2学期もあと二日(12月20日)

気がつけば、あと二日で2学期が終わります。もっとゆったりとした学校生活を送らせてあげたいところですが、学習に部活動、係活動など、中学生は忙しく日々を過ごしています。そんな中でも放課や給食を食べながら友だちとおしゃべりをしている姿を見ると、ちょっとほっとします。
 
明日は2学期の終業式などがあるので、教室で落ち着いて過ごせるのは今日が最後といってもよいかもしれません。朝からそれぞれの学年が学年集会を行いました。2学期を振り返って、先生たちから感じた子どもたちの成長したところ、がんばったところを伝えていました。後ろからその様子を見ていると、確かに以前に比べると背筋もピンと伸び、しっかりとした姿勢で話を聞くことができるようになったと思います。
その姿は、昼のそうじの時間にも垣間見ることができました。今日はそうじの時間を長くとり、いつもできないところもしっかりやろうと声をかけました。具体的には机やいすの脚についたごみをそいだり、扇風機のカバーを外して洗ったりと、まさに年末の大そうじでした。きっとこれならご家庭でもしっかりと“戦力”になると思いますので、家族の一員として役割を与えていただけるとよいかと思います。

全校一斉道徳を行いました(12月19日)

1学期に引き続き、ゲストティーチャーをお招きして全校一斉道徳を行いました。今日のテーマは「輝く命」。

 
午前中は、全クラスで自作教材『悲願の金メダル』を使って授業を行いました。テーマは「克己と強い意志」。主人公の名前は、馬渕智子(さとこ)さん。2008年北京オリンピックのソフトボール日本代表選手で、このオリンピックで金メダルを獲得した選手です。しかし、馬渕さんは2004年のアテネオリンピックでは社会人の国内リーグで活躍しながらも、日本代表に選ばれることはありませんでした。ソフトボールをやめようかとも考えた馬渕さんがもう一度日本代表を目標に努力する原動力は何だったのかを話し合いました。
 
午後は、その馬渕さん本人が実際に弥富中学校にお越しになり、「輝く命」をテーマに講演をしていただきました。これは2020年に開催される東京オリンピックに向けて、さまざまな形で子どもたちにオリンピックを身近に感じてもらおうという「オリンピック教育推進事業」の一環で実現したものです。
少しおとなしくもジャニーズが好きな普通の女子中学生が金メダルを獲得するまでは、決して順風満帆な人生ではありませんでした。そこまでには山あり谷ありの人生があったことを子どもたちに語ってくださいました。
午前中に読んだ資料の主人公本人が目の前で、資料では分からない当時の努力や思い、今振り返ってみて大切だと感じることを「本気」で話す内容にはどれも説得力があり、子どもたちは、そのひとつひとつの言葉に耳を傾け、心を揺さぶられました。また、今日は金メダルも持ってきていただき、一人一人が触れる機会もつくっていただきました。
馬渕さんの生き方は子どもたちに勇気を与え、初めて手に触れた金メダルの輝きは、これから自分の命を輝かせていく道しるべになりました。

個別懇談(12月11日)

多くの子が校門を出ているのと入れ替わるように、保護者の方々においでいただいた個別懇談も、今日が3日目、最終日です。2学期を振り返って、学校でのお子さんの様子をお伝えしましたが、いかがでしたか。家と変わらない様子で過ごしていてほっとされた方もみえれば、家よりもうんとがんばっていて驚かれた方もみえるのではないでしょうか。中学生ともなると、家での顔と学校での顔をうまく使い分けたり、同級生と一緒にいることで家にいる時よりもたくましく立ち振る舞ったりすることは、よくあります。
また、学習面についても、テストの結果や教科担任から聞き取った内容をお伝えしました。これは、家での努力がそのまま結果として表れていたのではないでしょうか。授業と同じように家庭学習も大切だということに気づいたことと思います。これから迎える冬休み、そして3学期をどう過ごすかも、少し見えてきていればよいのですが。
懇談を終える頃には、あたりは真っ暗になっていました。限られた時間しかお取りすることができませんでしたので、もっと懇談を希望される方は遠慮なく担任までお申し出ください。

個別懇談(12月7日)

2学期も残すところ、あと2週間となりました。そこで、2学期のお子さんの様子や冬休みの過ごし方などを、直接お伝えする「個別懇談」が今日から始まりました。短い時間ですが、お子さんにとって、そしてご家族や担任にとって有意義な時間となることを期待しています。その時間内で話せなかったことや、もっと詳しく聞きたい等のことがありましたら、担任にご相談いただければ、別の機会を設けたいと思います。
 
お仕事等で忙しい中お越しいただく懇談ですが、できればその前後に少し時間をとっていただけるとよいかと思います。それは、懇談にあわせ、それぞれの学年が廊下にいくつかの掲示や展示をさせていただいたからです。教室の出入口に張ってある「2学期の目標」はすでに授業参観などでご覧いただいていると思います。どうでしょうか、目標は実現できていそうですか。
そして、それに加え、
1年生=美術作品「美術のはじまり、壁画を描こう」
2年生=美術作品「広島研修、平和のTシャツをデザインしよう」
3年生=進路資料
がありますので、よかったら足を止めてご覧いただけると幸いです。
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琴のしらべ(12月5日)

今年も校内に琴の音色が響きました。
 
中学校の音楽の授業の中には、日本古来の楽器を学習する単元があります。どこの中学校のその授業の組み立てに苦労しています。それは音楽の先生といえども、そういう楽器を演奏した経験があまりないことと、学校に和楽器がほとんどないからです。ですから、多くの学校ではDVDなどの映像教材を利用してその音色はもちろん、歴史なども学んでいます。
そんな苦労しているという声を聞いたことがきっかけで、弥富中学校では3年前から愛西市で音楽教室をひらいてみえる長谷川先生に2日間お越しいただき、琴の授業をしていただいています。それも、その教室で使ってみえる「ミニ琴」をひとクラス分持ってきていただき、一人一人が実際に演奏できる環境をつくっていただいています。
 

爪を指にはめるところから始まり、琴独特の楽譜の読み方など、基本的なことを覚えたらさっそく弦を弾きます。この音色。これが日々の弥富中にはない落ち着いたゆったりとした空間を創り出してくれます。聞けば、大切なことは姿勢だそうですが、弾いているうちにだんだんと前のめりになっていきます。それだけ子どもたちも集中しているのだと思います。「さくら」を何度も練習しました。
画像をクリックすると、その演奏を動画でご覧いただけます。