からだとこころの通知表(12月19日)

いよいよ2学期も最終週になりました。終業式には通知表を手渡しますが、今日は、それよりもひと足早く「からだとこころの通知表」を手にしました。
 
これは保健委員会の取組で、自分自身の体や心に目を向け、自分自身を理解するきっかけにし、健康な生活を意識しようとするものです。朝礼の後、保健委員長からそのねらいを全校のみんなに説明し、教室でそれに取り組みました。2枚1組になっていて、ひとつが「チェックシート」です。「毎日朝ご飯を食べている」などの10項目のからだチェックと、「穏やかな気持ちでいることが多い」などの10項目のこころチェックです。それを一つ一つ答えていき、点数化していきます。そして、その点数を「からだとこころの通知表」に転記し、そこに記されているアドバイスを読みます。
慌しく過ぎた2学期。「慌」という漢字は、「りっしんべんに荒」と書きます。りっしんべんは「心」を表します。つまり、慌しいとは、心が荒れることを示します。慌しさの中で知らず知らずのうちに心が荒れてはいないでしょうか。ちょっと立ち止まって自分自身を見つめるよい機会となりました。

給食キャンペーン第2弾!(12月9日)

  この写真は、今月6日火曜日のものですが、給食中に1年生の教室を覗くと何となく変な感じでした。なぜだろう?とよ~く見ると、 担任の先生と生徒の組合せが、いつもとちがうのです。

  今1年生では、5日の学年だよりに書いてあるとおり、「給食キャンペーン第2弾」として、給食指導を担任の先生ではない先生が行うという、取り組みを実施しています。どの先生が来るかは、その日のくじ引きで決まります。担任の先生からの声かけで当番活動がスムーズに行われるのではなく、自分のすべきことを自覚して、協力して進んで行って欲しいという願いをもって実施しています。

 あるクラスの生徒に感想を聞くと、「意外に楽しい!」という返事が!(拍手)
 しかし、隣のクラスでは、「おかず、おかわり欲しい人~!」という先生の呼びかけに、反応が小さく、シーン・・・・。担当の先生からは「ちょっとアウェイな感じです」という声・・・・。でも、もう一度声をかけると、一部の生徒が「は~い」とおかずをもらいに来てくれていました!ほっとした先生の笑顔が印象的でした!。

 どの先生も弥富中学校の先生です。誰の前でも、裏表なく自分のやるべき事が実践できる弥富中生になって欲しいなあと思いました。
ローテ給食1 ローテ給食2

個別懇談1日目(12月7日)

今日から授業を早めに切り上げ、個別懇談を行っています。
2学期の学習面はもちろん、教育相談や日ごろの様子からうかがえるお子さんの成長やがんばりなどをお伝えする大切な機会です。また、3年生はそれらに加え、進路選択の大切な場となります。そのため、学年主任や進路指導主事が同席して“四者懇談”となる場面もありました。
廊下で待っている間の子どもたちも少し緊張した様子ですが、教室から出てきたときは、心なしかほっとした表情が見られたように感じました。

こんな先生に(11月30日)

昨日、道徳の授業法研修を行ったばかりですが、今日は弥富中を会場に今年先生になった新任の先生方の研修会が行われました。授業者は本校の11年目の先生です。私たちは毎日授業をしていますが、「よし、完璧!」というものはほとんどといってよいほどありません。毎回、「あの子のつぶやきを取り上げて話し合いを進めればよかった」「この資料を使えばもっと深まったなぁ」と反省することばかりです。それを少しでも改善するために、お互いで授業を見合ったり、昨日のように外部から講師の先生をお招きして研修したりします。
ですから、「模範授業」と言われると、もうそれだけでプレッシャーです。しかし、目を輝かせて来てくださった先生方のその姿勢に応えるためです。精一杯授業を展開してくれました。子どもたちも事前にそんな先生方が見にみえるということを聞いていたので多くの意見を出しました。ふと、教室の後ろの黒板に目をやると、
  2時間目「道徳」ドキドキ いっぱい発表する
と書いてありました。いい先生になっていただくお手伝いはできたでしょうか。

kaizen(11月28日)

期末テストも今日が最終日。テスト前から今日までの部活動中止期間を利用して、朝の登校状況を見ていました。普段は3年生は朝練習がないので時間帯が違い、その分自転車の数も少ないので、3学年が同じ時間帯に登校するこの時期を重点的に観察しました。
左の光景はもうかなり定着してきたように思います。信号待ちなどで道いっぱいに広がることがあっても、徐々にこのように一列になり、特に、視界の先に対向する自転車や歩行者を見つけると、しっかりと車道側に寄ることができるようになってきました。以前に朝礼で話した時に比べると大きな成長です。
 
しかし、心のどこかで「先生が見ているからではないか」という気持ちがあり、ここ数日は、立つ位置を神社よりも北にして、そこを通り過ぎた後の様子も見守ることにしました。
すると、どうでしょう!目の前を、
「おはようございます!」
と気持ちのよいあいさつで通り過ぎた後も、その列は乱れることなく歩道の車道よりを走り、対向する人のために通路をあけているではありませんか!「この子たちはすごい!」と思うと同時に、疑った自分を恥じました。

自分たちの自転車の乗り方を知り、それが地域の方々にどれほど迷惑をかけているのかを知って約1か月。一人一人がどうしたらよいかを真剣に考え、「kaizen」してくれた結果です。
「kaizen」とは、ものづくりの業界で生まれた言葉ですが、誤りや欠陥を正し、よいよい状態にすることを言います。トヨタ自動車の生産方式がその代表で、今や世界にそれが広まっています。弥富中の子たちの自転車の乗り方も、世界に通用する乗り方だと胸を張って言えます。