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2年生の道徳の授業を見ました。タイトルは「世界でひとつだけの授業」です。
これは道徳の副読本「明るい人生」には載っていないオリジナル教材です。授業をしているのは、JICA(青年海外協力隊)に参加してケニアに行ったことのある先生です。そこで見たことや経験したことなどをもとに、「国際理解」について考えさせたくて道徳の授業で扱うことにしました。
冒頭で授業の様子を写真や動画で紹介します。そして、その中で気づいた、自分たちが受けている授業や学校と違う点を出し合います。子どもたちがケニアの子たちの貧しさに気づくのに多くの時間は必要ありませんでした。その中に、破れたままの服を着ている少年に着目して。そのために自分は何ができるかを考えさせます。
・服をあげる
・お金をあげる
・何もしない
さまざまな意見が出されました。しかし、子どもたちの意見も割れます。「服やお金をあげることが正しいことなのか」を問いかけます。友達とも意見を交換し合い、考え方を広めたり深めたりしました。
小学校は来年度から道徳が「特別な教科」になります。中学校は31年度からです。その時には教科書もでき、ある意味、どこのクラスでも同じような道徳の授業が行われるだろうと思います。しかし、クラスや学年の実態を一番よく知っている先生だからこそ、子どもたちに問うてみたいことがあるのも事実です。そんな思いのつまった道徳の授業でした。
「公約実現」と書くと、なにか政治の話のように聞こえますが、実は弥富中でのことです。
「あれ、今日のそうじの音楽、いつもと違うなぁ」
そんな声が聞こえました。そうじの時間のことです。実はこれ、「α(アルファ)波」ミュージックです。なぜ、それがそうじの時間に流れたかというと、3月までさかのぼります。卒業式で3年生を送り出した後に行われた「前記生徒会委員長選挙」で、今の放送委員長が立候補した時に掲げた“公約”で、
「僕は今年度の後期に放送委員長を経験し、α波ミュージックを途中までしか進めることができませんでした。しかし、しようとしたことを中途半端にしておくのはいけないと思い、もう一度立候補しました。僕が放送委員長になったら、…(略)…皆さんが清掃に集中しやすくなるようにα波ミュージックを流したいと思います。…」
と言っていました。二期にわたってやろうとした公約が、今日、実現したのです。
そうじに対してのα波の効果は分かりませんが、このような高い志をもって委員会活動に取り組んでくれる子の存在は、確実に心を穏やかに心地よくしてくれました。
「暑さ寒さも彼岸まで」
という言葉がありますが、昨日がその彼岸明けでした。今日はやや蒸し暑い日となりましたが、季節はすっかり秋となりました。
学校生活も、学校祭に燃えた先週まではまさに夏でしたが、それが終わって今は落ち着いた秋となりました。秋といえば、「芸術の秋」。弥富中学校も芸術色に染まり始めました。
校舎東側のレンガ敷きのスペース「プラザ」と呼んでいるところに3年生が数人ずつで座っています。
「鉛筆塔の三角屋根、むずい」
「『弥中』っていう文字、はっきり描く?」
そんな声が聞こえてきます。3年生にとって思い出のいっぱい詰まった校舎。どんなふうに描いてくれるのでしょうか。
教室では「初志貫徹」の文字に向き合う姿がありました。国語の書写の時間です。小学校のように「書き方」という固定した時間割はありませんので、国語の時間に行います。この時期は書写コンクールに向けて取り組みます。「初志貫徹」。落ち着いて、この文字に、そして自分の初志に向き合っていました。
9月後半の下校完了時刻は17時15分です。部活動を終え、みんなが門をくぐった後、グランドから、
「お願いします!」
の声が聞こえました。駅伝部です。11月4日(土)の海部地区駅伝大会に向けての練習が今日から始まりました。この中には、すでに部活動を引退した3年生も混じっています。駅伝はトラックを使う競技とは違い、走力だけでなく、コースの直線や曲がり角をうまく使うことやペース配分なども重要な要素となります。そういう意味で、経験のある3年生がいてくれることはとても心強いものです。しかも、昨年度のこの大会で男子は優勝をしています。これからの練習で一人一人の力をあげることはもちろん、チームとしての底上げをはかってほしいものです。
夕日に照らされ長く伸びた影と元気な声が、これから1か月間でどれだけ成長するかとても楽しみです。
朝夕はめっきり涼しくなりましたが、今日は日中はだいぶ暑くなりました。
「そういえば、あの日も暑い日だったなぁ」
子どもの頃、今日、9月26日が暑い日だと、必ずこんな会話を耳にしたものでした。今から58年年前の今日、伊勢湾台風がこの地を襲い、大きな被害をもたらしました。一夜明けた次の日の学校日誌には次のように記されています。
「昨夜の台風の被害は想像を絶するものあり、本校生徒にも六名(一年3名、二年3名 ※実際には実名が記されています)の犠牲者を出す。家屋を流し親族を失う者数多く、本校も平島・前ケ須地区災害収容所となり、収容人数1070名に達す。校長室は災害対策本部となる」
今日は犠牲になられた方の冥福を祈り、半旗を掲げました。
半旗を見上げると、そこには今年の生徒会テーマ「咲かせよう 夢への蕾 無限の挑戦」の文字がありました。きっと皆、大きな夢をもちそれに向かって挑戦し続けていた矢先だったと思います。
