なぎなたの授業(2月7日)

中学校の体育で武道を行っているのをご存知でしょうか。今の学習指導要領が始まった平成24年からダンスとともに武道が必修となりました。
武道といってもさまざまな種目があり、どの種目を取り入れるかは学校に任されています。弥富中学校は市の教育委員会とも相談し、男子は相撲を、女子はなぎなたを行っています。多くの中学校が柔道や剣道を取り入れていることからすれば珍しい例のようです。ご存知のようになぎなたは、平成6年の愛知国体をきっかけに弥富に根ざし、小学校にもクラブがあるなじみの深い種目でもあります。
しかし、体育の教員でなぎなたを経験したことのある者はほとんどおらず、現在4人いる体育科の教員も未経験です。そこで、おもに技術面を教えていただくために市から指導員を派遣していただき、1、2年生で取り組んでいます。今日はその様子を、大木副市長様、八木教育部長様、嶋藤学校教育課主幹様にご覧いただきました。副市長様は市のなぎなた連盟の会長もしてみえ、授業の終わりにはお言葉もいただきました。
ご覧いただいたのは、昨年の体育館工事の関係でなぎなたができなかった3年生の授業でした。1年間のブランクを感じさせない、凛とした空気を自分たちでつくり出し、リズムなぎなたを披露してくれました。
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開け!「才能の花」(2月7日)

3年生の廊下に見慣れた鉢花が置かれました。「オーニソガラム」というユリ科の植物で、ヒヤシンスの仲間だそうです。
 
昨日の夜、学年の先生方が明日からの私立高校・専修学校の一般入試や来週の卒業テストに向けての確認をしていました。それがひと段落ついたところで、学年主任がおもむろにこのオーニソガラムを取り出し、
「才能の花、咲かせましょう!」
と呼びかけました。神頼みと笑われるかもしれませんが、これまで子どもたちを間近で見てきた担任や学年の者として、がんばってきたことのすべてが入試やテストで出せるよう、心から願わないではいられません。神頼みでもなんでも、やれるだけのことは全部やろう、そんな思いだと感じました。今朝、そんな花を横に見ながら、副主任が各教室の前に置いてあるストーブのスイッチを入れていました。これもその思いのひとつでしょうか。
 
ちなみに、今年はインフルエンザが全国的に猛威をふるっており、とりわけ愛知県はその患者数が多いとの報道がありました。あま市では学校閉鎖をした学校もあると聞いています。弥富中も先月は30名ほどいましたが、今は「0人」です!子どもたち自身の自覚と、ご家庭でのご配慮のおかげと感謝しています。

津波防災避難訓練に参加して(2月6日)

朝礼の後、生徒会から「弥富市津波防災避難訓練を終えて」と題して、訓練の内容やその時に感じたことなどを発表してくれました。
生徒会執行部を含めた2年生の一部が11月6日に木曽川河川敷を主会場にした大規模な訓練に参加したことは以前、紹介しました。
訓練の中で子どもたちは、
・土のう運び
・水に浸かった布団運び
・救援物資運搬
などを体験させていただきましたが、日ごろ使っている布団が、水を含ませると4人がかりでも持ち上げられないほどの重さになり、
「小さな子やお年寄りではとても無理だということが分かりました」
と感じてくれました。
また、災害はいつやってくるかもしれないので、昼間、多くの大人や高校生などは弥富から離れたところにいるので、
「いざという時に、力になれるのは私たち中学生です」
という、ことにも気づいてくれました。これらのことを、今後の避難訓練にも生かしていきたいと思います。

私立高校・専修学校推薦入試(2月2日)

ぐっと冷えた朝でした。藤原岳の雪も昨日より白さが増し、澄み切った青空とのコントラストが鮮やかでした。
そんな朝を、他の誰よりもきりっとした気持ちで迎えた47人の3年生がいます。今日、私立高校と専修学校の推薦入試に臨む子たちです。愛知県、とりわけ、この尾張地区は名古屋に隣接していることもあり、高校などの進学先を考える際の選択肢は多くあります。その中で、校風や指導内容、部活動実績など、さまざまな理由でこの学校と決め、しかも「絶対に行きたい!」という気持ちで推薦入試での受験を選びました。
緊張した中で、頭をよぎっているのはなんでしょう。これまで自分ががんばってきた自信でしょうか。励ましてくれた友人の言葉でしょうか。面接練習や懇談で声をかけてくださった先生の顔でしょうか。毎日寄り添ってくれた家族の愛でしょうか。それらに見守られながら、47人が「15の春」に挑みます!

私立高校・専修学校推薦入試出願(1月27日)

3年生の教室から「進路」という言葉が聞こえない日はないほど、いよいよ佳境に入ってきました。3学期になってからは時間を見つけては担任の先生と懇談をしたり、授業後には面接の練習をしたりしています。
すでに一部の学校では始まっていますが、今日、県内の多くの私立高校と専修学校の推薦入試の出願に行きました。事前に、どのような順路で学校まで行くか調べ、朝から緊張した様子でした。皆より早く給食を食べ、大事な願書を先生から受け取り、出発です。幸い、強い風も寒さもない穏やかな日でなによりでした。駅へ向かう様子を学校から見ていると、いつもよりもきちんと一列に並んで走っています。こんなところからも緊張した様子が伝わってきます。
 
無事に出願を終えた子どもたちを先生たちが出迎えると、一様にほっとした表情を浮かべました。来週の木曜日にはその試験です。体調管理により一層気をつけて臨んでほしいものです。
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