修了式(3月23日)

「中学校第2学年の課程を修了したことを証明する」
見慣れた通知表ですが、今日はそこに白い帯を巻き、1年生、2年生の代表の子に手渡しました、修了証です。それぞれの学年で修めなくてはならないことがらを修めたという証(あかし)です。修了式ではそんな話をしました。
言葉で言うほど、すべてを十分に修めることは簡単ではありません。得意な分野や不得意な分野は誰にでもあります。それを明日からの春休みで少しでもカバーできるとよいと思います。そして、4月に迎える、ひとつ進級した自分をイメージし、それに向けての準備も怠らないよう進めてほしいと思います。
 
教室へ戻った子どもたちは担任からその修了証をもらい、その時にそのあたりのアドバイスも受けていました。そんな子どもたちのいる教室には、多くのクラスに「1年間ありがとう!」の黒板メッセージがありました。先生に言われたからではなく、自分たちの発案でこういうことができるのも成長の証ですね。
 
 
最後になりましたが、こうして無事に修了式を迎えることができたのも、保護者や地域の方々のおかげです。そんな方々に助けられ、子どもたちに助けられてここまで来ることができました。ありがとうございました。4月には新たな気持ちでスタートを切りたいと思いますので、引き続きご家庭でのご準備やサポートをよろしくお願いします。

春の息吹(3月12日)

部活動のない月曜日の朝。つい先日までは600人が同じ時間帯に登校をしていましたが、今日は、
「あれ、もうみんな通った?」
と拍子抜けするほどのあっけなさでした。ひとつの学年がいないとこんなにも少なく感じるものなのですね。体育館で全員が整列した様子を見ても、がらんとした感じでした。
しかし、今日も多くの部活動の表彰をすることができ、3年生が卒業した後も、1・2年生がその伝統をしっかりと受け継いでいることを実感しました。
昨日の「東日本大震災から7年」という新聞の特集を読んだ中で心に残った記事をで引用しながら話をしました。朝礼校長講話
“先輩の分まで”と思う気持ちは誰にもあると思いますが、それが重荷になってしまうことは、先輩たちの望んでいることではありません。むしろ、まずは自分自身のことをしっかりと行ってから、その上で周りの人や先輩たちの分を考えれても十分に間に合うと思います。
 
正門前の道路の脇に、小さなつくしがたくさん顔を出していました。まずは自分がしっかりと根を張ってから土をのぞかせ、少しずつ少しずつ大きくなっていくことでしょう。その後に、一本一本のつくしはスギナへとつながっていくのです。弥富中の1・2年生もきっとそんなふうに大きくなっていくと思います。

3学年が揃う最後の朝礼(2月26日)

およそ1か月ぶりの朝礼となりました。そして、気が
つけば、今日が3つの学年全部が揃う最後の朝礼です。久しぶりにも関わらず、教室からの移動はとても落ち着いてでき、いつもと同じ時刻に始めることができました。久しぶりだったこともあり、伝達表彰も多くありましたが、その間も緊張感をもって臨むことができました。

朝礼での話にも入れましたが、3年生とともに過ごす時間は残りあとわずかとなってきました。その間に、その後姿から多くのことを感じ、学び取ってほしいと思います。

おかえり、C組(1月22日)

「おかえりなさい」
朝礼の話の中で、そんな声をかけました。
 
先週、突然、増えた1年C組のインフルエンザによる欠席者。そういう診断が出ていないものの、発熱の症状のある子も何人かいたので学級閉鎖という措置をとりました。そして、今日、それが明けて、久しぶりに1年C組の子もそろっての朝礼を行うことができました。
クラスの様子を、給食の時間に見にいくと、当たり前のような配膳風景でしたが、みんなうれしそうな表情をしていました。教室でクラスの仲間とともに過ごす、「当たり前」の楽しさをかみしめているようでした。
 
学校中を見ると、今日はインフルエンザで欠席している子はわずか3人と、他への拡大はなんとか回避できたようです。しかし、市内では他の中学校や学区の小学校で学級閉鎖をしたとの情報も飛び込んできましたので、まだ油断はできません。これからも引き続き、予防に心がけていきたいと思います。

3学期始業式(1月9日)

3学期が始まりました。
開始時刻より前に、600人を超える子たちが静かに体育館に入り腰をおろす、いつもと変わらないその光景に、子どもたちの3学期に向けての決意や、穏やかな気持ちで過ごした冬休みを感じ取ることができました。
学校としてはまとめの学期となります。そして新しい年のスタートでもあります。そんな3学期を高い意識をもって過ごしてほしいと願い、3学期始業式講話をしました。