広島研修①(11月8日)

2年生の子どもたちを乗せた新幹線は、定刻に広島駅に着きました。すぐにバスに乗り込むと、バスガイドさんが、
「ようこそ広島へ。カープの優勝のお祝いに来てくださりありがとうございます」
と笑顔で迎えてくださいました。町中にはそんな横断幕もいたるところにありました。

でも、浮かれたやりとりはすぐに終わり、市内を進むにつれ、戦争や原爆に関連する施設や話を聞くにつれ、バス内は自然と静かになりました。そして、原爆ドームの真横にある相生橋の上にバスを停め、そこで昼食です。この研修のお昼は「しげるちゃん弁当」です。これは、8月6日の朝、お弁当を持って出かけた折免滋(おりめんしげる)くんがそのお弁当を口にするとこなく原爆により亡くなったという事実をもとづき再現されたものです。
初めてそれを見た子どもたちからは、
「えぇ、こんだけ?」
「俺、夜、たくさん食べよ!」
という声も出ました。今の子どもたちの正直な声ですね。でも、それすら許されないのが戦争なのです。


子どもたちはこれから平和資料館へ入り、その後、平和公園内を巡ります。
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心はもう広島(11月7日)

                                                         清掃が終わり、これから5時間目という時間に自転車小屋から声がします。見ると、2年生が次々に帰っていきます。明日からの広島研修に備えての早帰りです。表情を見ると、どの子も笑顔でした。
学校はこの広島研修を、平和を学ぶ貴重な機会ととらえ、戦争で犠牲になった多くの方々の命、それを奪った原爆の投下、という歴史を肌で感じることを大切にしています。したがって、修学旅行で行くディズニーランド&シーのような浮かれた気持ちは抑え、心を落ち着けて学ぼうと指導してきました。
とはいえ、子どもたちにしてみれば、楽しみにしていることには違いありません。唯一の気がかりは明日からの広島の天気でしょうか。広島地方の天気予報では明日の午後に小雨があるようですが、メインの広島平和公園での学習の時間帯ですので、雨が降らないように願うばかりです。

津波・地震防災訓練(11月6日)

この地方に大きな地震が起きる可能性が高いと言われています。また、それに伴う津波により被害は非常に大きくなるとも言われています。
学校でも先日、地域の保育所、幼稚園、小学校との合同避難訓練を行ったところです。
今日は木曽川グランドをメイン会場に、愛知県と弥富市合同の「津波・地震防災訓練」が行われ、2年生30人が参加しました。学校は2年生を「少年消防クラブ」と位置づけ夏には一日消防体験も行い、災害に対する意識を高めています。

今日の訓練は自衛隊、愛知県警、消防署、病院をはじめ各地区の自治会も参加するとても大がかりなものでした。その中で、弥富中の子はボランティアセンター運営訓練に参加しました。阪神淡路大震災をきっかけに日本でも災害時のボランティア意識が高まり、多くの方が現地へ入ってくださるようになったそうです。しかし、それを機能的かつ有効に活用するにはボランティアセンターの役割はとても重要だと言われています。
子どもたちは受付の仕方を学び、現場で求められるさまざまな活動に参加しました。担当の方の指示をしっかり聞き、ニーズに合った活動をすることがとても難しく重要だということを体験できたようです。
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後期生徒総会(11月4日)

後期の生徒会執行部及び委員会組織が決まり、その活動が始まりました。手始めは、前期の活動を振り返り、そこで達成できたこととまだ十分でないことをしっかり分析し、それを踏まえた上で後期どのような活動を展開するかという方針を立てることです。
今日はそれを全校生徒に向けて提案する「生徒総会」です。それぞれの委員会と執行部が以下のような方針を示され、すべて承認されました。
    
   
 

委員会等 活動方針1 活動方針2
執行部 あいさつ運動の強化 行事進行をスムーズに
環境委員会 黙働清掃の徹底 机・椅子の足ふき
給食委員会 食材の栄養などの紹介 季節の食材や行事食の紹介
生活委員会 ポスターの制作 生活に関する呼びかけ
広報委員会 Let’s learnについてのPR  
体育委員会 掃除場所と時間を増やす 体育授業時の呼びかけを増やす
文化委員会 学級文庫の入替など お勧めの本の紹介など
放送委員会 清掃時の音楽の変更 アンケート実施回数を増やす
保健委員会 健康チェックアンケートの実施 インフルエンザ予防

自転車をどう乗るかー朝礼ー(10月31日)

弥富中は他の学校にあるような自転車通学区域がありません。校舎を移転した際に、全校生徒の自転車を収容できるだけの自転車置き場をつくっていただいたおかげで、全員が自転車による通学が可能です。それはとてもありがたいことです。
しかし、一方で、学校周辺道路が登下校の時間帯には自転車であふれかえるという現状もあります。そのために、地域の方々に多くのご迷惑をおかけし、実際に乗り方のマナーや接触・衝突などでお叱りのお電話をいただくこともたびたびです。そのために、学校では朝礼等の場で何度もそれを子どもたちに呼びかけ、下校時には全職員がポイントに立って指導をしています。しかし、その改善はなかなか見られないのが現状です。
 
そこで、今回は、朝礼で実際の登校の様子を撮った写真を見せ、歩道いっぱいに広がった中を通り抜ける恐怖心、迷惑さを伝えるとともに、事故を起こしけがを負わせてしまった時の賠償金額なども示しながら話をしました。
10月31日朝礼(自転車の乗り方)
子どもたちは真剣にその話を聞いてくれました。下校直前には、再度、全校による「合同ST」を体育館で行い、もう一度朝の話や自分の決意を確認し下校しました。
 
一朝一夕には改善されないかもしれませんが、根気強く声かけをしていきたいと思います。保護者や地域の方々にもお気づきのことがありましたら教えていただきますようお願いいたします。
 
  
※左の下校時の画像をクリックすると、朝礼で使用したスライドがご覧いただけます。上の朝礼での話とあわせてご覧ください。