- 2025.1.10雪の日の朝(1/10)
- 2025.1.73学期始業式(1/7)
- 2024.12.232学期終業式(12/23)
- 2024.12.16朝礼(12/16)
- 2024.12.15愛知県中学生バレーボール新人大会(12/14)
朝から台風の進路が気になりながらスタートした今日。1時間目の授業が終わった時、
「先生方、至急、職員室へお集まりください」
と放送が入りました。察しのいい子どもたちは、それを聞くと、
「いぇーい!」
と歓声と拍手がそれぞれの教室から沸きあがりました。風雨が強くなる前に下校をさせようと、弥富市のすべての小中学校が給食を食べて後の下校を決め、それを先生方に伝えました。
朝からそれを想定して時間割を変更していたこともあり、予定通り12時40分に下校を始めることができました。台風が本州の南側を通過する進路をとっているため、この時点では弥富市に警報は出ていませんでした。
「さようなら」
「気をつけて!」
「風邪、ひかないようにね」
先生方に声をかけられながら校門を出る子どもたち。雨も風もそんなに強くない時間に下校させることができ、ほっとしました。
先生たちには通学路の各所に立ってもらい、子どもたちの様子を見守ってもらいました。その先生たちがすべての子が通過するのを見届け学校に戻ってきた頃は、風がかなり横なぐりになり、雨も強くなっていました。時刻は13時30分。
雨音にかき消されるように、
「こちらは広報やとみです。13時30分、弥富市に大雨洪水警報が発令されました」
と防災スピーカーから聞こえてきました。下校を始めてから50分後ですから、子どもたち全員が家に入った頃だと確信し胸をなでおろしました。
非常時ということで子どもたちの安全を最優先に考え、急な日程の変更をさせていただきました。ご心配やご迷惑をおかけしたと思いますが、保護者の方々のご理解のおかげで無事に対応できたと思います。ありがとうございました。
学校祭明け、そして、連休明け。そんな中でも子どもたちは落ち着いて学習に取り組んでいます。しかし、校内で1か所だけ、慌しく動いている場所が…。
台風16号の接近にともない、これから雨や風が強くなることが予想されます。朝の段階で、大阪や奈良に暴雨警報が出ており、台風の進路予報からも愛知に出ることは避けられない状況です。そこで、朝から栄養職員に「少しでも早く給食を作ってほしい」と要請し、調理員さんたちの力を借り、3時間目が終わったところで給食を行うように手配しました。ですから、給食室は朝から急ピッチで調理が進められています。中には入れませんので窓越しにのぞいてみると、調理員さんたちが慌しく調理に追われていました。ありがとうございます。
予定では12時40分に下校となります。
昨日までの熱い日々がうそのように、静かな日を迎えました。いえいえ、天気のことではありません。熱く燃えた学校祭とそこにいたるまでの準備や練習。そこから一夜明けた今日、学校の中は静かな時間が流れています。
教室をのぞいてみると、通常の授業が落ち着いて行われています。また、9月早々に行ったテストの個票が配られ、文字通り現実に戻ってきた感があります。少し声がするクラスをのぞいてみると、席替えをしたり、学校祭で心に残ったことを簡単な作文にしたりと、それぞれの学年が工夫をして切り替えの時間をつくっていました。
そんな子どもたちを、そっと見守るものがありました。それは、ブロック旗です。これまでは体育館の後方に掲げていましたが、毎日子どもたちが目にできるという意味で、下駄箱を進んだ先のコミュニケーションホールに3枚を並べました。きっと毎日、「あの子たち、がんばって勉強してるかな?」と赫烏・龍・カワセミが見守っていることでしょう。
涼しかったとはいえ、一日中、ブロックの仲間と気持ちを繋ぎ、力の限りを尽くした体育の部も、あとは結果の発表を待つだけになりました。
「腰をおろしてください」
というブロック長の号令で地面に腰をおろし、見つめる先は校舎に掲げられた得点版です。これは体育の部の競技部門を表示しています。しかし、小学校とは違い、競技の進行に合わせて加点してものではなく、中間発表のまま止まっていました。それぞれが手ごたえを感じていたことでしょう。結果は、
1位=赤ブロック(172点)
2位=青ブロック(168点)
3位=緑ブロック(137点)となりました。
発表のたびに歓声があがり、そして、拍手がそれに重なりました。
続いてパフォーマンスと昨日行われたブロック旗、合唱。そして、総合順位の発表です!
