後期委員会委員長選挙(10月14日)

2週間前の後期生徒会役員選挙に続き、今日は委員会委員長選挙が行われました。部活動と同じように、3年生は退き、被選挙権は1・2年生です。壇上に上がった候補者は、それぞれ自分の委員会活動に対する思いを語り、清き一票を呼びかけました。その誰もが原稿をまったく見ることなく、堂々と演説していたことに驚き、そして頼もしく思いました。
 
そして、その演説を一番しっかりとした姿勢で聴いていたのが3年生でした。もちろん、1年生は「すごいなぁ」というまなざしで聴いていましたし、2年生は同じ学年として「がんばれ!」という思いで見つめていました。しかし、それ以上に、背筋をピンと伸ばしてまっすぐに候補者を見据え、そのひと言ひと言を聴いていた3年生の姿に、「たのんだぞ、この弥富中を」という強い思いを感じました。学校祭もそうでしたが、こうやって先輩から後輩へその思いが受け継がれていくんだと感じた時間でした。

発想に脱帽(10月14日)

   
   

芸術の秋。ということで、美術部の活動の様子を見ようと3階へ行きました。廊下で写生をしている子がいましたが、多くは美術室の中でそれぞれの課題に取り組んでいました。向いている方向も違えばその手法も違うので、一見ばらばらのように見えますが、どの子も集中して取り組んでいて、その質の高さ、意識の高さに感心しました。
 
そんな美術部の子たちを見届け、廊下へ出ると、そこには各学年が授業で取り組んだ作品が掲示してありました。その中で思わず立ち止まって見入ってしまったのが、これです。「楽しく伝える文字のデザイン」という題材で、漢字のもつ意味をデザイン化して表現するというものです。どれを見ても、「ほぉ」と感心するものばかりです。これが半年前まで小学校でランドセルを背負っていた子の作品とは、とても思えません。子どもたちの発想の豊かさにただただ脱帽でした。
 
来週21日(金)には学校公開日が予定されています。よかったら3階まで足を運んでみてください。芸術の秋が満喫できるはずです。

芸術鑑賞会(10月11日)

生の芸術にふれる。それは多感なこの時期にとても重要なことです。市からも補助金をいただき、毎年「芸術鑑賞会」を開催しており、今日がその日でした。今年、来ていただいたのは「陽影月-HIKAGETSU-」というユニットです。三味線奏者の兄弟の和の音色と、ピアノの洋の音色との融合です。
三味線の中でも津軽三味線は力強く弾くことで知られていますが、今日の演奏はその予想をはるかに越えたものでした。ピアノもクラシック出身の方とは思えないほどの力強さで、子どもたちはぐいぐいとその演奏に引き込まれていきました。後で聞いた話ですが、最後の演奏で三味線の弦が切れたそうです。それほど熱い演奏でした。オリジナル曲の合間に織り込まれるカバー曲では、子どもたちがよく耳にする「地上の星」「千本桜」「海の声」「情熱大陸」などもあり、手拍子が三味線・ピアノの音色とともに体育館に響き、あっという間の90分間でした。
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前期通知表を渡しました(10月7日)

6時間目。おなかもふくれた午後の授業。いつもなら、睡魔に襲われそうになる子や気持ちがもう部活動にいっている子などがだんだん多くなる時間帯です。
 
しかし、今日は3学年ともピリッとした緊張感が漂っていました。それもそのはず、今日は前期の通知表を渡される日です。授業時間数の多い5教科(国・社・数・理・英)は夏休みにその課題を克服してほしいというねらいもあり、1学期に伝えました。しかし、他の4教科(音・美・体・技家)については1学期には十分な評価材料がないこともあり、半期ごとに評価をつけています。今日、子どもたちが手にした通知表は、それらがすべて入ったものです。さぁ、どうだったでしょうか。教室を回りながら、
「どうだった?」
「予想どおりだった?」
と声をかけると、ニヤッと笑ったり、ぐっと胸をはったりと、そのリアクションは人それぞれでした。
「ここがちょっと…」
と答えた子に、
「なぜ、そうだったか、原因は分かるの?」
と尋ねると、
「はい」
と答えてくれました。
 
それでいいんです。通知表はそのこの価値を決めるものではありません。その子のがんばったところを評価し、がんばれなかったところを明らかにする(本人や保護者に伝える)ことで、次へのスタートを切るためのものですから。このままのペースでいいのか、ちょっとペースアップをしなくてはいけないのか。通知表を見て一人一人が考える機会としてほしいものです。

大きくなぁれ(10月5日)

保健室の前に大きな花壇があります。そこが先日から耕され、4つの畝(うね)がつくられました。
昨日はI組が、そして今日はJ組がそこで種まきをしました。手にしたのはうす茶色の小さな種です。「ダイコン」です。
担任の先生からまき方のアドバイスを受け、畝に種をまいていきます。ダイコンは一粒一粒まくのではなく筋まきをしていきます。畝の一番高いところに溝を掘り、そこにざーっとまいていきます。子どもたちは経験があまりなく、また、丁寧にまこうという気持ちがあるのか、アサガオやヘチマといった大粒な種のように一粒ずつつまもうとしますが、
「こうやってまくんだよ」
と、種の入った器を傾け、そこからかき出すようにまくことを教えてもらい、無事に終えることができました。最後はそこに軽く土をかぶせました。
 
芽が出て、土の中深くにダイコンが伸びていく日が楽しみです。