体育館で、
「タタタタタ、バーン!」
という軽快な音、そして子どもたちの元気な声が聞こえました。跳び箱の授業でした。あの日と同じ暑い日に、躍動する子どもたちから「命」を感じました。
本日の朝礼後、保健委員会による保健集会が行われました。1学期の学校保健委員会で,講師を招いて質の良い睡眠について学んだことを、全校生徒に伝えました。
はじめに、春にとったアンケートをもとに、弥富中学校の生徒の睡眠の実態と睡眠に関しての悩みを報告しました。
・ほとんどの生徒は6~8時間の睡眠をとっている(6時間では中学生には少ない)
・休みの日と学校のある日の睡眠時間にばらつきがある。
*寝付きが悪い *熟睡感がない *1日中眠気を感じる
寝る1時間前にすることでは、「スマホを見る」が1番多く、「テレビを見る」「勉強をする」「ゲームをする」が続きました。良い眠りを妨げるブルーライトがたくさん含まれているスマホやテレビによって、眠りの質を下げていることが分かりました。
そこで、「眠れるからだの作り方」として足裏のマッサージの仕方について、代表の先生に実際に体験してもらいながら紹介しました。生徒も靴と靴下を脱いで実際に自分の足をマッサージしました。
足の裏は、親指は頭、親指の付け根は首、指の下は肩、足の中心は自律神経のツボになっています。その部分が固くなっていないか、冷たくなっていないか観察しながら行うと良いそうです。
夜寝る前に、5分でも足裏マッサージを通してからだをほぐすことで、眠れるからだを作り、質の良い睡眠につながるということです。
今日の集会が、質の良い睡眠をとることにつながり、子どもたちが、毎日健康に過ごせるようになればと思います。
学校祭明けの月曜日。とてもさわやかな日です。
今日は、校長先生が不在のため教頭が朝礼で話をしました。学校祭の感想などの話のあとに投げかけた「明日が何の日か分かる人?」という質問に、ほとんど手は挙がりませんでした。明日は『伊勢湾台風の日』です。
今から58年前。この弥富の地にも大きな爪痕を残し、多くの尊いを奪った台風です。弥富という土地に住む生徒に、忘れて欲しくない出来事として、伊勢湾台風の話をしました。当時生徒の祖父母の方々が実際に伊勢湾台風を経験され、命を守る行動をとったおかけで、父母の命が、そして自分たちの命が今あることを自覚して欲しいと思いました。
祖父母の方と同居してみえるご家庭では、この機会に当時の出来事を子どもたちに話してあげて欲しいと思います。そして、水の被害を受けやすい土地だからこそ、いざという時の備えや命を守る行動について家族で話題にしていただけたらと思います。
一番“学校祭ロス”になっていると思って、教室をのぞいたのは3年生でした。あれだけ打ち込んだ学校祭です。
「はい、今日からは切り替えて」
と言われても、なかなかできるものではありません。あるクラスでは、「※声でません」という文字を机に貼っている子も(笑)それだけがんばったんですね。担任の先生たちも、朝のSTなどで昨日までを振り返りつつ、少しずつ少しずつ切り替えていこうと考えていたようです。
しかし、子どもたちは、思っていた以上にしっかりと足が地についていました。
なぜだろう?その答えを見つけました。優勝した赤ブロックの教室に、パフォーマンスで使った赤いメガホンがありました。見ると、びっしりと「寄せ書き」がしてあります。
『足くじいて恥ずいところみせたけど、はげましてくれてアリガトウ』
『いつもそばにいて、ダンスを2人で練習したトキ、めちゃ楽しくて、めちゃ覚えとるけんな』
『大好きだよ』
そして、お昼には、3日連続となるお弁当。中には手紙が入っている子もいました。
3年生は気づいています、いつまでも立ち止まっていてはいけないことを。進路選択の時期が、徐々に近づいていることも知っています。でもその一歩を踏み出すことはとても不安です。しかし、学校祭を通して、自分の周りには仲間がいて、家族がいることに気づきました。そして、そんな人がいれば、自分でも信じられないくらいの力が発揮できることも知りました。
きっとこの子たちは、大きな花を咲かせることでしょう!
もっとも大きく切り替えたのは2年生でした。6時間目に多目的室に入り、行ったのは「平和学習」のガイダンスです。11月に広島へ行き平和について考えます。2年生にとってとても大切な学習ですので、1学期にもすでに始まっていましたが、夏休みや学校祭で中断していたのを再開しました。
まず、2歳に時に広島で被爆し、12歳で白血病で亡くなった佐々木貞子さんのことを映像で知りました。貞子さんは広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルにもなっています。入院中に「折鶴を千羽折れば元気になる」と信じて病と闘ったということから、毎年、広島研修の折には折り鶴を献呈しています。
そこで、2年生は今日から平和学習を再開する傍ら、折り鶴づくりにもとりかかりました。
「折り鶴を折るのに自信のない子?」
と促すと、なんとほとんどの子の手が挙がりました。これには先生たちも驚きです。そこで、さっそく手元をカメラで写して折り方講習会です。
「えー、分からん」
という声を発しながらも、近くにいる子が優しく教えてくれるなど、ここでも学校祭で培われた、「みんなで協力して」が生かされていました。
2年生の大きな挑戦が始まりました。