琴の音色(12月5日)

 

12月に入ったとたん寒さが増してきましたが、今日の弥富中はひと足先にお正月や春の雰囲気でした。その理由は「琴の音色」です。2階の多目的室に35面の琴がずらっと並べられていました。愛西市で琴の教室をしてみえる長谷川先生による琴の授業です。
音楽の授業に「和楽器」を学ぶところがありますが、どこの学校もそれをどう行うかでかなり苦労しています。新たに太鼓や琴を買った学校もあると聞きます。中にはその予算がなく、DVDで映像や演奏を鑑賞してその授業とするところもあるようです。しかし、それでは日本古来から伝わる和楽器のよさやその音色の心地よさは分かりません。楽器の数が少なければそれに触れる時間もごくわずかとなってしまいます。
そこで、弥富中学校は昨年から長谷川先生にお越しいただくことにしました。長谷川先生は教室で使ってみえる琴(ミニ琴)を子どもの数だけお持ちくださるので、子どもたちは2時間の授業の間、ずっと琴に触れることができます。
爪を付け、弦を弾くところから教えていただき、授業の最後には「さくら」の合奏ができるまでになりました。多目的室にいる子たちはもちろん、そこから聞こえる音色でとても穏やかな気持ちになれた一日でした。(写真をクリックすると子どもたちの演奏をお聴きいただけます。どちらの画像も同じ動画です)