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今週の金曜日はいよいよ卒業式です。したがって、3学年がそろって朝礼を行うのは、今日が最後となりました。しっかりとした姿勢で朝礼に臨んでくれた子たち。一人一人の心の中に、きっとそんな思いがあったのだと思います。
2月27日朝礼
朝礼のあと、保健委員会による「保健集会」が行われました。これは、学校の保健教育の一環として行っているもので、今月16日(木)に行った「学校保健委員会」とも連動しています。子どもたちが行った「体と心の健康通知表」の結果をもとに、弥富中の子たちの特徴、また、思春期の子たちの特徴を紹介し、自分自身のことを知ることで心と体を健康に保つことを、パワーポイントを使って分かりやすく呼びかけてくれました。
間もなくやってくる「別れ」と「出会い」。子どもたちの心は少なからず揺れ動くことでしょう。その時に、今日の集会を思い出してくれることを期待します。
十四山スポーツセンターに春を告げる音色が響きました♪
吹奏楽部が弥富市で活動してみえる「ヤトミウインドアンサブル」「ファミリーブラスドルチェ」との合同で行う演奏会です。日頃の練習でもご指導いただいており、合同の練習もしています。学校を卒業して仕事をしながらも楽器を手にして演奏を楽しんでいるその姿を目の当たりにすることは、子どもたちのとってもとても励みになります。
演奏会は3部構成で、
【第1部】(弥富中学校ステージ)
「前前前世」
「ファミリーアニメ・コレクション」
「みんながみんな英雄」
「ディープ・パープル・メドレー」
【第2部】(ヤトミウインドアンサンブル&ファミリーブラスドルチェ ステージ)
「A MEDIEVAL SUITE」
「天国の島」
「ユーミン・ポートレート」
【第3部】(合同ステージ)
「リベル・タンゴ」
「ルパン三世’80」
「グランド・マーチ」
「エルザの大聖堂への行進」
と、すばらしい演奏を聴かせてくれました。
♪左の弥富中の画像をクリックすると演奏をお聴きいただけます♪
こんな幸せな気持ちになったのはいつ以来でしょう…。
5時間目に体育館で「3年生を送る会」が行われました。卒業式が学校行事で先生たちが企画し進めるのに対し、この送る会は、生徒会が企画・運営のすべてを行います。だからこそ、1年生や2年生が先輩の3年生とどう接してきたか、どういう気持ちで卒業という門出をお祝いするか、それらがすべてストレートに表現されます。
学年はさまざまな写真や動画を駆使したクイズ形式で笑わせてくれた後、この日のために練習してきた合唱を心を込めて歌います。学校祭のブロック合唱もすばらしい歌声でしたが、自分たちの勝利のために歌う歌声と、大切な人のために歌う歌声はこんなにも違うのだと、あらためて聴き入りました。もちろん、そのお礼としての3年生の歌声も優しい響きでした。最後には、生徒会執行部はこの日のために有志を募り結成した応援団が力強いエールを送ってくれました。
優しくてとても大きな存在だった先輩。だからこそ、優しさと大きくなった自分たちの姿を見せることで送り出してくれたような、そんな「3年生を送る会」でした。
※下の合唱の画像をクリックすると、それぞれの学年の歌声をお聴きいただけます。
1年合唱「Unlimited」 | |
2年合唱「未来へ」 | |
3年合唱「友~旅立ちの時~」 |
保護者からご覧いただく子どもたちはどうでしょうか?
地域の方からご覧になる子どもたちはどう映っているでしょうか?
そして、私たちは、弥富中の子たちをどう見ているでしょうか。
それぞれにとって、子どもたちは大切な存在です。学校はそんな子どもたちをよりよい方向に育む場所でなくてはなりません。
私たちは日々、そんな思いで子どもたちに向き合っています。
しかし、はたしてそれが本当に有効なものとなって子どもたちに伝わっているのかを確かめる必要があります。それが「子どものための教育評価」です。教職員・生徒・保護者にそれぞれ同じ問いかけをし、それぞれについて評価したものをまとめました。教職員として努力しているつもりでも、それが子どもたちに届いていなかったり、保護者の方々とは違う感覚であったりすることに気づくものもあります。反対に、取り組んできたことが十分に理解され、自信を深めたこともあります。
それぞれの内容をしっかりと検証し、子どもたちにとってさらによい学校にしていきたいと思います。
今、校内で好きな場所があります。それは3年生の教室の廊下、下駄箱、美術室前です。そこには、「弥中で過ごした時間、これから~」というタイトルの作品が飾られいます。これは黒く塗られたガラスのその黒い塗装面を先のとがったもので引っかき、そこに着色した「アートグラス」と呼ばれるものです。下絵から時間をかけて取り組みました。特にテーマが卒業を前にした自分の気持ちと重なるので、いつも以上に思いのこもった作品に仕上がっています。見ていると、クラスでのこと、部活動、自分の夢など、ひとつひとつの作品から、3年間の中学校生活が浮かび上がってきます。
そして給食の時間に、3年生の思い出がいっぱい詰まったその校舎に響いたのが、29年度前期生徒役員選挙放送でした。「こんな弥富中学校にしたい」という熱い思いをマイクに向かって、そしてその向こうにいる全校のみんなに向かって語ってくれました。原稿を両手で握る姿に緊張感はありましたが、その声は3年生もしっかり聞きとめてくれたはずです。
バトンはあと少しで引き継がれようとしています。
朝礼に臨む時に「こんな話をしよう」と、それなりに準備はします。今日もそうでした。しかし、体育館に入ってくる子どもたちの顔を見たら、「いや、このことを伝えよう」と気持ちが変わり、こんな話をしました。
2月20日朝礼
「ひとつの命も失いたくない」
そんな気持ちを抱きながら校内を歩いていると、校舎の前の「立志の塔」(昭和48年建立)の前にチューリップの芽が顔をのぞかせていました。こうやって歴史を越えて命はつながっていくんですね。
3時間目のことでした。職員室のドアが開き、
「失礼します」
の声。ちょっと恥ずかしそうに、担任の先生に促されるように入ってきました。
「I・J組でクッキーを作りました」
その時、職員室には10名ほどの先生がいましたが、一斉に顔をあげました。I・J組といっても、そこにいたのは2週間後に卒業をしていく5人の3年生でした。先生方のそばへ行き、一人一人に手渡しをしていくと、
「ありがとう!」
「うわ、おいしそう!」
「じょうずに焼けてるね」
「もう、卒業だね。おめでとう」
の声が。
それぞれの子がそれぞれの個性を生かしながら、少しずつ力をつけて成長した3年間。さまざまな体験や多くの人との出会いがそれを後押ししました。
「失礼しました」
大きくなった背中を見送った職員室には、クッキーの甘い香りと、ほんわかとした暖かい風が流れました。春はもうすぐそこです。