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昨日は3年生が修学旅行の代休でいませんでしたから、今日は久しぶりの3つの学年がそろいました。やっぱり全員がそろうと学校中に活気があふれますね。
そんな中、どこからか元気のよい歓声が聞こえてきました。声が聞こえるのは柔道場ですので、そっちへ行ってみると、3年生男子の相撲の授業でした。全員がハーフパンツの上にまわしを締め、畳の上にも余ったまわしで大きな土俵が描かれていました。E組、F組が東西に分かれ、どうやらクラス対抗のようです。体育の授業ですから立会いは行わず、両者が互いに組み合ったところから、
「はっけよい、のこった!」
の声がかかります。しっかり組んでいますから、力勝負です。周りからも大きな歓声が上がります。
修学旅行の疲れをまったく感じさせないパワフルな取組と、修学旅行で見せてくれた温かいクラスの団結力がたくさん見られた「大相撲弥富場所」でした。
1、2年生の教室を歩いていると、教室の後ろに立ち、一字一句見逃すまい、聞き逃すまい、という姿勢で授業に臨んでいる人がいます。教育実習生です。お知らせするのが遅れましたが、今週月曜日から将来学校の先生になろうという志をもった大学生が実習にきてみえます。教育実習にはその期間中に「観察」「参加」「実習」という3つの段階を経て、最終週には、自分で50分間の授業を組み立て、プリント類も作り授業を行います。今はまだ「観察」の段階ですから、指導教官である先生の授業をしっかり観て、声の大きさ、間、黒板に書く文字、子どもたちへの声かけなど、たくさんのことを吸収しています。
教育実習は、もちろん実習生のためのものですが、こうした実習生の目は私たち教員が今一度授業を見直すよい機会になっています。ややもすると忘れかけている「先生になりたい!」という気持ちを強くもっていた頃の自分を思い出させ、襟を正す機会になることを願っています。
ホテルを出た子どもたちはクラスごとのバスに乗り、それぞれの目的地へ向かいました。
A・C組=湯島天神→築地
B組=浅草寺→スカイツリー
D・E組=東京タワー→上野公園
F組=上野散策
またそこで、新しい発見やクラスの友達との思い出がたくさんできました。
そして、最後の目的地、お台場へ。ここで昼食をとるクラスあり、お土産を買える最後の場所ということで、いろいろなお店を回る子たちありでした。ここにはちょっとしたアトラクションもあり、「お化け屋敷」のとこへ行くと、喉がつぶれるんではないかと思うほどの絶叫が!
「先生も一緒に入ろ!」
となかば強引に(?)連れていかれたのも、いい思い出です。
そんな子どもたちを乗せた新幹線は定刻に東京駅を出発しました。天気に恵まれ、暑過ぎたくらいの3日間で、ホテルではしっかり寝たものの疲れもあり、深い眠りに…。と言いたいところですが、寝ていたのは少数派で、多くはお菓子を広げ、「これから修学旅行が始まるのかしら」と思うくらいの元気いっぱいの車内です。
もう少ししたら、抱えきれないほどの思い出と成長を手に、ご家族のもとに帰ります。たくさんのお土産を開けながら話を聞いてあげてください。最後になりましたが、こうして無事に修学旅行を終えることができたのも、ひとえに保護者の方々のご協力のたまものです。ありがとうございました。
修学旅行もとうとう最終日を迎えました。子どもたちはここまで体調を大きく崩すことなく元気に過ごしています。
今日もクラス分散を基本に昼まではそれぞれのエリアで過ごします。午後にお台場に集まり、そこで班分散です。
「芸能人に会えるかなぁ」
とちょっとワクワクしています。
その3日目を乗り切るパワーの元となる朝食もしっかり食べることができました。昨日までの暑さのせいで、やや便が硬くなり便秘気味の人が多いのが気になるところです。そんな子どもたちが二日間過ごした部屋を最終点検で見回った先生からうれしい報告がありました。こういう行事で多くあるのは「忘れ物があった」とか「部屋がくちゃくちゃ」という悪い報告が多いのですが、今日のは違いました。
見せられたのは、部屋にあったホテルの便せんの画像です。そこには、
「とても充実した修学旅行がたのしめました。ゴミとかもいろいろやってくれて助かりました。最高でした。ありがとうございました」
と書いてありました。
修学旅行は子どもたちを大きく成長させてくれたようです。そういえば、朝食のごちそうさまを言う係の子が、
「今日まで集合時刻をしっかり守って行動することができました」
と、言っていました。たいしたもんです、この子たちは!
