進路真っ只中!(1月10日)

  3学期が始まり、すぐに3連休。
  その連休明けの今日、3年生では実力テストが実施されました。
  今シーズン最大の寒波が下りてきていてすっかり寒くなったため、廊下の扉はしっかりと閉められています。しかし、教室の中では、真剣な表情の生徒の姿が見られ、鉛筆が答案用紙を走る音がしています。いつものテストでは、何人かの生徒は少し諦めモードで、机に伏せていますが、そのような姿は見られません。
  さすがに、進路真っ只中という雰囲気です。

  義務教育を間もなく終える3年生にとっては、自分たちで進路を切り開くという初めての試練です。希望する進路に進めるかどうかは、自分自身の努力とその成果にかかっています。進路は、与えられるものではなく、自分でつかみにいくものだと思います。
  とはいえ、精一杯努力しても、希望する結果に結び付かないこともあります。でも、自分が希望する進路に進めなかったとしても、今努力していることは決して無駄にはならないでしょうし、進んだ先でまた大きく成長できるかもしれません。最後まで努力して頑張ることが、大きな力となって身についていくと思います。
  しばらく苦しい時期が続きますが、家族も先生たちも応援しています。歯を食いしばって、踏ん張って欲しいと思います。頑張れ!受験生!
実力テスト

2学期終業式(12月22日)

3つある学期の中でもっとも長い2学期の終業式を迎えました。
子どもたちには、明日からの冬休みで「大きくなったなぁ」と家族はもちろん祖父母や親戚の方々に言っていただけるといい、という話をしました。
  ↓
第2学期終業式校長講話
 
毎日顔をあわせているとなかなか気づかないものですが、子どもたちは確実に成長しており、心も体も大きくなった2学期だったと思います。そして、大きな事故やけが等もなくこの日を迎えられたのも、保護者の方々や地域の方々のおかげと、職員一同感謝しております。ありがとうございました。

式を終えた子どもたちは教室へ戻り、担任から通知表を受け取りながら2学期を振り返り、
「冬休み、がんばれよ!」
「この調子でね」
などと言葉をかけられていました。
 
最後になりましたが、弥富中学校をお支えいただいたすべての方にとって、来たる年がよい年になりますようお祈り申し上げます。

からだとこころの通知表(12月19日)

いよいよ2学期も最終週になりました。終業式には通知表を手渡しますが、今日は、それよりもひと足早く「からだとこころの通知表」を手にしました。
 
これは保健委員会の取組で、自分自身の体や心に目を向け、自分自身を理解するきっかけにし、健康な生活を意識しようとするものです。朝礼の後、保健委員長からそのねらいを全校のみんなに説明し、教室でそれに取り組みました。2枚1組になっていて、ひとつが「チェックシート」です。「毎日朝ご飯を食べている」などの10項目のからだチェックと、「穏やかな気持ちでいることが多い」などの10項目のこころチェックです。それを一つ一つ答えていき、点数化していきます。そして、その点数を「からだとこころの通知表」に転記し、そこに記されているアドバイスを読みます。
慌しく過ぎた2学期。「慌」という漢字は、「りっしんべんに荒」と書きます。りっしんべんは「心」を表します。つまり、慌しいとは、心が荒れることを示します。慌しさの中で知らず知らずのうちに心が荒れてはいないでしょうか。ちょっと立ち止まって自分自身を見つめるよい機会となりました。

個別懇談1日目(12月7日)

今日から授業を早めに切り上げ、個別懇談を行っています。
2学期の学習面はもちろん、教育相談や日ごろの様子からうかがえるお子さんの成長やがんばりなどをお伝えする大切な機会です。また、3年生はそれらに加え、進路選択の大切な場となります。そのため、学年主任や進路指導主事が同席して“四者懇談”となる場面もありました。
廊下で待っている間の子どもたちも少し緊張した様子ですが、教室から出てきたときは、心なしかほっとした表情が見られたように感じました。

kaizen(11月28日)

期末テストも今日が最終日。テスト前から今日までの部活動中止期間を利用して、朝の登校状況を見ていました。普段は3年生は朝練習がないので時間帯が違い、その分自転車の数も少ないので、3学年が同じ時間帯に登校するこの時期を重点的に観察しました。
左の光景はもうかなり定着してきたように思います。信号待ちなどで道いっぱいに広がることがあっても、徐々にこのように一列になり、特に、視界の先に対向する自転車や歩行者を見つけると、しっかりと車道側に寄ることができるようになってきました。以前に朝礼で話した時に比べると大きな成長です。
 
しかし、心のどこかで「先生が見ているからではないか」という気持ちがあり、ここ数日は、立つ位置を神社よりも北にして、そこを通り過ぎた後の様子も見守ることにしました。
すると、どうでしょう!目の前を、
「おはようございます!」
と気持ちのよいあいさつで通り過ぎた後も、その列は乱れることなく歩道の車道よりを走り、対向する人のために通路をあけているではありませんか!「この子たちはすごい!」と思うと同時に、疑った自分を恥じました。

自分たちの自転車の乗り方を知り、それが地域の方々にどれほど迷惑をかけているのかを知って約1か月。一人一人がどうしたらよいかを真剣に考え、「kaizen」してくれた結果です。
「kaizen」とは、ものづくりの業界で生まれた言葉ですが、誤りや欠陥を正し、よいよい状態にすることを言います。トヨタ自動車の生産方式がその代表で、今や世界にそれが広まっています。弥富中の子たちの自転車の乗り方も、世界に通用する乗り方だと胸を張って言えます。