ブロック | 旗 | 合唱 | 競技 | パフォーマンス | 総合 |
赤 | 1位 | 3位 | 1位 | 2位 | 2位 |
青 | 2位 | 1位 | 2位 | 1位 | 1位 |
緑 | 3位 | 1位 | 3位 | 3位 | 3位 |
リーダーの中には、
「1位」と聞いて、思わず顔を手でおおい涙を流す姿もありました。そして、何よりもすばらしかったのは、惜しくも1位を取れなかったブロックから勝ったブロックへ賞賛の拍手が起きたことでした。これは、今日の競技の中でも随所に見られ、競っているわけですがお互いのがんばりをたたえ合うという、ここでも“繋がり”を見せてくれました。
総合閉会式で、
「気持ちが繋がることができましたか」
「笑顔を繋ぐことができましたか」
と尋ねました。子どもたちは小学生のように「はーい!」とは言いませんでしたが、小さくうなずいてくれました。そして、もうひとつの“繋ぐ”は、二日間、子どもたちの様子を見守ってくださったPTA会長さんに聞いてみました。
「開会式で、30数年前、ご自身が弥富中の生徒だった時の学校際のお話をうかがいましたが、この二日間の子どもたちはその伝統をしっかりと繋ぎましたでしょうか?」
会長さんは、
「二日間、子どもたちの姿を見せていただいて、安心しました。しっかり繋がっていると思います!」
と力強くお答えいただきました。
こうして、学校祭は地域や保護者の方々と仲間に見守られながら幕を閉じました。幕は閉じましたが、ずっとがんばってきたという事実と“繋がり”はしっかりと弥富中の歴史に残り、見届けてくださった方々の記憶に刻まれたことでしょう。私たち職員は、そんな子どもたちを誇りに思います。
午後の部が始まりました。そこで、ここまでの途中経過が発表されました。
赤ブロック=110点
青ブロック=110点
緑ブロック= 95点
まれにみる接戦です。
そんな得点板を見上げながら、子どもたちは手に持ったポンポンをぎゅっと握り直しました。いよいよ、時間をかけて練習をしてきた「ザ・パフォーマンス」です。5分間という制限時間の中で、自分たちのテーマをどう身体表現するか。保護者の方々も子どもたちが毎日苦労しているのを家で聞いてみえるのか、ビデオカメラの三脚の列が一段と多くなりました。
赫烏の成長過程を曲調の変 化や隊形で表しています。最 後のブロック全員で3色のポ ンポンを使ってはばたいてい る一羽の大きな赫烏を表現す るところが見どころです。 |
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きらきら輝くいくつもの青輝 石が最後には一つの大きな 青輝石になり、それを蒼き龍 がつかみとる様子に注目くだ さい。様々な方法のウェーブ で表現される蒼き龍や息の合 ったダンスも見どころです。 |
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1曲目の隊形移動ではばたく 姿をイメージさせ、2曲目では 勝利に向けて一直線に向かっ て戦う姿を連想させました。 最後の一気に組むピラミッド は必見です! |
心配されていた天気も取り越し苦労に終わり、また熱中症の心配をしなければならないほどの暑さでもなく、よいコンディションの中、学校祭体育の部を行うことができました。
しっかりと腕を伸ばし整然とした行進をする姿から、一人一人の、そしてブロックの思いを感じることができました。生徒会長が今年のテーマとそのシンボルマークに込めた願いを伝え、ご来賓でおいでいただいたPTA会長からは、ご自身が弥富中学校の生徒だったころの思いを聞かせていただくことができました。そんなすべての人の思いを3人のブロック長が、力強い宣誓という形で表してくれました。いよいよ競技のスタートです。
競技は、みんなで力を合わせる種目とリレー種目と大きく分けて2種類あります。またリレーには、全員がバトンを“繋ぐ”「全員リレー」と、代表選手が出場するリレーとがあります。
当然、応援席からも大きな声援が飛んでいます。
3 作品展
美術の授業や部活動で制作した作品をはじめ、総合的な学習でまとめたものや理科の自由研究などを展示しました。十分な時間がとれず慌しく鑑賞せざるをえなかったことが残念ですが、「へぇ、あの子、こんな作品をつくるんだ」と意外な面を発見できたひと時でした。
4 生徒会企画
こちらも友だちの意外な面を発見できた時間でした。趣味や習い事などで腕を磨いてきたことを披露してくれました。学校では見せないもうひとつの顔がそこにありました。昨年に比べ発表のバリエーションも豊富で、とても楽しく、また、感動できた時間でした。子どもたちの無限の可能性を感じた時間でした。
5 なぎなた部・吹奏楽部発表
運動部は比較的大会が多く、また練習試合なども多くあるので練習の成果を試す機会に恵まれています。しかし、文化部はそれに比べると少なく、発表の場も限られています。そんな部にとって、全校生徒や来賓・保護者の方々の前でそれを披露できることはまたとない機会です。また、他の子たちにとってもとても楽しみにしているプログラムです。
ごく一部しか紹介できませんでしたが、子どもたちの輝いている様子や繋がりは感じていただけたでしょうか。
