前期通知表を渡しました(10月7日)

6時間目。おなかもふくれた午後の授業。いつもなら、睡魔に襲われそうになる子や気持ちがもう部活動にいっている子などがだんだん多くなる時間帯です。
 
しかし、今日は3学年ともピリッとした緊張感が漂っていました。それもそのはず、今日は前期の通知表を渡される日です。授業時間数の多い5教科(国・社・数・理・英)は夏休みにその課題を克服してほしいというねらいもあり、1学期に伝えました。しかし、他の4教科(音・美・体・技家)については1学期には十分な評価材料がないこともあり、半期ごとに評価をつけています。今日、子どもたちが手にした通知表は、それらがすべて入ったものです。さぁ、どうだったでしょうか。教室を回りながら、
「どうだった?」
「予想どおりだった?」
と声をかけると、ニヤッと笑ったり、ぐっと胸をはったりと、そのリアクションは人それぞれでした。
「ここがちょっと…」
と答えた子に、
「なぜ、そうだったか、原因は分かるの?」
と尋ねると、
「はい」
と答えてくれました。
 
それでいいんです。通知表はそのこの価値を決めるものではありません。その子のがんばったところを評価し、がんばれなかったところを明らかにする(本人や保護者に伝える)ことで、次へのスタートを切るためのものですから。このままのペースでいいのか、ちょっとペースアップをしなくてはいけないのか。通知表を見て一人一人が考える機会としてほしいものです。

大きくなぁれ(10月5日)

保健室の前に大きな花壇があります。そこが先日から耕され、4つの畝(うね)がつくられました。
昨日はI組が、そして今日はJ組がそこで種まきをしました。手にしたのはうす茶色の小さな種です。「ダイコン」です。
担任の先生からまき方のアドバイスを受け、畝に種をまいていきます。ダイコンは一粒一粒まくのではなく筋まきをしていきます。畝の一番高いところに溝を掘り、そこにざーっとまいていきます。子どもたちは経験があまりなく、また、丁寧にまこうという気持ちがあるのか、アサガオやヘチマといった大粒な種のように一粒ずつつまもうとしますが、
「こうやってまくんだよ」
と、種の入った器を傾け、そこからかき出すようにまくことを教えてもらい、無事に終えることができました。最後はそこに軽く土をかぶせました。
 
芽が出て、土の中深くにダイコンが伸びていく日が楽しみです。

もうそんな時期?!(9月27日)

蒸し暑い日になりました。授業が終わり、子どもたちが部活動に走り出す時には、東の空に小さな入道雲も見えていました。そんな入道雲を背に、ユニフォーム姿の子たちが見えます。3年生です。今日から卒業アルバムのための写真撮影が始まりました。これからどんどん日が暮れるのが早まるので、それ以前に外の部活動を中心に撮っていくからです。今日を皮切りに屋内の部、そして個人写真へと長い期間をかけて撮っていきます。
久しぶりに袖を通したユニフォーム姿。やっぱり似合いますね。順番が回ってくる間にランニングをしたり、中には、1・2年生とミニゲームを行う部もあり、温かい気持ちになりました。

芸術の秋(9月27日)

スカッとした青空とは行きませんが、校舎の外へ一歩出ると心地よい風が吹いています。そんな外、プラザのあたりから声がします。2階にある職員室からのぞくと、3年生がそこに腰をおろしていました。そして手にはスケッチブックを持って。写生です。題材は校舎。まだ「卒業」という言葉を使う時期ではありませんが、3年間通った学び舎は3年生の子たちにどう映り、どう描かれたでしょうか。
一番描きやすい場所、一番よく見える場所など、思い思いの位置に腰をおろし描いています。先に各棟の輪郭をざっと描きバランスを重視する子がいるかと思えば、端のほうからじっくりと描きこんでいく子もいました。
この間までの慌しく過ぎた日々とは比べものにならないほど、ゆったりとした時間がそこには流れていました。
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心落ち着けて(9月21日)

朝、下駄箱のところで子どもたちを迎えていると、見慣れないバッグを持った子を多く見かけました。水彩セット?いや、書道の用具のようです。小学校では毎週1時間の書写の時間がありますが、中学校は国語の時間の中に組み込んで行っています。学校祭が終わった今が、落ち着いた気持ちで筆を持つよいタイミングですね。
ということで、国語の時間をのぞいてみました。3年生の教室で、静かに心を落ち着かせ筆を運んでいる子どもたちの姿がありました。書いていた文字は「初志貫徹」。今年の書写コンクールに向けての練習です。
3年生にとってこれから進路選択に向けて頭を悩ませる時期になってきます。さあ、「初志貫徹」といきますでしょうか。