昭和50年代の部活動の練習といえば「うさぎとび」が定番でした。そして、練習中に水を飲もうものなら、
「こらー!」
と叱られたものでした。私の同級生野球部だった子は、「肩を冷やすから」という理由で体育の水泳の授業はすべて見学でした。
それが当たり前だった時代の人から見ると、今の部活動はどう映っているでしょうか。
陸上部が黄色や紫色の大きなゴムボールに乗って“遊んでいる”ようでした。実際に楽しそうな声も聞こえます。でも、これはちゃんとした練習で体幹を鍛えることをねらいとした「バランスボール」です。スポーツ選手やトレーニングジムなどで多く取り入れられ、その効果も高いことから学校の部活動に取り入れるところも増えてきているようです。