3年生が租税教室を行いました。(11月14日)

 講師として、津島税務署の方に来ていただきました。
 「日常生活の中にはどんな税金がありますか?」
 車、お墓参り、ガソリンスタンド、ファストフード、ビール、たばこ…。さまざまな絵が描かれたカードが提示され、まわりの人たちと相談しながら考えました。
「車は税金あるよね」「お墓参りに税金かかるの?」
自動車税や相続税、ガソリン税・・・について説明を受けました。
 次に、「税金のない世界」というアニメを見ました。自分で稼いだ給料から税金が天引きされていることに腹を立てた主人公が「税金のない世界がいい・・・」とつぶやいたことからアナザーワールド(別世界)が始まる話でした。アニメだからか最初はリラックスして見ていた生徒も、税金のない世界がどんなに不自由な社会になるのかを実感し、最後は緊張した面持ちで映像を見ていました。
 最後は3つほどクイズがありました。その中の1つを出題。
「次に税金がかからないのはどれか?」
「①拾ったお金②宝くじの当選金③クイズ番組の賞金」
「う~ん。拾ったお金は少ないことが多いから、かからないでしょ」
「宝くじは金額が高ければ、税金がかかるよ」
「①だと思う人、手を挙げて!②だと思う人・・・」
多くの生徒が最後まで集中して話を聞くことができました。

「タックス・ヘイブンス」を利用した脱税行為があったかもしれないというニュースが最近ありましたが、3年生は今日の租税教室で税金の大切さを学べたと思います。

 ちなみに、クイズの答えは②です。
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じっくりと話し合って(11月10日)

3年生の教室の廊下に机が二つ並ぶ光景がよく見られるようになってきました。担任と子どもたちとの2者懇談です。二人の間に広げられているのは「進路希望調査」用紙です。
「ここを第一志望にした理由は?」
まず聞くのは、ここです。私たちが中学生の頃も担任の先生との懇談はありました。その時の言葉で耳に残っているのは、
「ここなら(合格する)可能性があるぞ」
でした。つまり、“入りたい学校”より“入れる学校”を選ぶ進路指導だったように思います。しかし、今は違います。将来を見据え、その夢を達成するためにどういう道を選ぶのか、にこだわった進路指導をしています。ですから、1年生はこれから職業講話を、2年生は5月に職場体験学習を行うのです。自分が就きたい仕事があるから、そこを選び、自分の意思でそこを選んだから多少の苦労も乗り越えられる、と思うのです。
もちろん、それは14、15歳の子どもだけでできることではありません。ご家庭でじっくりと話し合うことがとても大切になってきます。私たちは、それを受けて、こうやってサポートさせてもらいます。
 
今日の新聞に、公立高校の募集人員が発表されました。http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/252223.pdf
弥富中学校の子たちのこれまでの進路先でいくと、
<Aグループ>
「名古屋南」「一宮南」「海翔」
<Bグループ>
「中村」「一宮西」「美和」「五条」
が、それぞれ40名の定員減となりました。厳しい数字ですが、だからこそ気持ちを引き締めてこれからの一日一日を大切にしてほしいと思います。

幼保小合同避難訓練(11月2日)

「天災は忘れたころにやってくる」
 
この地域に巨大地震が発生し、その後、津波の恐れがあるという想定で避難訓練を行いました。しかも、同じ想定で、弥富中学校の周辺にある大藤保育所、はばたき幼稚園、大藤小学校も訓練を行い、最終的にはこのあたりで一番高い建物である弥富中学校に避難をするという訓練です。
 
地震が起きたとう想定時刻からしばらすると、はばたき幼稚園の子が手をつないでやってきました。年少児は乳母車に数人ずつ乗って先生がそれを押しての避難です。ほどなくして、大藤小学校、そして、救命胴衣をつけた大藤小学校の高学年の子の手をぎゅっと握った大藤保育所の子たち。みんな、神妙な表情です。着いた子たちから順々に校舎の3階に避難をします。そこに、一旦、運動場に避難した中学生が合流します。「少しでも高いところへ」という鉄則通り、教室はもちろん、廊下にもぎゅうぎゅう詰めですわりました。想定していたよりも多くに子が避難できるということが分かりました。
 
昨年に続き2回目ですが、新たな発見や改善点も見つかりました。これを実際につかうことがないことを願いますが、いざという時に子どもたちの大切な命を守るために、しっかり取り組んでいきたいと思います。

長距離走大会(10月26日)

午前中の「優しい日差し」は、午後になると「暑さ」を感じるようになりました。例年の持久走大会だと、各ポイントに立つ先生たちもしっかり着こんでいくところですが、今日はその必要がないほどのコンディションとなりました。
グランドの南側にまだ水が残っていたので、距離が変わらないように校舎側に寄せたトラックを1周し学校の外へ出ます。行く先々に、保護者や家族の方々がみえ、
「がんばって!」
と温かい声援を送ってくださいました。その目の前を少し照れくさそうに通り過ぎた子どもたちの額には大粒の汗が光っていました。大藤小学校を過ぎると、今度は長い北向きの道になります。いつもはここからは北風との戦いですが、今日は風もまったくありませんでした。そんな中を、どんどんペースを上げる子、わき腹を押さえ顔をゆがめる子、抜かれそうになると猛然とスピードを上げる子など、それぞれ自分の力に応じた走りを貫き、参加者全員が女子は3.6km、男子は6.4kmを完走しました。
そんな子どもたちをお日さま以上に優しく、温かく迎えてくれたのがPTAの役員の方々です。学年ごとに長机を用意し、子どもたちが握り締めた順位カードを引き換えにジュースとクレープを渡してくれます、
「おつかれまさ」「がんばったね」
という言葉も添えて。
 
今、これほどの長い距離を走る学校行事は他ではあまり見なくなりました。しかし、ふざけ半分で走る子もなく、行き交う車も子どもたちの走りすぎるのを待ってくださる、そんな心温まる行事だからこそ、これまでずっと続いてきたのだと思います。ありがとうございました。

もう卒業アルバム…(10月11日)

3年生が嬉々として帰りの部活動に参加しています。先週から、卒業アルバム用の部活動写真の撮影をしているからです。来週から冬時間になり、午後の部活動がなくなるので例年、この時期に撮影をしています。
夏以来のユニフォームに袖を通し、自分たちが手にした賞状やトロフィーを手にし、にっこりとほほえむ様子は、がんばった3年生にだけ許された時間でした。
撮影の間、練習は一時中断しますが、そんな先輩たちの様子を1、2年生はうらやましそうに見ています。このうらやましさこそが、「よし、私たちも!」と思う原動力だろうと思います。