出穂(7月12日)

「しゅっすい」と読みます。
学校周辺の水田も雨とこの暑さでぐんぐんと伸びて、一段とその緑色が増したように思います。そんな水田は弥富中学校ではごくごく当たり前の風景です。しかし、よく見るとしっかりと成長し変化もあるのです。細長い葉と葉の間に、稲穂が見られるようになってきました。これを「出穂」というそうです。文字通り、穂が出てくることをいいます。農家の方によると、この出穂の時期や穂の状態を見ることで、今年の収穫がある程度予測できるそうです。
 
私たちは日頃、子どもたちを毎日見ています。保護者の方も同じです。毎日接し、毎日見ることができることはとてもうれしいことですが、時にはそれが日常過ぎて気づかないこともあるのではないでしょうか。久しぶりに会う友人や親戚の人に「大きくなったな」「しっかりしてきたね」と言われ、はっとしたりそこで初めて気づいたりした経験はどなたにもあるのではないでしょうか。
昨日から個別懇談を行っています。ご家庭では見せない学校での様子、学校では出さない家での素顔。そんな子どもたちの成長を互いに確認し合い、喜び合える大切な会になることを願っています。毎日接しているために気づかないだけで、「たくさんの粒をつけた穂が出ていますよ」という情報交換ができるとよいですね。

学校祭リーダー始動!(7月3日)


壮行会を終え、慌ただしく帰りのSTを終えると、多くの子たちは下校しましたが、今日は100人ほどの子が残りました。
まず向かったのが、音楽室などでした。行ってみると、そこには3学年の子たちが混ざって、音楽の先生から説明を受けています。ここは学校祭の合唱リーダーの打ち合わせでした。他にもパフォーマンスや旗など、学校祭の部門ごとに集まって、担当の先生からルール説明を受けたり、夏休み中の活動計画などを打ち合わせました。
それを30分ほどので切り上げ、次は3年生の教室3つに集まりました。A組には青ブロックが、C組には緑ブロックが、E組には赤ブロックが集結しました。もちろん、それを仕切るのはブロックのリーダー長です。もちろん初めての経験です。去年までは「あこがれ」の存在だったその立場に自分たちがなり、出てくる言葉は、
「優勝しか考えていません!」
と、とても頼もしい言葉を発してくれました。
廊下では、そんなリーダーを目を細めて見つめる先生たちの姿が。子どもたちが主役として輝く学校祭がいよいよ動き出しました。

水泳開始(6月30日)

今朝、朝のSTが各クラスで行われている中、正門から2台のバスが入ってきました。折しも強い雨が降っていたので、バスはそのまま子どもたちの昇降口までできるだけ近づき、エンジンを止めました。
今日から体育の授業が水泳になり、そのためのバスです。弥富中にはプールがありません。設計の段階ではあったようです(今、女子バンド部が練習している場所)が、さまざまな理由でつくらなかったと聞いています。ですから、毎年この時期になると、市のプールをお借りして授業をしています。そのためのバスです。
プールへ行くと、もちろん平日のこの時間は一般開放はしていないので、学校専用のプールみたいなものです。ちょうどこの時は2年生が平泳ぎの練習をしていました。半屋内のプールですので、直射日光は当たらず風もさえぎられているので、比較的安定したコンディションで授業ができます。
そんな恵まれた環境の中で水しぶきをあげられる子どもたちは幸せものです。
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期末テスト一日目(6月28日)

ここ数日梅雨らしい日が続いています。間もなく6月も終わり7月になろうとしています。1学期の締めくくり、そして夏の大会のスタートもすぐそこに迫っています。そして、待ち遠しい夏休みも。
それらを気持ちよく迎えるためのハードルが、今日と明日の期末テストでしょうか。登校の時からちょっときりっとした表情が多かったように思います。そして、教室がテストモードになっていることで、さらにその表情が締まりました。日頃の授業や家庭学習でたくわえた力が発揮されることを期待します。

体調がすぐれない子もいました。聞けば、昨日まで欠席をしていたそうです。テストだからということで、少し無理をして登校したんだと思います。そんな子は保健室などで体調を見ながらテストを受けました。
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学力コンクール(6月22日)

まだ部活動中止期間には入っていませんが、期末テストのテスト範囲も発表され、「やらなきゃ」という気持ちも強まってきました。しかし、いざ、ノートを広げペンを持っても、それがすらすらと進む子はまだ少数派のようです。多くの子はテスト直前にならないとエンジンがかからないようです。ですから、教科によっては問題集の提出日をあえて早めに設定し、一度取り組んだその問題集を使ってテスト勉強ができるようにしているものもあります。
また、「学力コンクール」とイベント化して、みんなで勉強しようという機運を高めているところもあります。今日の6時間目、2年生はその学力コンクールを行いました。自主的に学習できることが理想ですが、現実はなかなかそうはいかないので、そんな子どもたちの気質を見越しての取組です。これをきっかけに、エンジンがかかる子が数人でもいれば、と思います。
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