先輩として(4月4日)

いよいよ明日は入学式・始業式。新しい年が始まります。今日は朝からその準備のために新3年生が来てくれました。久しぶりに見る子どもたちが、少し大きく見えたのは気のせいでしょうか。
担任(もちろん2年生のときの)の先生から指示を聞き、いざ、体育館へ、そして3階へ。それぞれの担当の先生から詳しい説明を聞くと、てきぱきと動いてくれました。新しくかわってきた先生を興味深そうに見ていましたが、手は休んでいませんでした。卒業式の時に同じような作業は経験していることもあると思いますが、子どもたちを動かしている原動力は「最上級生なんだ」という自覚だと思いました。わずか2週間ほどの春休みです。体が大きくなったわけではなく、意識が高まったからこそ、いい仕事ができ大きく見えたのです。
 
さぁ、明日、どんな出会いが待っているのでしょうか。子どもたちの様子を見ていて楽しみが増してきました。
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公立高校合格発表(3月19日)

卒業式後の学校は、着々と2年生や1年生がそのあとを受け継ぎ、来年度に向けての準備を進めてくれています。
そんな中、今日、久しぶりに3年生が主役となる日がやってきました。公立高校全日制課程の合格発表です。朝10時の発表にあわせて友だちと連れだって出かける姿を見かけました。そして、緊張しながら末その瞬間。受検番号が張り出されると、
「あったー!」
「やった!」
という歓声と声にならない声で友だちや家族と抱き合う姿がありました。しかし、一方で、その輪から少し距離をとりながらその場を離れる子も…。
希望校に合格した子。第2希望校に合格した子。私立高校へ進学する子。定員が決まっていて、しかも試験というハードルがある以上、そこで予定していた進路が変わることは仕方がありません。しかし、目指した学校に合格できなかったからといって、自分がこれまで積んできた努力が否定されたわけでも無駄だったわけでもありません。むしろ、この悔しさをばねにして、次の進路選択の時に力を出してほしいと思います。また、合格した子は、ここで気を緩めることなくまっすぐに進んでいってほしいと思います。
 
14時。合格証を受け取りに来た子たちを、満開になったカワヅザクラが迎えました。
サ・ク・ラ・サ・イ・タ・ネ

最後の給食(3月2日)

今日は3年生にとって、最後の給食です。献立表にも「3年生卒業お祝い給食」と書かれています。
・赤飯
・かきたま汁
・から揚げ
・おかか和え
・お菓子な目玉焼き
・牛乳
と、栄養士さん、調理委員さんたちの心のこもった献立です。
子どもたちがその時間をどう過ごしているか見てみると、とびっきりの笑顔がそこにはありました。いつもの仲間とのおしゃべり。いつものおかわりじゃんけん。いつもと違った机の並び。いつも以上のおいしい給食。

そして、最後の「ごちそうさま!」

心を大切に生きて(3月2日)

さまざまな場面で「最後の」という言葉がつくようになった3年生。今日は2・3年生合同の卒業式練習を行いました。その練習が終わった後、教頭が3年生の子たちの前に歩み出て、
「もうすぐ卒業ですね。先生は保健体育の先生です。卒業を前にした皆さんに伝えたいことがあって、時間をいただきました」
と、切り出しました。
 
<卒業生に向けての話>
 
子どもたちを取り巻く環境は、私たち大人の想像を超えた速さで変化しています。そして、どんどん知らないところへ進んでいっているように思います。とりわけ、スマホを介したインターネットやSNSなどでは「性」に関する情報があふれ、それが正しいか誤りかという解釈をしないまま子どもたちは接しています。思春期の中学生が性に興味をもつことは今に始まったことではありません。誰もがかならず通る道です。しかし、以前に比べて確実に変わってきているのは、そこに「心」が伴っていないという危うさです。人を好きになることは素敵です。愛する人との子どもが授かることは幸せです。    
その「心」を大切に、これからの人生を歩んでいってほしいと思います。
  
巣立っていく前に、ぜひとも伝えたいメッセージを、子どもたちはしっかりと聞いてくれました。ご家庭でも、機会があれば親として、大人としてお話をしていただけたらと思い、全文を紹介させていただきました。

奉仕作業(3月1日)

心配をしていた春の嵐は、朝には雨もやみ風もいくぶんおさまっていて、子どもたちの登校に影響はありませんでした。
そしてお昼ごろには青空も少しずつのぞくようになってきました。その日差しがコミュニケーションホールの西側から差し込む頃、いつもと違った光景がそこにはありました。昨日の「3年生を送る会」で披露された3年生全員の名前のステンドグラスです。今日からコミュニケーションホールの手すりに場所を変え、登校した3年生を再び感動させてくれました。
 
午後からは、その色とりどりの光に見送られるように、3年生が靴に履き替え外へ出て「奉仕作業」をしてくれました。今年は、毎日教室からながめていた花壇に飛び石を敷いてくれました。大きな花壇ですが、途中に切れ目がないので、校舎前とグランドを行き来するのに大回りをしなくてはなりません。結果的に、花壇に足を踏み入れるということも起きていました。それを解消するために、パンジーをよけながら敷いてくれ、ちょっとしたアクセントにもなりました。