実力テスト(11月1日)

少し前から3年生の教室の廊下にこんな張り紙がありました。実力テストへのがんばりを促すものですが、そこには「受験勉強に休みはない!」と記されていました。
部活動を引退し、生徒会活動も後輩たちに譲り、まさに受験モードに入った3年生です。しかし、そうはいってもなかなかそうならない子もいて、担任も毎日用に声をかけています。きっとご家庭でも同じではないでしょうか。テスト勉強はこれまでもしてきましたが、それは1週間や2週間ほど前から集中的に取り組むことがほとんどで、いわば短期決戦型でした。しかし、受験勉強となるとそれは何か月も先の入試に向けての取組となり、長期的な計画やそれを継続する力が大切になってきます。ですから、つい気が緩んで「ま、いっか、明日やれば」という気持ちがわいてきてしまいがちです。
ずっと子どもたちに近いところで見てきた3年生の先生たちがエールを送って臨んだ実力テストを、今日、行いました。1時間目の国語を皮切りに5時間目の英語まで一気に行います。これは、公立高校の入試をイメージしたもので通常の定期テストと異なります。もちろん、子どもたちは集中して取り組んでいました。
「I’m looking foeward to it!」
もう一行添えられたその言葉に応えられたでしょうか。

校内長距離走大会(10月31日)

思っていたほどの青空ではありませんでしたが、予定通り、校内長距離走大会を行うことができました。

この大会のねらいは、「長距離走を通して走る楽しさを味わわせ、完走する喜びを体感させる」です。自分の力に応じた速さでゴールまで走りぬくことを基本とし、その中で走ることが得意な子はどんどん上位をねらい、そうでない子は完走をめざします。運動場を何週も走る練習と違って、学校周辺の道路に出ると、道路の凹凸が足から伝わり、吹く風も場所によってその向きを変えます。男子は6.4km、女子は3.6kmのコースには地域の方々も出てきてくださり、
「がんばれー!」
と声をかけてくださっています。走ることの苦手な子には先生が伴走し一緒に汗を流しました。
ここ数日に比べると、風もあり少し寒い日となりましたが、子どもたちはそれぞれのペースで最後まで走りぬきました。女子の最後尾を走っていた先生が、
「今年は速くて、ついていくのが大変だった」
と汗をぬぐいながら言っていました。そんな走りをしてくれたことをうれしく思います。
 
ゴールしてくる子を大きく手を振って迎える見学している子。笑顔で順位カードを渡す係の子。そして、子どもたちのためにジュースとクレープを用意してくださって、ここでも、
「がんばったね」
とねぎらいの言葉をかけてくださったPTA執行委員・正副委員長の方々。そんな人たちに支えられた大会でした。

前期通知表を手に(10月5日)

6時間目。すべてのクラスを学級活動の時間にして、前期の通知表を子どもたちに手渡ししました。
 
教室を自習体制にし、担任は廊下で一人ずつ呼びます。出席番号順ですが、呼ばれるまでドキドキするのはどうも慣れない様子です。呼ばれて、先生の近くに行きます。一人1分ほどしか時間が取れないこともあり、多くの先生はすぐに通知表を広げて見せ、
「どうだった?」
と声をかけます。がんばったという実感がある教科の成績が上がっていた子は、小さく、
「よしっ!」
とこぶしをにぎりました。反対に、
「え、なんで…」
と次の言葉が見つからない子も。聞けば、テストなどもよかったそうですが、それが結果として表れていなかったようです。テストは成績(評定)を決める大きな要素ですが、それがすべてではありません。作品や提出物、日頃の授業中のノートやワークシート、発言などさまざまなものを含めて総合的に判断して、A・B・Cという評価を観点別に行い、そこから評定を出しています。
「教科の先生に、『このBをどうすればAにできますか』って聞いてごらん」
手にした通知表は、あくまでも今の段階での評価であり、これで子どもたちのすべてが決定付けられるわけではありません。ほんのちょっとでBになったのであれば、もうひとがんばりでAになれる可能性があるわけです。そんなふうに、次に繋がるような活用をしてほしいと思います。
「先生、こっち側(通知表の右側)って進路で見られますか」
「もちろん、全部見るよ」
「よし、後期もがんばろ!」
進路に関係するからという動機はどうかと思いますが、手にした通知表でもう次を見ていた子がいたことをうれしく思います。ご家庭でも、ぜひそんな見方をしていただき「これからどうしていくのか」を親子で語り合うきっかけにしていただけたらと思います。

秋晴れの下で(10月1日)

日本列島を縦断するように過ぎ去った台風24号。暗くなってから風雨が強まったので、不安な夜を過ごされたご家庭も多かったのではないでしょうか。朝のSTで、担任からも、
「被害などはなかった?」
と声をかけていました。
 
子どもたちが目を覚ましたころは、まだ黒い雲が広がり細かな雨も落ちていました。しかし、それもじきにあがり、代わって真っ青な空が広がってきました。それにともない、教室を吹き抜ける風もさわやさに感じるようになってきました。
そんな4時間目、プラザでは3年生が校舎を写生していました。いろいろなアングルからながめながら、ここだと思うところに腰をおろします。多くの子が弥富中のシンボルでもある「えんぴつ塔」を描いています。えんぴつ塔の先を見ると、青空と太陽がまぶしく目に飛び込んできて、昨夜の台風がまるでうそのようです。3年生の子には、スケッチブックだけではなく、目にも心にも残していってほしい秋の晴れのひとこまでした。

10月の足音、新しい足音(9月28日)

2日前に無事学校祭が終わり、10月の足音が聞こえてきました。前期が終わりに近づき、主役は3年生から2年生へ変わろうとしています。

今日は、後期の生徒会役員選挙の立会演説が行われました。覚えた内容を忘れ必死に思い出そうとする姿もありましたが、どの立候補者も堂々と抱負を語ることができました。また、抱負を聴く生徒の様子も真剣そのものでした。

これから歩む2年生の足音はどんな音を奏でるのでしょう。3年生の奏でた旋律をどうアレンジしていくのでしょう。今日はその前奏曲。これからが楽しみです。

*1日(月)は、台風接近に伴い、給食が中止となりましたので、弁当持参となっています。お間違えないようお願いします。