お、よくがんばったな」「2学期、期待できそうだね」と、そこから伝わってくる子どもたちの姿に目を細めていました。
そんな中で一段とうれしそうにしていたのが、美術の先生です。提出されたポスターを1枚1枚見ながら、そのできばえに、
「おおっ」
と感嘆の声をあげていました。入賞するかどうかは別にして、そのテーマについて思いをめぐらせ、構想を練り、時間をかけて仕上げた作品はどれも力作ぞろいでした。
まだ朝の涼しさが少し残っている時間帯に、体育館北側の道路に面した植え込みに男子バレー部の姿がありました。手には軍手をはめ、足元に大きなごみ袋が置いてありましたので、草取りをしてくれているのだと、すぐに分かりました。
ご家庭でもそうだと思いますが、夏は雑草が猛烈な勢いで伸びます。弥富中学校は市内の他の学校に比べるとまだ花壇等は少ない方ですが、それでも広い敷地のいたるところに雑草が大きな顔をしています。教室や廊下を毎日そうじして気持ちよく学習できるようにするのと同じように、これらの雑草もきれいにし2学期を迎えたいものです。しかし職員だけでは手が足りませんので、毎年、部活動単位でそれを手助けしてもらっています。大切な部活動の時間を草取りに費やせてしまい申し訳なく思いますが、子どもたちの手を借りると見る見るうちにきれいになっていきます。
ほどなくすると、体育館の中にはさっきまで黙々と草を取ってくれていたバレー部の元気のよい声が響いていました。ボールをトスする手にはめていた軍手は、きれいに洗って体育館の外に干してありました。
7人が、「う~ん」と悩んでしました。
ここは緑ブロックの旗を制作している3階MRです。気軽に、がらっと戸を開け、
「どう、順調?」
と聞いて、返ってきた反応が「う~ん」だったのです。
「どうしたの?」
「行き詰まっています…」
みんなが囲むその中央にはブロック旗が広げられています。細かなところまでしっかり描き込まれていて、素人目から見ればほぼ完成の域に達しているように見えるのですが、担当の子たちからするとまだまだなようです。そんな姿や会話を聞いていると、とてもうれしくなりました。
最近の子は我慢ができなくなったとよく言われます。安易に「ま、いっか」と妥協することも多くあります。しかし、こうして、よりよいものを生み出そうとして苦しんでいる、それもみんなで相談しながらの姿は作品をよいものにするだけでなく、自分自身を大きく成長させてくれると思います。もっと苦しみなさい。
熊本は夜中に雷を伴う強い雨が降りましたが、朝にはそれもあがり、「最高気温予想35℃」という青空でした。
今日のトラック競技の最初の種目は高嶋くんの出場する1500m予選です。ですから、朝一番で会場入りし、入念なアップをして臨みました。800mで転倒した影響はなさそうです。
1500mは800mと違い、最初からオープンコースです。ものおじすることなく、しっかりとスタートラインに立つ姿が確認できました。スタート!中盤から後方に位置しています。やや上体がいつもより揺れているように見えますが、足の動きは大丈夫そうです。しかし、徐々に順位を下げていきます。しかし、いつものレース運びがそうですので、そんなに心配はしていません。ラスト1周を告げる鐘が鳴りました。その時は最後尾。もちろん、いつものようにスパートをかけ追い上げます。しかし、ここは、全国の舞台。なかなかその前をとらえられません。二人を抜いたところでゴールしましたが、残念ながら決勝に進むことはかないませんでした。
走り終えた高嶋くんとしばらく話すことができました。最初に出てきた言葉が、
「やっぱり最初から先頭についていかないとダメですね。それが分かりました」
でした。そして、
「今度は日産スタジアム(横浜)であるんで、その時はそうします」
とも。彼の目はもう前を見ていました。そして、そのために自分がどうすべきかを、この大会でつかんだように感じました。
彼が駆け抜けた熊本は阿蘇山を擁し「火の国」と呼ばれています。
「今夜もう一泊して、明日は熊本観光をします」
とあどけなく笑うメガネの奥に、マグマのように燃える闘志を見ました。
夏休みもあと10日ほどになりました。
今日は2回目の出校日で、久しぶりに学校全体に活気が戻ってきました。
朝礼では、水泳の東海大会で女子200m背泳ぎで6位に入賞した、1年生の大澤憩さんの表彰を行いました。同じく陸上の東海大会で男子800m7位に入賞した、2年生の髙嶋荘太君は、熊本で行われている全国中学生陸上競技大会に参加しているので不在でした。
校長先生もその応援で不在だったので、教頭より話をしました。0821教頭講話
9月1日の始業式には、全員が元気な顔で登校できることを楽しみにしています。
午後には、南山大学の土屋先生をお招きし、「アクティブラーニングとファシリテーション」についての職員研修を行いました。新指導要領で求められる『主体的・対話的で深い学び』ができる生徒を育成するために、アクティブラーニングについて理解し、その手法を授業に生かせるようにしたいと、どの先生も真剣に取り組みました。私たち教師が「学び続ける姿勢」をもつことで、子どもたちにも学び続ける大切さを感じてもらえたらと思います。
子どもにとっても、教師にとっても、夏休みはあと10日しかありません。
いえいえ、あと10日もあります。