自転車をどう乗るかー朝礼ー(10月31日)

弥富中は他の学校にあるような自転車通学区域がありません。校舎を移転した際に、全校生徒の自転車を収容できるだけの自転車置き場をつくっていただいたおかげで、全員が自転車による通学が可能です。それはとてもありがたいことです。
しかし、一方で、学校周辺道路が登下校の時間帯には自転車であふれかえるという現状もあります。そのために、地域の方々に多くのご迷惑をおかけし、実際に乗り方のマナーや接触・衝突などでお叱りのお電話をいただくこともたびたびです。そのために、学校では朝礼等の場で何度もそれを子どもたちに呼びかけ、下校時には全職員がポイントに立って指導をしています。しかし、その改善はなかなか見られないのが現状です。
 
そこで、今回は、朝礼で実際の登校の様子を撮った写真を見せ、歩道いっぱいに広がった中を通り抜ける恐怖心、迷惑さを伝えるとともに、事故を起こしけがを負わせてしまった時の賠償金額なども示しながら話をしました。
10月31日朝礼(自転車の乗り方)
子どもたちは真剣にその話を聞いてくれました。下校直前には、再度、全校による「合同ST」を体育館で行い、もう一度朝の話や自分の決意を確認し下校しました。
 
一朝一夕には改善されないかもしれませんが、根気強く声かけをしていきたいと思います。保護者や地域の方々にもお気づきのことがありましたら教えていただきますようお願いいたします。
 
  
※左の下校時の画像をクリックすると、朝礼で使用したスライドがご覧いただけます。上の朝礼での話とあわせてご覧ください。

長距離走大会(10月27日)

少し北風が強く吹いていましたが、子どもたちには心地よく感じたようです。抜けるような青空の下を、子どもたちはたくさんの汗をかきながら走りました。沿道の方々の
「がんばれ~!」
という声が、その背中を押してくれます。ポイントに立つ先生たちからも、声がかかります。
この長距離走大会は弥富中にずっと前からある行事で、歴史をひもとくと昭和44年に「完走会」という名前で行われたという記録がありました。そこに一人一人が新たな歴史を重ねた走りでした。

走り終えた子どもたちを優しい笑顔で迎えてくださったのは、PTAの役員の方々です。クレープとジュースを用意し、
「おつかれさま」
「よくがんばったね」
と声をかけてくださり、子どもたちも笑顔でそれに応えていました。
P1010731 DSC_1055 IMG_6581

愛知県道徳教育研究大会(10月25日)

今日は、これまで弥富中が力を入れて取り組んできた道徳の授業を愛知県下各地からみえた先生方にご覧いただく日です。140名を超える方がおみえなり、メモを取りながら参観いただきました。
公開した授業は、これまで他のクラスで行ってきた自分のとっておきの“ネタ”です。これを自分の学年の他のクラスで行い、少しずつ軌道修正を加えながらよりよい授業にする「ローテーション授業」の6回目です。つまり、最後は自分のクラスでそれを行うよう計画されています。完成度の高いネタで、一番気心が知れている自分のクラスということで、どのクラスもとても落ち着き、深まりのある授業でした。何よりも、子どもたちも先生たちもよい表情でいたことが印象的でした。
授業後は体育館で、よりよい道徳の授業をめざしての話し合いが行われ、そこでも活発な意見が交わされ、とても勉強になりました。
お越しいただいた先生方からは、多くのおほめの言葉もいただきました。ローテーション授業も後期になり内容も一新されます。得たものを自信に、学んだことを生かして子どもたちにそれを還元しながら進めていこうと決意を新たにしました。
 
会の運営に際し、PTA役員の方に受付や接待等をお願いし、大変助けていただきました。ありがとうございました。
IMG_0132 IMG_5755

進路説明会(10月21日)

「前回、進路説明会をしてから、もう4か月ほどがたちます。そして、今日の4か月後はもうここにいる多くの子が高校へ進学する権利を手に入れていることでしょう」
という進路指導主事の言葉で、3年生の進路説明会が始まりました。部活動を引退し、学校祭で全力を尽くした3年生。先日、前期の通知表を手にしたことで、これまで以上に「進路」というものが現実味を帯びてきました。会場には各クラス4列のイスが並べられ、男女が各1列に座り、その両側を保護者の方が座られました。資料をお互いがのぞき込むようにして見るその姿をほほえましく見ると同時に、家庭での進路についての話し合いがしっかり行われることを願います。特に今年は、公立高校の入試制度が大きく変わります。ひと言も聞き漏らさないように熱心に耳を傾ける姿がそこにはありました。

まず、命を守る(10月20日)

11時50分。職員室に設置してる警報機からかん高い警告音がしました。緊急地震速報です。弥富市は各学校にそれが配備され、校舎内外にその音が鳴り響くようになっています。
子どもたちにとっては今年になって2度目です。1学期の終業式の直前にその音を聞いています。それもあって、子どもたちの避難行動はずばらしいものでした。体育の授業をしていた子は、建物から離れたところにかたまってしゃがみ、移動中の子たちは、持っていた教科書やファイルなどで頭をおおいました。それぞれの教室でも机の下にもぐり、“自分の命は自分で守る”という最初の行動をとることができました。
ほどなくして、職員室から、
「先ほどの緊急地震速報は、関東地方で起きた地震によるもののようです。しかし、今後余震がこちらで起きることも考えられますので、十分に気をつけて行動してください」
と、避難を解除する放送を入れると、安堵の声があちらこちらから聞こえました。
 
来月2日には、弥富中周辺の、大藤保育園・はばたき幼稚園・大藤小学校の子たちが弥富中に避難し、弥富中の校舎3階に避難するという合同避難訓練を計画しています。いざという時に適切な行動がとれるかは、こうした日常の積み重ねが大切だと痛感しました。
IMG_6544 IMG_6542