新米給食会(9月7日)

スーパーの店頭に「新米」の文字がおどる季節になりました。今年も、あいち海部農業協同組合から市内の小中学校に地元でとれた新米を289kgも提供いただき、今日はその新米を使った給食がどこの学校でも行われました。
今日は、弥富中学校に市長さん、あいち海部農協の組合長さん、教育長さんが弥富中学校にお越しくださり、子どもたちと一緒にその新米を食べていただきました。
市長さんのあいさつの中で、
「エアコンはどうですか?」
という問いかけがあり、子どもたちが口々に、
「とっても涼しいです」
と答える中、
「寝ちゃいます」
という子の言葉で一気に雰囲気がなごみ、会食が始まりました。弥富が一番早く新米を収穫するのは伊勢湾台風があったからだということや、病気や風に強い品種を工夫して作っていることなど、知らなかったことを教えていただいたり、子どもたちからは勉強や部活動などの中学での生活の話をしたりと、、終始なごやかな雰囲気で、あっという間に時間は過ぎました。
 
普段、当たり前のようにいただいているごはん。しかし、それが口に入るまでには多くの人が関わり、たくさんの努力があったということを知ることができた貴重な時間でした。
 
土曜日の中日新聞にこのことが紹介されました

学校祭体育の部全校練習(9月6日)

台風の関係で今日にずれ込んだ3年生の実力テストの一部を終え、3・4時間目はいよいよ学校祭に向けての練習が始まりました。本当なら、それぞれのクラスの体育の授業で基本動作などを練習してから臨む予定でしたが、4日が休校になったことでその時間を確保することが難しくなりました。今夜から来週火曜日ごろまでの降水確率が50~80%ということを考えると、グランドが使えるときに練習をしておかないと、ということで予定通りの練習となりました。
今日は開会式の整列隊形とその出入の練習が中心でした。担当の先生が指示をしほどなくすると、
「赤ブロック、OKです!」
「青ブロック、OKです!」
「緑ブロック、OKです!」
と控え席からブロック長の大きな声が届きました。全体の指示は教員がしますが、200人ものブロックをまとめるのはリーダーの役目であり、一人一人の自覚にかかっています。
「体育の授業ができずにぶっつけ本番のようになってしまったけど、よくやっていると思います」
と、体育主任が感じるほど、よい滑り出しを見せてくれました。
 
どうか、明日からも雨が降りませんように…。

涼しいスタート(9月3日)

時計の針が7時半を回った頃、
「エアコンつけますか?」
の声がありました。今日は涼しい朝でしたので、つけなくてもよいぐらいでしたが、やはり子どもたちも楽しみにしているし、私たちも実際に40人近い子どもたちが教室にいる状態での効き具合なども確かめたかったので、職員室にある集中管理パネルから教室のエアコンのスイッチを入れました。
ほどなくして登校してきた子どもたちは、いつもは開け放たれている教室の戸や窓が閉まっているのを見て「あれ?」という表情をしましたが、その戸を開けた瞬間、
「わぁ、涼しい!」
と歓声をあげました。

2学期始業式で大きな事故やできごともなく、一人一人が自分の命を大切にし、無事にこの日を迎えられたことを感謝しました。子どもたちも、落ち着いた姿勢で式に臨みました。
 
教室に戻ると、いつもは廊下に出て談笑する子が多い中、ほとんどの子が教室の中にいます。出入り口の戸も閉められています。それだけ涼しいのでしょう。子どもたちの様子、整えられた環境、弥富中学校の2学期は上々の滑り出しです。

個別懇談会(7月10日)

梅雨が明け、真っ青な空と真っ白な入道雲のコントラストの下を、汗をふきながら、
「こんにちは、お世話になります」
と保護者の方とあいさつを交わす午後、今日から3日間の予定で個別懇談会です。1学期のここまでの子どもたちの様子をお伝えし、ご家庭でも同じようにほめていただくとともに、もうすぐやってくる長い夏休みをどう過ごすかも、ともに考えるよい機会と考えています。
子どもたちは、各フロアに用意された待機教室からやってきたり、時間帯によっては部活動を抜けて合流します。今日は熱中症も心配されるほど暑い日になりましぐったりとした表情でしたが、おうちの人と合流した時にそれが優しい表情に変わったのが印象的でした。
懇談そのものは短い時間でしたが、直接、顔を合わせてお話できたことはとても大切なことと思っています。

全校一斉道徳(7月9日)

今日は、どこの学年も同じ教材で道徳を行う「全校一斉道徳」に取り組みました。国語や数学など他の教科は、学年のつながり・系統性もあり、1年生で学習したことに2年生で積み上げ、そこにさらに3年生を積み上げるという流れで行いますが、道徳は必ずしもそうではなく、同じ教材を違う学年で行うことも可能です。学年が違えば考えも違います。生活経験の違います。ですから、同じ教材を提示しても、そこから感じること考えることは、広がりも深まりも違うものとなることがよくあります。それが道徳のおもしろさでもあります。
今日、どこのクラスでも行ったのは「電池の切れるまで」というものでした。それは、悪性腫瘍で短い生涯を閉じた「ゆきなちゃん」の話でした。それを読んだ後「命」という詩を読み、一人一人が命について考えました。
そして、午後。中学1年生の娘をある日突然、交通事故で失った経験をおもちの佐藤逸代さんをお招きして、「命を大切にする教室」を体育館で行いました。子どもたちは流れる汗をぬぐうことも忘れ、じっとその話を聞き入っていました。大切な娘を失った悲しみ、そして、その現実を受け入れることができずにいた時間。経験された方のひとつひとつの言葉はとても重く子どもたちの心に響きました。
「なくなった命からは、何も生まれない。生きている命は次の命を生み、つながっていく」
 
「命」。とても重い、でも、とても大切なテーマを真正面から子どもたちに問いかけてみました。今日すぐに答えが出るとは思っていません。講師の佐藤さんも、「今、こうして話ができるようになるまで何年もかかりました」とおっしゃってみえたほどですから。でも、子どもたちの心のすみっこに「命」という一文字が刻まれたことは間違いないと思います。