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朝、登校する子の中に大きなダンボールを抱えてくる子が数人いました。
「それ、おもちゃ作りで使うの?」
「はい!」
毎年、3年生がこの時期の家庭科の授業で幼児のおもちゃ作りを実習します。事前にどういうものを作るかを考え、簡単な設計図のようなものも描き、必要な材料を各自で用意しました。ダンボール、フェルト、ペットボトルなどを切ったり貼ったり、縫ったりと黙々と作業をしていました。作るおもちゃも材料もそれぞれ違いますが、皆、頭の中には、「喜んでくれるかな?」「遊びやすいかな?」「危なくないかな?」と小さな子の笑顔を思い浮かべながら作っているようでした。優しい表情からそれが伝わってきます。
昭和50年代の部活動の練習といえば「うさぎとび」が定番でした。そして、練習中に水を飲もうものなら、
「こらー!」
と叱られたものでした。私の同級生野球部だった子は、「肩を冷やすから」という理由で体育の水泳の授業はすべて見学でした。
それが当たり前だった時代の人から見ると、今の部活動はどう映っているでしょうか。
陸上部が黄色や紫色の大きなゴムボールに乗って“遊んでいる”ようでした。実際に楽しそうな声も聞こえます。でも、これはちゃんとした練習で体幹を鍛えることをねらいとした「バランスボール」です。スポーツ選手やトレーニングジムなどで多く取り入れられ、その効果も高いことから学校の部活動に取り入れるところも増えてきているようです。
少しずつ日中の気温が高くなり、教室だけでなく職員室も窓を開けることが多くなりました。
そんな4時間目、なにやらにぎやかな声が聞こえてきます、窓からのぞいてみるとI組・J組の子たちが丸い円盤状のものを投げて、その先にあるかごに入れています。正式な名前は分かりませんが、ディスクゴルフのような遊びです。特別支援学級の子たちにとって、指先や四肢を使うことや集中して物事に取り組むことはとても大切な活動で、こうしたゲームを通してそれを身につけようという活動です。
最初は円盤のようなディスクをうまく投げられなかった子も、手首の使い方などをアドバイスするとみるみるうちに上達し、
「入った!」
他の子や先生たちから拍手やハイタッチ。続けて何枚も入れる子もいました。
二日目の活動は、体育館でのクラスマッチ「校歌コンクール」「オリエンテーションカップ」と「エンカウンター」です。美浜まで来てなぜ?という声が聞こえてきそうですが、これこそがオリエンテーション合宿で一番めざしているものがつかめる時間です。4つの小学校から弥富中に進学した1年生。193名いるとはいえ、まだまだ集団としてはできたてです。個々のもっている力をひとつにしてより大きなパフォーマンスを発揮することが求められます。そのための集団づくり、仲間づくりが大きなねらいでした。
校歌コンクール | クラスメッセージ | |
A組 | ![]() |
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B組 | ![]() |
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C組 | ![]() |
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D組 | ![]() |
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E組 | ![]() |
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F組 | ![]() |
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合唱コンクールでは、前日の夜に練習した成果を出し、続いての綱引きでは歌声をパワーにかえ、大いに盛り上がりました。そして、この日、一番大きなパワーや成長を感じたのが、エンカウンター「バースデーリング」です。これは、先生も含めた全員が誕生日順に並び大きな輪をつくるものです。もちろん、お互いの誕生日など知るはずもありませんから、当然、そこで、
「何日生まれ?」
「私は○○日」
という簡単ですがコミュニケーションが生まれ、自分から話しかけるのが苦手な子には、他の子が声をかけることも必要になります。とってもよい雰囲気になったその心地よい時間をご覧ください。→ここをクリック
わずか二日間。されど大きな二日間を過ごした1年生。中学生としの大きな一歩を記しました。
【上のクラスメッセージの人文字、わかりましたか?】
A組=モリセン
B組=スマイル
C組=1C 佐々木
D組=下川先生
E組=1E団結
F組=ともだち
教室に大型モニターが置かれ、3年生の子たちがそれに見入っていました。「なんのビデオだろう」という軽い気持ちで教室の中に入りました。
流れていたのは戦争の映像でした。子どもたちは誰一人として動くこともせずそれを観ています。燃えさかる炎、その炎から争うように逃げる人たち。花嫁衣裳を抱きかかえ夫の名前を呼びながら炎に包まれていく女性…。姉と弟がしっかりと手をつないで逃げた先は川。飛び込んだ時にその手がはずれて互いに名前を呼び合うも…。
「今の気持ちをプリントに書いてください」
静かな声で指示をすると、すぐに書き出す子がいる一方で、放心状態でペンを持とうとしない子も。中には、めがねの奥に指を入れ涙をぬぐう子もいました。
これは「国際理解」をテーマにした道徳の授業です。授業していたのはそのクラスの担任ではなく、隣のクラスの先生でした。昨年度から取り入れている「ローテーション授業」です。かつての道徳は、ある決まった価値観や方向性に導くものが多く行われていましたが、今は違います。35人の子が集まれば、35通りの価値観があります。それを互いに自分の言葉で発することで、自分自身の考え方に広がりや深まり、多様性が生まれます。担任ではない先生がローテーションで入るのも、そのためのひとつの方法です。
子どもたちの心は、この時間の中で大きく揺さぶられました。そんな授業が日常の中で行われていることを誇らしく思いました。
連日、子どもたちの健康診断やさまざまな検診を行っていますが、今日は教職員の健康診断を行いました。子どもたちの下校指導を終えた先生たちが、続々と保健室へ入ってきます。身長や体重に一喜一憂し、血液検査の採血に顔をしかめる様子は、子どもたちと変わりません。
学校の先生の多忙化が、今、多く取り上げられています。弥富中学校の先生もいつも遅くまで仕事をしています。それはとても頭が下がることですが、少し体調が悪いなと思っても、病院に行く時間に学校を出られなかったり、無理をしたりする姿を何度も見ていますと、やはり心配になります。また、子どもたちによい指導を行うためには、私たちも健康で元気でなくてはなりません。しっかり体の検査をし、元気に子どもたちの前に立ちたいと思います。