「おはよう!」
というあいさつに加え、
「行ってらっしゃい!」
という保護者ならではの声をかけていただけるので、子どもたちはとても穏やかな気持ちになり、ペダルのこぎ方も軽やかになります。
そのせいもあって、朝の登校状況もだいぶよくなりました。信号待ちで時々広がってしまうことはありますが、前方に人影を見つければさっと一列になり歩道の片側を広く空けることが自然とできています。


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朝礼の後、生徒会から「弥富市津波防災避難訓練を終えて」と題して、訓練の内容やその時に感じたことなどを発表してくれました。
生徒会執行部を含めた2年生の一部が11月6日に木曽川河川敷を主会場にした大規模な訓練に参加したことは以前、紹介しました。
訓練の中で子どもたちは、
・土のう運び
・水に浸かった布団運び
・救援物資運搬
などを体験させていただきましたが、日ごろ使っている布団が、水を含ませると4人がかりでも持ち上げられないほどの重さになり、
「小さな子やお年寄りではとても無理だということが分かりました」
と感じてくれました。
また、災害はいつやってくるかもしれないので、昼間、多くの大人や高校生などは弥富から離れたところにいるので、
「いざという時に、力になれるのは私たち中学生です」
という、ことにも気づいてくれました。これらのことを、今後の避難訓練にも生かしていきたいと思います。
弥富市の3中学校すべての2年生は、広島へ出かけ「平和学習」を行います。これは、他の地区にはない弥富市独自の事業で、かかる費用も市が負担してくださいます。その様子については、11月8・9日のホームページでもお伝えしましたが、その二日間が終わったらおしまいではないのです。そこで見たこと、聞いたこと、感じたことをしっかりと自分の心に刻み、まとめていくことで、平和について考えたり命について考えたりすることを大切にしています。
2年生はその取組として新聞作りをしました。書くことが苦手な子が多い中、いつもは、
「何書くの?」
「めんどくさい」
と、なかなかシャープペンが進みませんが、この新聞はどの子も集中してしっかり書いていました。
そして、市内3中学校の新聞をまとめた「広島研修まとめ」がこのたび完成しました。ページ数に限りがありますので、各クラス2点の12点しか載せられませんでしたが、14歳の中学生が感じたありのままの“平和”がそこには綴られています。お読みいただけたら幸いです。なお、例年、これらの新聞は翌年の夏に市の施設(今年は市総合社会教育センター)に掲示されます。
3つある学期の中でもっとも長い2学期の終業式を迎えました。
子どもたちには、明日からの冬休みで「大きくなったなぁ」と家族はもちろん祖父母や親戚の方々に言っていただけるといい、という話をしました。
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第2学期終業式校長講話
毎日顔をあわせているとなかなか気づかないものですが、子どもたちは確実に成長しており、心も体も大きくなった2学期だったと思います。そして、大きな事故やけが等もなくこの日を迎えられたのも、保護者の方々や地域の方々のおかげと、職員一同感謝しております。ありがとうございました。
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式を終えた子どもたちは教室へ戻り、担任から通知表を受け取りながら2学期を振り返り、
「冬休み、がんばれよ!」
「この調子でね」
などと言葉をかけられていました。
最後になりましたが、弥富中学校をお支えいただいたすべての方にとって、来たる年がよい年になりますようお祈り申し上げます。