新しい学年、学級になり1か月以上がたちました。一人一人はもちろん、集団としても落ち着いてきたように思います。
そんな学級集団は日々の学習や生活のベースとなり、オリエンテーション合宿(1年生)、職場体験(2年生)、修学旅行(3年生)などの行事の際にもよりどころとなるところです。
そんなクラスにはそれぞれ目標があり、教室の背面掲示板にはそれをデザイン化した旗(?)も掲げられています。それに込められた思いを紹介します。
今度、学校公開日等でお越しになられた際には、ぜひじっくりとご覧いただき、担任や子どもたちの思いを感じていただけたらと思います。
1年生学級目標
2年生学級目標
3年生学級目標
それぞれをクリックすると各学年の目標のページへジャンプします。そこの画像をクリックすると、大きくご覧いただけます。
こんなクラスに(5月14日)
オリエンテーション合宿③(5月9日)
オリエンテーション合宿二日目。昨日の活動がずっと体育館だったこともあり、子どもたちの目覚めは予想より早く5時ごろにはヒソヒソ声が。そんな子たちが起きてすぐに見たのが、やはり外の天気でした。快晴とはいきませんが、雲が切れ、明るい海を窓越しに確かめることができました。
朝のつどい、朝食の様子を見ていると昨日よりも動きがよさそうです。
午前中の活動は、校歌コンクールと学級目標の発表です。校歌コンクールは毎年恒例のもので、弥富中学生になった「証(あかし)」として、ここ美浜に来るバスの中でも練習した校歌を大きな声で披露してくれました。そして、学級目標の発表では、寸劇ありパフォーマンスあり、人文字ありと、クラスのカラーを出して発表してくれました。クラスとしてのまとまりがここでも垣間見られました。
二日間過ごす中で、たくさん注意を受けましたが、それ以上に自覚をもった行動もできるようになった子たち。そのおかげで、目の前に広がる海岸に出かける時間を1時間生み出すことができました。小高い丘の上に立つ自然の家から海が見えたとたんに歓声が上がり、横断歩道を渡って砂浜に足を踏み入れた時にはさらに大きな歓声が上がりました。打ち寄せる波と遊ぶ子、流れ着いた棒で砂に絵を描く子、海藻を首に巻き走る子など…。ここでの1時間は無邪気な子どもたちの姿にこちらが癒された時間でした。
こんな二日間を過ごした子どもたちは、それまでよりも少し成長したように思います。そして、その少しの成長の先には、「∞[無限大)」の可能性を感じさせてくれた二日間でした。これからがとても楽しみな子たちです。
※写真をクリックすると、二日目の活動のダイジェストがご覧いただけます。
(BGM付ですので音量にお気をつけください)
オリエンテーション合宿②(5月8日)
外をうらめしそうにながめていた子どもたちですが、いざ体育館の活動が始まってしまえば、もうパワー全開です。
雨の日バージョンとして用意していたのは、「しっぽとり」と「馬足走」です。それに、明日行う予定だった「集団行動」を加えて、クラスマッチとなりました。もちろんがぜん盛り上がりました。組み合わせが決まると、すぐに互いが肩を組み、
「絶対勝つぞー!」
と気合を入れます。そして、男子が女子を応援し、女子が男子に拍手を送るというほほえましい光景も見られました。
集団行動は毎日の体育の時間に練習していることの発表です。練習時間を少しとり、くじ引きで順番を決めて行います。この集団行動と明日の「校歌コンクール」とで、「弥富オリエンテーションカップ」と名付けています。先ほどまでのレクリエーションとはまた違い、キリッとした号令と表情が子どもたちの成長を感じさせてくれました。
外が雨だったことを忘れされてくれたのは、子どもたちでした。今年の学年のテーマは、「201+8=∞(無限大)」。悪条件も、子どもたちと学年の先生たちが力を合わせることで、無限の可能性がつくり出された時間でした。
その後の夕飯のおいしかったことは言うまでもありません。昼間よりも時間に余裕があったこともあり、しっかりいただきました。
※写真をクリックすると、今日の活動のダイジェストがご覧いただけます。
(BGM付ですので音量にお気をつけください)
オリエンテーション合宿①(5月8日)
4月から、さぞ慌ただしい毎日を送っていたことでしょう。きっと家でも、「疲れたぁ」という言葉をよく口にしていたのではないでしょうか。
そんな1年生の子が楽しみにしていたのが、今日からのオリエンテーション合宿です。ずっと前から天気予報を見ていました。しおりができたらすぐにマーカーで線を引きました。そして、今朝、真っ先に空を見上げました。
曇り空でしたが、幸い雨は落ちていません。一路、美浜少年自然の家へ!こちらも大丈夫そうです。同宿校との関係で、まず先にお昼を食べました。バイキング方式ですが、意外にみんな少食です。
「食べないの?」
「あとでおかわりをするんです」
と、ちゃんと考えていました。
その後の入所式では、気持ちを切り替えてしっかりと、
「よろしくお願いします」
と所員の方々にあいさつできました。
そんな入所式をしている頃、体育館の天井から音が…。慌てて、外へ出てみました。雨です。急いでスマホを出し雨雲レーダーを見ます。雨雲を示す青いエリアが知多半島をすっぽりとおおっていました。
急きょ、学年主任が担任を呼び、
「雨が降ってきたし、この先さらに強くなると思うので、残念だけど、雨の日バージョンにします」
と伝えました。子どもたちが昼食を食べている時に、一人ウォークラリーのコースを歩いて、「できる」と確信した主任の苦渋の決断でした。
その指示を聞いた子どもたちは、降る雨をうらめしそうに見つめながら、部屋へ移動しました。午後からは予定を変更し、体育館で雨の日用のメニューで体を動かします。明日、天気が回復したら、砂浜には出たいと考えています。
期待できそうです(5月2日)
「では、ここからはウォークラリーについて、説明します。ウォークラリーって1日目、2日目、どっちだった?」
「1日目」
「お、すごいね」
「じゃ、何時からだった?」
「1時」
「おっ!」
「どこに集まるんだった?」
「臨海広場」
さすがに集合場所の「臨海広場」まで答えられた子は少なかったですが、多くの子から答えが返ってきたことには驚きました。
今日の5・6時間目に1年生は多目的室で、来週に行く「オリエンテーション合宿」のガイダンスを受けていました。先ほどのやり取りはその中でのひとこまです。中学生になって、無我夢中で過ごしてきたこの1か月でした。さぞ、1年生の子にとっては大変だったと思います。しかし、そんな中でクラスとしてのまとまりが少しずつできてきました。また学年集団もつくられつつあります。このオリエンテーション合宿は、そのまとまりをより強くし、学校では気づかなかった友だちのよさなどが発見できたら、さらにその集団が魅力的なものになる、そんな絶好の機会と考えています。
そうなるためには、子どもたち自身が二日間を、いや、こういう事前学習の時から自覚をもって過ごさなくてはなりません。手にしてから何日もたっているしおり。どれほど読み込んでいるか、意識をもっているか、先ほどの質問の答えがそれを物語っています。
期待できそうです、1年生。
気がかりなのは天気です…。