いよいよ2学期も最終週になりました。終業式には通知表を手渡しますが、今日は、それよりもひと足早く「からだとこころの通知表」を手にしました。
これは保健委員会の取組で、自分自身の体や心に目を向け、自分自身を理解するきっかけにし、健康な生活を意識しようとするものです。朝礼の後、保健委員長からそのねらいを全校のみんなに説明し、教室でそれに取り組みました。2枚1組になっていて、ひとつが「チェックシート」です。「毎日朝ご飯を食べている」などの10項目のからだチェックと、「穏やかな気持ちでいることが多い」などの10項目のこころチェックです。それを一つ一つ答えていき、点数化していきます。そして、その点数を「からだとこころの通知表」に転記し、そこに記されているアドバイスを読みます。
慌しく過ぎた2学期。「慌」という漢字は、「りっしんべんに荒」と書きます。りっしんべんは「心」を表します。つまり、慌しいとは、心が荒れることを示します。慌しさの中で知らず知らずのうちに心が荒れてはいないでしょうか。ちょっと立ち止まって自分自身を見つめるよい機会となりました。
からだとこころの通知表(12月19日)
個別懇談1日目(12月7日)
今日から授業を早めに切り上げ、個別懇談を行っています。
2学期の学習面はもちろん、教育相談や日ごろの様子からうかがえるお子さんの成長やがんばりなどをお伝えする大切な機会です。また、3年生はそれらに加え、進路選択の大切な場となります。そのため、学年主任や進路指導主事が同席して“四者懇談”となる場面もありました。
廊下で待っている間の子どもたちも少し緊張した様子ですが、教室から出てきたときは、心なしかほっとした表情が見られたように感じました。
kaizen(11月28日)
期末テストも今日が最終日。テスト前から今日までの部活動中止期間を利用して、朝の登校状況を見ていました。普段は3年生は朝練習がないので時間帯が違い、その分自転車の数も少ないので、3学年が同じ時間帯に登校するこの時期を重点的に観察しました。
左の光景はもうかなり定着してきたように思います。信号待ちなどで道いっぱいに広がることがあっても、徐々にこのように一列になり、特に、視界の先に対向する自転車や歩行者を見つけると、しっかりと車道側に寄ることができるようになってきました。以前に朝礼で話した時に比べると大きな成長です。
しかし、心のどこかで「先生が見ているからではないか」という気持ちがあり、ここ数日は、立つ位置を神社よりも北にして、そこを通り過ぎた後の様子も見守ることにしました。
すると、どうでしょう!目の前を、
「おはようございます!」
と気持ちのよいあいさつで通り過ぎた後も、その列は乱れることなく歩道の車道よりを走り、対向する人のために通路をあけているではありませんか!「この子たちはすごい!」と思うと同時に、疑った自分を恥じました。
自分たちの自転車の乗り方を知り、それが地域の方々にどれほど迷惑をかけているのかを知って約1か月。一人一人がどうしたらよいかを真剣に考え、「kaizen」してくれた結果です。
「kaizen」とは、ものづくりの業界で生まれた言葉ですが、誤りや欠陥を正し、よいよい状態にすることを言います。トヨタ自動車の生産方式がその代表で、今や世界にそれが広まっています。弥富中の子たちの自転車の乗り方も、世界に通用する乗り方だと胸を張って言えます。
『Let’s Learn』(11月17日)
少し見にくいと思いますが、これは今、コミュニケーションホールに貼ってある広報委員会新聞「Let’s Learn」です。毎月、季節や行事にあわせたテーマでクラスの子にアンケートをとったり聞き取ったりしながら作ってくれ、いつも楽しみに読んでいます。
今月号は、「秋」がテーマです。まず、そこから連想する○○の秋ということから、勉強について特集が組まれています。その中の質問に「順位がよかった時、勉強は何週間前から始めましたか?」という問いがあり、その結果がとても興味深かったので紹介します。
1年生、2年生はほとんどのクラスが「1週間前」という人が一番多くいました。テスト範囲が発表されたら、「さて、やるか」と腰を上げる感じなんでしょうね。それに対し3年生は、6クラス中5クラスが「2週間前」という人が一番多いという結果でした。さすが受験生です。この結果を見て、「うん、うん」とうなずいたのは言うまでもありません。
おそらく3年生とて、2年生・1年生のときは1週間前からテスト勉強を始めていたかもしれません。しかし、「受験」というものが目の前に迫った今、それまでと同じではいけないと気づいたんだと思います。言い換えれば、これは下級生に対する先輩からのメッセージかもしれませんね。「今のうちから早めに取り組むんだぞ」という。
卒業アルバム写真撮影ー個人編ー(11月15日)
A組から順に撮りましたが、廊下で待っている間もそわそわし、女の子は胸ポケットに入れてある手鏡を何度も出して髪を整えたり、ニコッと笑う練習をしたり。順番が近づいてくると、入口脇にある、金魚の水槽や下駄箱のプラスチック扉に顔を映し点検に余念がありません。
「はい、笑って」
「いいよ、いいよ」
「ちょっとあごを引いて」
カメラマンさんから声が飛びます。横にいる担任や学年主任が緊張をほぐそうと、
「かわいいねぇ」
と声をかけます。終始なごやかな雰囲気で撮影は進みました。
子どもたちが撮ってもらっている合間をぬって、先生たちも同じように撮ります。
「お願いします!」
椅子に座ったその姿、上半身はぴしっとネクタイにジャケットと決まっていますが、下はジャージ…(笑)こんな舞台裏もあった楽しい時間でした。