給食を食べた後の4時間目は「地区別会議」です。小学校では通学団会議と呼ばれているもので、中学校でこれを行うところは珍しいかもしれません。
弥富中はほとんどの子が自転車を使って登下校をしています。十分に注意をしていても、毎年、車との接触や自転車同士がぶつかる事故が起きます。相手が高齢の方などの場合は、大きなけがをさせてしまうことも十分に考えられます。もちろん、子どもたち自身がけがをしてしまってもいけません。
そこで、毎年、この時期に、通学路の確認ををしたり自転車の乗り方を指導したりするこの時間を設けています。また、その中で、昨年度のPTA生活委員会の方々が中心になって作成された「ハザードマップ」を活用し、通学路周辺の危険な場所や不審者などが出没しやすいところなどを確認し合いました。
ご家庭でも活用していただけると幸いです。
地区別会議(4月8日)
入学式準備(4月6日)
そんなワクワクした気持ちを、一層増してくれたのが、今日の午前中の入学式準備です。
部活動を終えた新3年生が体育館や新1年生の教室、自転車小屋周辺等の受け持ち区域で、それぞれの場所を入念に掃除してくれました。その手際のよさもさることながら、どの子もとてもうれしそうな表情でその仕事をしていたのが、とても印象的でした。その表情からは「3年生になるんだ」といううれしさと強い決意を感じました。
わずか1時間足らずで立派な会場、教室ができました。あとは新1年生を迎えるだけです。きっとすてきな一年間になるような、そんな予感がします。


締めくくり(3月23日)
明日の修了式を控え、今日はどの学年も一年間の締めくくりをしました。1・2年生はそれぞれ学年集会を行い、先生たちからやクラスの代表がこの一年を振り返っていました。また、振り返るだけではなく、4月からの新しい学年へ進級する心がまえなどにもふれ、意を強くした時間でした。
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1・2年生が集会をしている時、3年生の先生たちの姿は教室にありました。誰もいない教室ですが、ひとつずつ順番に机やいす、黒板などを見て回っていました。意を強くし、希望を抱いて進級してくる子たちに、それにふさわしい教室を準備してくれていたのです。
こうして、弥富中学校の一年はまもなく終わりを迎えようとしています。
15の春 ー先生編ー(3月17日)
子どもたちがそれぞれの学校へ出向き、合格発表に一喜一憂している、ちょうどその頃、学年主任と進路指導主事は「一括受領」といって、学校分の結果をまとめて受け取りに名古屋に行っていました。
必需品は「はさみ」。受け取った封筒をすぐに開け、持っていった受検番号一覧と確認しながら印をつけていきます。
そして、10時50分を回った時、学校の電話がなりました。速報です。学校に待機していた担任がすぐに受話器を取り、合否の結果をおうむ返しします。すると、そばにいる別の担任が一覧表に印をつけていきます。
「よしっ!」
「お、受かった!」
「よかったぁ」
豊富なデータをもとに、これまで子どもたちと向き合い、進路指導をしてきました。しかし、試験は水ものです。集まり具合やその日の体調などで「絶対」ということは決してありません。だからこそ、万が一のことを想定しながら志望校を決めてきました。
15の春は職員室にも暖かな風を吹き込んでくれました。
15の春(3月17日)
今日は公立高校一般入試の合格発表が10時からそれぞれの高校で行われました。朝からそわそわしていた子も多かったのではないでしょうか。
私立高校や専修学校の合格通知は自宅へ郵送されますし、公立高校の推薦入試はまだ学校がある時なので中学校が一括して受け取りそれを子どもたちに渡しました。しかし、一般入試は卒業後ということもあり、多くの子が受検校へ足を運んだのではないでしょうか。
学校から一番近い海翔高校へ行ってきました。いろんな学校からたくさんの子が来ていました。保護者の姿も多く見られます。校門を入ると、足早に合格者の受検番号が貼り出してある来賓玄関に向かいます。恐る恐る見て、次の瞬間、
「やったー!」
と歓声。一緒に来た子と手を取り合って飛び跳ねました。うれしさで涙をぬぐう子も。その頭をぽんぽんとして、これまでのがんばりをねぎらうお母さん。
おつかれさま。そして、おめでとう。