長距離走大会(10月26日)

午前中の「優しい日差し」は、午後になると「暑さ」を感じるようになりました。例年の持久走大会だと、各ポイントに立つ先生たちもしっかり着こんでいくところですが、今日はその必要がないほどのコンディションとなりました。
グランドの南側にまだ水が残っていたので、距離が変わらないように校舎側に寄せたトラックを1周し学校の外へ出ます。行く先々に、保護者や家族の方々がみえ、
「がんばって!」
と温かい声援を送ってくださいました。その目の前を少し照れくさそうに通り過ぎた子どもたちの額には大粒の汗が光っていました。大藤小学校を過ぎると、今度は長い北向きの道になります。いつもはここからは北風との戦いですが、今日は風もまったくありませんでした。そんな中を、どんどんペースを上げる子、わき腹を押さえ顔をゆがめる子、抜かれそうになると猛然とスピードを上げる子など、それぞれ自分の力に応じた走りを貫き、参加者全員が女子は3.6km、男子は6.4kmを完走しました。
そんな子どもたちをお日さま以上に優しく、温かく迎えてくれたのがPTAの役員の方々です。学年ごとに長机を用意し、子どもたちが握り締めた順位カードを引き換えにジュースとクレープを渡してくれます、
「おつかれまさ」「がんばったね」
という言葉も添えて。
 
今、これほどの長い距離を走る学校行事は他ではあまり見なくなりました。しかし、ふざけ半分で走る子もなく、行き交う車も子どもたちの走りすぎるのを待ってくださる、そんな心温まる行事だからこそ、これまでずっと続いてきたのだと思います。ありがとうございました。

通知表を手に(10月6日)

今日、前期の通知表を子どもたちに渡しました。
6時間目に、クラス全体に話し合いやプリント学習の指示を出した後、一人一人を廊下に呼び、通知表を渡しました。
 
通知表は夏休み前にも渡しましたが、それは国語・社会・数学・理科・英語という比較的授業時間の多い教科でした。技能教科と呼ばれる、音楽・保健体育・美術・技術家庭は、授業時間があまり多くないので、1学期末ではなく、ある程度学習を進めたこの時期に評価・評定を出しています。ですから、今日渡した通知表にはすべての教科はもちろん特別活動、総合的な学習、所見などが記されています。さて、その内容はどうだったでしょうか。
神妙な表情で担任の先生の前に行き、差し出された通知表に目を落とします。一気に表情が明るくなった子、逆に、「はぁ」とため息をもらした子。その様子は人それぞれでした。
しかし、あくまでもこれは「前期」までの学習や学校生活を評価したものです。まだ半分残っているわけですから、よいところはさらに伸ばし、思うような結果が出なかったところはその原因を直していくことが大切です。そのための通知表です。ご家庭でもそんな視点でご覧いただけると幸いです。

感動を再び(10月3日)

もう子どもたちはすっかり気持ちを切り替えて学習に取り組んでいるのに、いつまでも学校祭の話題で申し訳ありません。

先週、広報委員会が2度にわたり臨時に集まりをもちました。それは壁新聞を作るためです。もちろんテーマは「学校祭」。いつもが学年ごとにアンケートをとってタイムリーな学年の声を紹介してくれていますが、今回はブロックごとに作ってくれました。それが、今、下駄箱前の掲示板に3色並んで紹介されています。子どもたちもそこで足を止め、見入っています。
各学年の教室や廊下にも、多くの写真といっしょに感想文や一言コメントも貼ってあります。
子どもたちの成長の大きなひとこまです。
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蕾、ふくらむ-1年生ー(9月22日)

人はこんなにも切り替えられるものでしょうか。
 
学校祭から一夜明けた今日、弥富中学校は、昨日までの慌しくも目標に向かって突き進んでいたのとはうって変わって、落ち着いた一日でした。それぞれの学年の様子をご紹介します。
 
1年生にとって学校祭は、どう映ったでしょうか。小学校の運動会と学習発表会を足したもの、いえ、とてもそんなものではなく「かけ算」したぐらいのものだったのではないでしょうか。ですから、上級生についていくのに精一杯でさぞ大変だったと思います。しかし、そんな先輩たちの姿を目の当たりにできたことは大きな財産になったと思います。教室には、そんな足跡である賞状が飾られていました。
 
そんな教室では英語の授業が行われていました。これも中学になって始めた教科です。英語を使ったコミュニケーションの力をつけるために、二人一組で会話をする授業でした。席を立ち相手を見つけ会話をスタートします。4月のようなたどたどしさはありません。この子たちは、さまざまなことをどんどん吸収し成長する力をもっているんだと感じました。学校祭を経験し、少し蕾がふくらんだ1年生でした。 

学校祭ー作品展の部ー(9月20・21日)

華やかな文化の部・体育の部に隠れてしまっていますが、二日間校内をギャラリーに見立てて多くの作品を展示し、それを鑑賞しました。美術の時間に制作した個性あふれるものや、美術部や情報処理部などのレベルの高い作品、3年生が修学旅行の江戸職人体験でつくったものや夏休みの理科作品などもあります。
子どもたちは友だちの作品を見たり、上級生の作品を見たりして、
「じょうずぅ」
と声をあげ、私たちが思う以上にじっくり見てくれました。しかし、学校祭の日程に合わせて開催していることと、展示場所が授業や部活動で使用する部屋ということもあり、多くの日数や時間をさくことができません。 
 
でも、文化の部、体育の部で見せてくれたように、子どもたちは無限の才能をもっています。今日も、地域の方が、
「先生、今の中学生ってすごいなぁ」
と感心してお話をしてくださいました。二日間の学校祭は、それを再認識させてくれました。