天候に恵まれた1日目。
同級生と過ごすディズニーが楽しくないわけがありません。
それぞれ、思い出に残るひとときを過ごすことができたようです。
楽しい時間が過ぎるのはあっという間。
後ろ髪を引かれる思いの中、ディズニーシーを後にし、ホテルに向かいます。
この日をどきどきしながら待っていました。
今日は公立高校全日制課程の合格発表です。朝の10時に各高校で一斉に発表されました。
「やったー!」
「あった!」
張り出された受験番号の中から必死に自分の番号を探す3年生の子たち。一緒に来た家族とともに喜び合う姿に胸が熱くなりました。
午後2時には合格者が2週間ぶりに体育館へ集まりました。互いに顔を合わせるなり、
「おめでとう!」
と声をかけ合っていました。進路の先生から、
「第1志望の高校へ合格した人もいれば、第2志望に合格した人もいます。また、残念ながら、今、ここにいない子もいます。進む道はそれぞれですが、大事なのはここからです。自分が進学した学校で精一杯がんばることが大切です」
という話がありました。
今日の結果で、3年生全員の進路先が確定しました。その位置はインコースもあればアウトコースもあります。そこは、誰もがこれから同じ距離を走るためのスタートラインです。これから目標を見失うことなく、ペース配分も考えながら自分の力で走っていく3年生たちを、弥富中学校はずっと応援しています、これからもずっと。
びしょ濡れになりながらクラス発表の掲示板を見たところから始まった中学校生活。この子たちの行事はことごとく雨に縁がありました。でも、そんな中でもプラスに考え工夫して過ごしてきた子たちでした。そんな3年間を見てきた空は、これ以上ない最高の天気をプレゼントしてくれました、卒業のお祝いとして。
一人一人の名を呼ぶ担任の声に、しっかりと返事をする姿はもうそれだけで胸を熱くします。各クラスの代表に卒業証書を手渡しました。今年の卒業生は208人で、弥富中学校の卒業生としては、16549号~16756号になります。今年の卒業生は、一人一人がしっかりとした考えをもち、さらにそれがひとつになった時のエネルギーはすばらしいものがありました。そんな思いを式辞に込めました。その思いは、在校生も卒業生も同じだったようです。送辞や答辞にも広島研修や学校祭のことが織り交ぜられていました。式には多くの来賓の方々にもお越しいただき、たくさんのご祝辞をいただきました。子どもたちは幸せ者です。
式をいったん閉じた後、引き続き、弥富中学校の伝統となっている合唱を披露しました。「3年生を送る会」でも歌った『あなたへ』ですが、多くの子が涙を流し、「これはちょっと歌えないかも…」と心配していたのをはね返すような、すばらしい最高の歌声でした。最後の最後まで3年生の子はそのエネルギーを出し切ってくれました。最高の卒業生です。