昨日の夜、かなり強い風が吹いていました。「明日は寒くなるかな」と思いながら朝を迎えましたが、意外に暖かく、天気予報によれば3月下旬なみの暖かさとのことでした。
ならば、と、校門脇のカワヅザクラを見にいきました。一般的なソメイヨシノに比べ早く咲く品種で、毎年、卒業式を彩ってくれています。
枝にはたくさんの蕾がついていました。まだどれも茶色の皮の中に閉じこもっていましたが、ひとつだけ、それを破り緑色をのぞかせているものがありました。
暖かさを感じた蕾が膨らむように、3年生もその蕾を膨らまそうとしています。今日・明日と3年生だけひと足先に学年末テストです。卒業式や入試の関係でこの時期に行っていますが、自分の進路が少しずつ具体的になってきたことで、「だから、今、これをしなくては」という気持ちも芽生えてきました。その思いを強くもち、思いを行動に変えた時に、子どもたちの蕾は膨らみ、硬い皮を内側から打ち破るエネルギーとなると思います。
そういえば、今年のテーマは「咲かせよう 夢への蕾 無限の挑戦」でしたね。
蕾、ひらきますように(1月18日)
書き初め(1月12日)
3年生の教室で、楽しい書き初めを見つけました。ちゃんと条幅の用紙に毛筆で書かれ、
「合格祈願」
「試験合格」
「十五の春」
と、3年生ならではの言葉が並んでいました。
「平和」
「猪突猛進」
「不撓不屈」
というものも。
あれ、中には「大丈夫か?」と思うのもありますが、3年生のこの時期に余裕があるということで。
あえて…(1月11日)
朝はそんなでもなかった風が、午後から強く吹き始めました。遠くに見える山は白く雪をたくわえていて、その風はとても冷たく肌を刺すようでした。
そんな風に飛ばされたパンジーの花がたくさん校舎の前に散らばっていました。「いくら風が強くても花びらがちぎれるほどでは…」と思いながら花壇へ行くと、そこには花びらがすべてちぎられた葉っぱだけのパンジーが。いたずら?いえ、実はこれは、栄養をしっかりと苗に蓄えて、たくさんの大きな花を咲かせるための「切り戻し」と呼ばれるものです。まだ咲いている花を摘んでしまうのは気が引けますが、その後のことを考え、“あえて”行ったものです。
そんなパンジーのそばで、3年生の女子が体育の授業をしていました。
「いぇーい!」
元気な声も出ています。しかし、そこはグランドの一番西の端、ハンドボールコートで、容赦なく寒風が吹き付けています。しかし、彼女たちは全員がハーフパンツ姿。体育の先生に聞くと、決してルールではなく自主的にそうしているとのことです。理由は、長ズボンがダサいからだそうです(笑)。無理はしてほしくありませんが、自分の体調と相談した上で、冬でも“あえて”ハーフパンツで走り回る乙女心は、見ていてほほえましく思いました。
きっと春にはパンジーに負けないほどの素敵な花を咲かせることでしょう。
3学期が本格始動(1月10日)
昨日は始業式と学級活動のみの半日でしたので、本格的に授業やその他の活動が始まったのは今日からでした。
多くの教室には、冬休みに書いた書き初めが後ろの掲示してありました。そんな3学期ならではの教室風景と思いきや、
「ピー!」
と笛の音が聞こえてきます。これは、実力テストの開始の合図です。いよいよ受験モードに入ってきた3年生にとって、さまざまなことが“受験”に関連づきます。公立高校の入試に合わせ、5つの教科をそれぞれ45分で行います。チャイムが他の学年の授業にあわせて50分で鳴るので、チャイムの5分後に1階の廊下で鳴る笛を合図に始めるわけです。
5教科の実力テストを終えた3年生は、6時間目は学年集会で進路担当の先生から、これからの日程や心がまえなどを聞き、気持ちを引き締めていました。
学期末二景(12月21日)
今学期も残すところあと2日となりました。明日は終業式と学級活動ですので、授業や給食は今日が最終日です。
どこの学年も学年集会を行い、2学期のさまざまな活動を振り返る中で感じた子どもたちの成長と、そこで見えてきた「もうちょっとここのところを」という点を話していました。また期間としては短いものの、クリスマス・大みそか・お正月とイベントが盛りだくさんの冬休みだからこそ気をつけてほしいことも、生徒指導担当の先生から話しました。
午前中のそんな活動を終えた子どもたちの、今日一番のお待ちかね、給食の時間です。2学期最後ということで「セレクトバースデーデザート」でした。前もって希望を出しておいた「メゾンドノエル」と「クリスマスカップデザート」はどちらもクリスマスのパッケージで気持ちもうきうきします。欠席した子のケーキは持っていってあげるわけにはいかないので、それをめぐっての大じゃんけん大会となり、大盛り上がりでした。
そして、その後の大そうじでは一転、日ごろできない机やいすの脚の部分の汚れや扇風機のそうじをしてくれました。天気も味方してくれ、外そうじの子たちも寒さを感じることなくしっかりと手を動かして一年の汚れを取ってくれました。こういった切り替えがしっかりできるのも、子どもたちの成長の表れだと思います。
冬休みに入るとご家庭でも大そうじをされると思いますが、ぜひ、子どもたちにそんな機会を与えていただき、成長した姿をご覧ください。