さあ、明日は体育の部です。心配される天気ですが、天気予報では夕方から夜にかけて雨の予報でしたが、21時現在、弥富中にそれは落ちていません。ここまでは予報が外れて胸をなでおろしています。そして、ここからは予報どおりに降らないで、と願うばかりです。できることなら、多少時間を遅らせたりプログラム順を入れ替えたりしてでも行いたいと思っています。夕方、メールでもお知らせしましたが、明日の6時半ごろに開催についてのご案内をメール配信させていただく予定です。
2 ブロック合唱
同じ曲をこんなにも繰り返し繰り返し歌うことがかつてあったでしょうか。夢にもそのメロディが流れていた子もいたのではないでしょうか。それほど歌いこみました。来賓でおみえになっていた方が次の用事があるということで退席されましたが、「どうしても合唱だけは聴きたい」と、体育館の出口のところで立ち止まって聴いていかれました。それほど心を引きつける魅力のある合唱でした。
今年の課題曲は「Let’s search for Tomorrow」です。
<wmaファイル> 緑B課題曲 緑B自由曲「信じる」 <MP3ファイル> 緑B課題曲 緑B自由曲「信じる」 |
【課題曲】 声量が大きく、曲のメリハ リを感じることができまし た。 【自由曲】 中間部の緊張感ある雰囲 気がよく出ていて、後半の 盛り上がりにうまくつなげ ることができました。 |
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<wmaファイル> 青B課題曲 青B自由曲「聞こえる」 <MP3ファイル> 青B課題曲 青B自由曲「聞こえる」 |
【課題曲】 特にソプラノの音質はどの ブロックよりも優れていま した。 【自由曲】 他のパートを聴きながらよ く練習してきたことが伝わ りました。 |
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<wmaファイル> 赤B課題曲 赤B自由曲「走る川」 <MP3ファイル> 赤B課題曲 赤B自由曲「走る川」 |
【課題曲】 男声の声がよく響いていて 合唱の支えになっていまし た。 【課題曲】 場面に合わせて声量、声質 をうまく変化できていまし た。 |
クリックして合唱をお聴きください♪
(お使いの機器により再生できない場合があります)
さぁ、いよいよ弥富中学校第52回学校祭の開幕です!
今年のテーマ、「繋ぐ伝統 繋がる気持ち 繋げる笑顔」のもと、1学期からその活動を進めてきました。1学期にテーマを決め、夏休みにそのテーマに沿った旗、合唱、パフォーマンス等の方針を入念に練り、2学期に一気にその仕上げを行ってきました。中学校には数多くの行事や活動がありますが、その中でも学校祭はもっとも心に残るものと言っても過言ではないと思います。
ブロックに与えられた最後の時間、みんなでしっかりと肩を組むブロックも。子どもたちのパワーのつながり、心のつながり、笑顔のつながりを紹介します。
1 ブロック旗
作 品 | 制作の意図 | 講 評 |
背景に太陽を用い、めらめらと 燃える様子を指を使ってしっか りと表しました。赫烏は細部ま で工夫し、毛なみの表現やグラ デーションなど、みんなで話し 合い、堂々とした威厳のある姿 を描くことができました。 |
【評】 足や口ばしへの正確な影 の描き込みと、羽根に細 かく一本一本丁寧に流れ を描き込んだことで、そ れぞれの質感を感じます。 |
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Blue three、ドラゴン、サファ イアという3つのテーマを旗に 収めるために何度も試行錯誤を 繰り返しました。構図だけでな く、龍のうろこのグラデーショ ンが背景と調和しているかなど にも気を配りました |
【評】 斬新な構図が目を引きま す。特に人物であるブル ース・リーを写実的でな くデザインポスターのよ うに描く発想がおもしろ いです。 |
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翡翠のもうひとつの意味「カワ セミ」を描きました。カワセミ の特徴である美しい翼を、筆で はなく手で色をなじませて立体 感が出るように工夫しました。 また、カワセミが獲物を捕らえ る時の水しぶきでスピード感を 表現しました。 |
【評】 テーマの解釈にとても時 間を注いでいました。全 体的に色の彩度を統一す るといった色彩選びのセ ンスを感じます。 |
1時間目のブロック集会。リーダーがここまでのがんばりに感謝の言葉を述べ、そして、もうひとがんばりすることを促しました。その言葉にじっと聞き入る姿が印象的でした。
そして、2~4時間目のブロック練習。泣いても笑っても、これが最後の練習となりました。運動場が使えないのはどこのブロックも同じ条件です。与えられた条件の中で、リーダーがどう知恵を絞り、どう活動するか、それも大きな要素です。
割り当てられている練習場所は、体育館と多目的室ともうひとつ。雨が落ちてなければプラザを使い、雨が降っていればコミュニケーションホールを使います。今日は、2時間目の赤ブロック、3時間目の青ブロックまではプラザでできました。しかし、4時間目には雨が降ってきたので緑ブッロクは室内での練習となりました。しかし、緑ブッロクに悲壮感はありません。むしろ、そうなったことをプラスにとらえ、小さなグループに分かれて最終確認をしていました。合唱、行進。それぞれのブロックが残された時間を有効に使って最後の練習を終えました。
学校祭。弥中生一人一人の繋がりが、さらに大きな繋がりを生む瞬間をお見逃しなく!