学校祭も終わり、学校全体が落ち着いた中で学習やさまざまな活動が進められているということは、これまでもお伝えしてきました。
そんな中で2年生は来月に「平和学習」として広島へ1泊2日の研修に出かけます。これは他の市町村にはない弥富市独自の事業です。今年の夏に開催された伊勢志摩サミットの後、アメリカのオバマ大統領が現職の大統領として初めて広島を訪れたことでも注目をあびた広島平和記念公園・資料館へも行き、原爆・核・平和などについて学びます。自分の目でしっかり見聞きすることも大事ですが、事前にそのことついて学習することもとても重要になってきます。
そこで、図書室にこんなコーナーができました。「平和学習に関する本」と掲げられた書架に関連の本が集められています。これは図書館補助の先生がつくってくださいまいました。広い図書室の中にある多くの本の中から本を探すのはとても大変です。こうした特設のコーナーがあることで、探す時間も短縮でき、また子どもたちの関心も高まります。実りある研修になるように、こんな人たちも支えてくださっています。
調べやすく(10月6日)
大きくなぁれ(10月5日)
保健室の前に大きな花壇があります。そこが先日から耕され、4つの畝(うね)がつくられました。
昨日はI組が、そして今日はJ組がそこで種まきをしました。手にしたのはうす茶色の小さな種です。「ダイコン」です。
担任の先生からまき方のアドバイスを受け、畝に種をまいていきます。ダイコンは一粒一粒まくのではなく筋まきをしていきます。畝の一番高いところに溝を掘り、そこにざーっとまいていきます。子どもたちは経験があまりなく、また、丁寧にまこうという気持ちがあるのか、アサガオやヘチマといった大粒な種のように一粒ずつつまもうとしますが、
「こうやってまくんだよ」
と、種の入った器を傾け、そこからかき出すようにまくことを教えてもらい、無事に終えることができました。最後はそこに軽く土をかぶせました。
芽が出て、土の中深くにダイコンが伸びていく日が楽しみです。
安全に配慮して(9月23日)
「タタタタタ、バン!」
体育館からこんな音が聞こえてきたので行ってみました。やっていたのは跳び箱の授業でした。
そこで頭をよぎったは、昨年、とてもけがをする子が多かったことです。体育科の教員も当然そこは承知をしており、他の種目以上に入念な準備運動をし、冒頭に聞こえたように、自由勝手に跳ばせることはせず、踏み切る位置、手をつく位置、着地などをしっかり見届けるようにしています。
跳び箱の高さは男女それぞれ3種類のものが用意されていて、自分の力に合った跳び箱を選ぶことができます。しかし、この跳び箱がくせもの。小学校の6段と中学校の6段は全然違います。助走をする位置からではさほど感じませんが、ロイター版(踏み切り板)までくるととても圧迫感があります。怖さから助走にブレーキがかかってしまい、うまく跳べない子も多くいました。安全に気をつけて、跳べるようになってくれることを願います。


学校祭ー総合閉会式ー(9月15日)
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涼しかったとはいえ、一日中、ブロックの仲間と気持ちを繋ぎ、力の限りを尽くした体育の部も、あとは結果の発表を待つだけになりました。
「腰をおろしてください」
というブロック長の号令で地面に腰をおろし、見つめる先は校舎に掲げられた得点版です。これは体育の部の競技部門を表示しています。しかし、小学校とは違い、競技の進行に合わせて加点してものではなく、中間発表のまま止まっていました。それぞれが手ごたえを感じていたことでしょう。結果は、
1位=赤ブロック(172点)
2位=青ブロック(168点)
3位=緑ブロック(137点)となりました。
発表のたびに歓声があがり、そして、拍手がそれに重なりました。
続いてパフォーマンスと昨日行われたブロック旗、合唱。そして、総合順位の発表です!
ブロック | 旗 | 合唱 | 競技 | パフォーマンス | 総合 |
赤 | 1位 | 3位 | 1位 | 2位 | 2位 |
青 | 2位 | 1位 | 2位 | 1位 | 1位 |
緑 | 3位 | 1位 | 3位 | 3位 | 3位 |
リーダーの中には、
「1位」と聞いて、思わず顔を手でおおい涙を流す姿もありました。そして、何よりもすばらしかったのは、惜しくも1位を取れなかったブロックから勝ったブロックへ賞賛の拍手が起きたことでした。これは、今日の競技の中でも随所に見られ、競っているわけですがお互いのがんばりをたたえ合うという、ここでも“繋がり”を見せてくれました。
総合閉会式で、
「気持ちが繋がることができましたか」
「笑顔を繋ぐことができましたか」
と尋ねました。子どもたちは小学生のように「はーい!」とは言いませんでしたが、小さくうなずいてくれました。そして、もうひとつの“繋ぐ”は、二日間、子どもたちの様子を見守ってくださったPTA会長さんに聞いてみました。
「開会式で、30数年前、ご自身が弥富中の生徒だった時の学校際のお話をうかがいましたが、この二日間の子どもたちはその伝統をしっかりと繋ぎましたでしょうか?」
会長さんは、
「二日間、子どもたちの姿を見せていただいて、安心しました。しっかり繋がっていると思います!」
と力強くお答えいただきました。
こうして、学校祭は地域や保護者の方々と仲間に見守られながら幕を閉じました。幕は閉じましたが、ずっとがんばってきたという事実と“繋がり”はしっかりと弥富中の歴史に残り、見届けてくださった方々の記憶に刻まれたことでしょう。私たち職員は、そんな子どもたちを誇りに思います。
学校祭ー体育の部②ー(9月15日)
午後の部が始まりました。そこで、ここまでの途中経過が発表されました。
赤ブロック=110点
青ブロック=110点
緑ブロック= 95点
まれにみる接戦です。
そんな得点板を見上げながら、子どもたちは手に持ったポンポンをぎゅっと握り直しました。いよいよ、時間をかけて練習をしてきた「ザ・パフォーマンス」です。5分間という制限時間の中で、自分たちのテーマをどう身体表現するか。保護者の方々も子どもたちが毎日苦労しているのを家で聞いてみえるのか、ビデオカメラの三脚の列が一段と多くなりました。
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赫烏の成長過程を曲調の変 化や隊形で表しています。最 後のブロック全員で3色のポ ンポンを使ってはばたいてい る一羽の大きな赫烏を表現す るところが見どころです。 |
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きらきら輝くいくつもの青輝 石が最後には一つの大きな 青輝石になり、それを蒼き龍 がつかみとる様子に注目くだ さい。様々な方法のウェーブ で表現される蒼き龍や息の合 ったダンスも見どころです。 |
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1曲目の隊形移動ではばたく 姿をイメージさせ、2曲目では 勝利に向けて一直線に向かっ て戦う姿を連想させました。 最後の一気に組むピラミッド は必見です! |