撮影が禁じられているため、この笑いをご紹介できないのが残念でなりません。修学旅行二日目の夜のプログラムは、「ルミネよしもと」でのお笑い鑑賞です。子どもたちもここへ行くって決まってから、出演者をチェックして楽しみにしていました。旅行者の方によると、なかなか豪華な顔ぶれで“当たり”だそうです。
村上ショージさん
トレンディエンジェルさん
パンクブーブーさん
キングコングさん
はんにゃさん
バッドボーイズさん
チーモンチョーチューさん
5GAPさん
などです。テレビでもおなじみの芸人さんたちが間近でそのネタを披露してくれました。
ルミネの客席数は458席で、そのうちの約半分を弥富中が占めていたことになります。テレビとは違い、客席との掛け合いも楽しめ、爆笑の連続でした。
ルミネをあとにして、バスの中でもホテルの部屋でも、
「おもしろかったなぁ」
「最高!」
と、余韻を楽しんでいました。そして、部屋の友達とそんな話をしながらしおりをまとめたりお風呂に入ったりと就寝準備を進めています。今夜の寝言は笑い声が多いかも…(^_^)
修学旅行二日目の東京は今日も快晴でした。昨日に比べ風がない分、暑さを感じます。でも、子どもたちは皆元気よくクラス分散に出かけています。
先週、情報処理部の子たちが伝えてくれたように、この二日目のクラス分散の「江戸職人体験」はとても楽しみにしているプログラムのひとつです。
A組=藍染
B・D組=風鈴
C・E組=江戸切子
F組=屏風
と、バリエーション豊かな体験に挑戦します。もちろん熟練の技を必要とするものですが、それがだんだんとすたれつつある今、それをこうやって体験させてくれます。もちろん作ったものは、子どもたちの大切なお土産になります。
今回はまったくの偶然ですが、その体験をテレビ局が取材するという機会に恵まれました。B組の風鈴づくりを日本テレビが、F組の屏風づくりをNHKが撮影しました。東京ローカル放送枠ということで残念ながら、家の方々にはご覧いただけませんが、子どもたちにとってはよい経験ができたと思います。
国会をあとにした子どもたちは、東京タワー、レインボーブリッジを経て、右にお台場、左に豊洲市場を見ながら一路ディズニーシーへ。駐車場や入場ゲートはあまり人影はなく、「ラッキー!すいてるじゃん!」とほくそ笑んだのもつかの間。中には、これが平日⁈と思ってしまうほどの混雑でした。人気のアトラクションはゆうに120分以上の待ち時間です。
でも、子どもたちはあらかじめ話し合って決めたところを目指して猛ダッシュしていきます。その後を追ったのは若手の先生たち。ベテランの先生たちは「お腹すいた」とどっかりと本部のイスをキープします。
本部の前を通る子どもたち、アトラクションの列に並んでいる子たち、どの子も満面の笑顔です。ディズニーリゾートの創始者ウォルトディズニーは、「私はディズニーランドが、幸福を感じてもらえる場所、大人も子供も、ともに生命の驚異や冒険を体験し、楽しい思い出を作ってもらえるような場所であってほしいと願っています」と言ってみえます。まさにその“夢の世界”を満喫しています。
あ、子どもたちが本部でチェックを兼ねた写真を撮りにきました。おや、カメラマンの主任も子どもたちと一緒に楽しんでいるようです(^。^)
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短く刈った頭の上に注目!
この子たちは幸せ者だと、つくづく思います。こんなにもすばらしい天気を修学旅行のために用意してくれました。
そんな青空の下を子どもたちを乗せた「のぞみ」が風を切って走ります。車内は、というと、
「ここからはおやつを食べてOKです」
の声と同時に、歓声と甘いお菓子の匂い。子どもたちのデイパックの半分がおやつじゃないかと思えるくらい出るわ、出るわ(笑)そんな中に、朝早くから作ってくださったであろうおにぎりも。こんなところも幸せを感じています。
そんな車内で二度目の歓声が上がったのは、
「富士山だ!」
「めっちゃきれい!」
まだ多くの雪を残した富士山が子どもたちを迎え、見送ってくれました。
最初の目的地は国会議事堂です。テレビでしか見たことのない国の政治の要です。今年は衆議院を見学させていただきました。外は法案などに反対する声がスピーカー越しにこだましていましたが、国会の中はひんやりとした静かな空間でした。ふかふかのじゅうたんを足早に歩いて、本会議場へ。
「うわぁ」
とため息がもれました。ガイドさんが、
「これから大人になって、再びディズニーへ来る人はいるでしょうが、再び国会へ行く人はそんなにいないと思います」
と説明してくださいました。貴重な見学ができました。