出校日(8月2日)

約2週間ぶりに学校が活気づきました。今日は夏休みの1回目の出校日です。大会で、また日頃の部活動で日に焼けた顔、また一段とたくましくなった顔を見ることができました。やっぱり学校は子どもたちがいないといけませんね。迎える先生たちも楽しそうな表情をしています。
教室で久しぶりに級友と言葉を交わし、体育館へ入りました。そこで西尾張大会以降の表彰を行いましたが、そうやって全体が集まる場でも落ち着いた態度で臨むことができました。教室では、今日までの課題を提出したり、後半に向けての心がまえを担任から聞きました。
大きなけがや事故の報告もここまでなく、しかも気の緩みも感じることなく出校日を迎えられたことは、本人たちの努力とご家庭のサポートのおかげだと思います。引き続き後半もお願いします。

広島研修展示会(8月1日)


連日、子どもたちの大会での活躍をお伝えしていますが、気がつけば、もう今日から8月です。明日は1回目の出校日も予定されています。
8月といえば、毎年、この時期に特集されるのが「戦争」です。8月6日は広島に、9日は長崎に原子爆弾が投下された日です。そして、15日は終戦記念日です。テレビや新聞などでも多くの特集が組まれます。しかし、月日がたつにつれ、戦争は遠い昔の話になり、そのことを知る人はどんどん少なくなっています。しかし、戦争は過去の出来事ではなく、今この瞬間にも世界のどこかで起きていますし、日本もそれに巻き込まれる可能性もゼロではありません。
だからこそ、戦争について知り、平和について考えることがとても重要なのです。
幸いにも弥富市は中学2年生全員が広島へ出かけ、平和について学習する機会をいただいています。そして、今日から「弥富市中学生広島研修展示会」が弥富市総合社会教育センターで始まりました。3つの中学校の3年生が、去年行った学習の成果をまとめたものが展示してあります。ぜひ一度ご覧ください。

北方領土を考える中学生のつどい(7月27~28日)

国の事業であり、愛知県から要請を受けて「北方領土を考える東海・北陸ブロック中学生のつどい」が、2日間の日程で福井県で行われており、今そこに、愛知県の代表として、弥富中から2人の生徒が参加しています。
 
北方領土。さまざまな経緯を経て、今はロシアの領土となっていますが、かつては日本の領土であり多くの日本人が住んでいました。日本とロシアにとってもとても大きな課題のひとつです。私たちは歴史の授業で少し学んだ程度で、あまり詳しく知りません。そこで、各都道府県の中学生の代表がそれについて学び、意見交換をする場となっているのが、この会です。
会の中では、まず北方領土について資料や映像などで講義を受けた後、各県の代表40人ほどがいくつかのグループに分かれ意見を交換し合います。写真でも分かるように、二人とも各県の代表の子たちとすぐに打ち解け、とてもしっかり取り組んでくれています。きっと多くのことを学んできてくれることと思います。
学校以外の場所で、このような学びの機会をいただけたことをうれしく思います。
IMG_5677 IMG_5676 IMG_5679

守・破・離(7月19日)

1学期も残すところ、明日の終業式のみとなりました。今日の1時間目はどこの学年も1学期間を振り返り、これから迎える夏休みに向けての学年集会を行いました。
ひとことで言えば「学年集会」ですが、その内容は学年の発達段階に応じて計画されていました。それは、武道や芸術でよく用いられる「守破離(しゅはり)」を感じさせるものでした。
<守>(写真左)
1年生にとって初めて迎える夏休み。小学校にもありましたが、部活動や課題など小学校とは大きく違います。そこで、「弥中エクスプレス」を用いて、生活面や学習面などきめ細かく指導していました。まずは中学校の夏休みを知り、それをしっかり守ることから始まります。
<破>(写真中)
2年生は少しずつ、自分たちで考え行動することができるようになってきました。1学期の職場体験学習でさらに自信を深めました。そこで、先生からの一方的な話だけではなく、自分たちの目から見たクラスのよかったところを学級委員が発表しました。それは、ヒナが卵の殻を破るようでした。
<離>(写真右)
3年生にもなると、「自分たちが今、なにをすべきか」が分かってきます。部活動でまだ勝ち残っている人、高校の体験入学を考えている人、学校祭のリーダーとして活動する人、それぞれが自覚をもってこの夏休みを送ることで、自分の進むべき道へTakeoff(離陸)できるはずです。
IMG_5510 IMG_5512 IMG_0056

出穂(7月12日)

「しゅっすい」と読みます。
学校周辺の水田も雨とこの暑さでぐんぐんと伸びて、一段とその緑色が増したように思います。そんな水田は弥富中学校ではごくごく当たり前の風景です。しかし、よく見るとしっかりと成長し変化もあるのです。細長い葉と葉の間に、稲穂が見られるようになってきました。これを「出穂」というそうです。文字通り、穂が出てくることをいいます。農家の方によると、この出穂の時期や穂の状態を見ることで、今年の収穫がある程度予測できるそうです。
 
私たちは日頃、子どもたちを毎日見ています。保護者の方も同じです。毎日接し、毎日見ることができることはとてもうれしいことですが、時にはそれが日常過ぎて気づかないこともあるのではないでしょうか。久しぶりに会う友人や親戚の人に「大きくなったな」「しっかりしてきたね」と言われ、はっとしたりそこで初めて気づいたりした経験はどなたにもあるのではないでしょうか。
昨日から個別懇談を行っています。ご家庭では見せない学校での様子、学校では出さない家での素顔。そんな子どもたちの成長を互いに確認し合い、喜び合える大切な会になることを願っています。毎日接しているために気づかないだけで、「たくさんの粒をつけた穂が出ていますよ」という情報交換ができるとよいですね。