貴重な屋内練習(10月10日)

朝から曇り空だったものの、なんとか雨が降ることなく給食を終えましたが、そうじの時間に突然、ざーっと大粒の雨が落ちてきました。外そうじをしていた子が慌ててひさしの下に身を寄せたほどです。
その雨もじきにあがり、午後の授業を終え、「さぁ、部活だ!」と思った矢先にまた雨が…。部活動のない3年生の多くはカッパを着ずに家路を急ぎます。
「風邪、ひくなよ」
と何度も声をかけながら見送りました。
1・2年生の部活動も、当然、外ではできませんので、屋内での活動となりました。コミュニケーションホールでは、サッカー部が体育館から跳び箱の一番上の段を持ってきて、そこで大きくジャンプしてヘディングをする練習をしていました。滞空時間が長くなり、空中での体の使い方を習得する、とてもよい方法だと感心して見ていました。また、2階の廊下では野球部が新しいボールを手にしていました。先日の中日少年野球海部支所大会で優勝した野球部は、今月末から県大会へ出場します。その大会で使用するボールが、これまで使っていたボールより少し大きく、また硬いボールのようで、硬式ボールに近い感じだそうです。それに慣れるために部費でそのボールを買い、
「家でもボールを握って、感覚をつかんでおくように」
と子どもたちに手渡されました。
これからテスト週間、そして冬時間と、部活動をする時間が今まで以上に少なくなります。そんな中、雨でもこんな工夫で練習をしている子どもたちでした。
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駅伝部始動(9月27日)

まぶしいほどの西日を受けて、
「5・4・3・2・1、GO!」
と大勢の子たちが走り始めました。つい先ほどまで、
「さようなら~!」
と下校を見送った校門に、部活動を終えたばかりの1、2年生と引退したはずの3年生がそこにいました。駅伝部です。
 
雨が続いて練習開始が予定より遅れてしまいましたが、学校祭も終わり本格的に今日から始動しました。驚いたのはその数です。例年になく多くの子が参加してくれ、担当の先生もびっくりしていました。もちろん選手になれるのはその中の限られた人数ですが、こうした練習に参加することで持久力や脚力などは必ずつくと思いますので、がんばってほしいと思います。参加に際し、ご理解をいただいた保護者の方に感謝いたします。
今日は女子1グループ、男子2グループの計3グループに分かれて、それぞれに陸上部の長距離種目の子にペースメーカーとして集団を引っぱってもらいました。ゆっくり目のタイム設定だったこともあり、気持ちのよい汗と生き生きとした表情が夕日に照らされていました。

完成!(8月23日)

さまざまな活動が再開されたことをお伝えしたところですが、今日、その中のひとつ「生徒会年間テーマデザイン」の看板が完成しました!以前は業者に依頼していたものを昨年度から美術部がそれを担うこととなり、夏休みの大切な活動となりました。美術部の中からその担当が決まり、ずっとこれにかかりっきりで取り組んでくれました。写真をご覧いただいて分かるように、自分の身長と同じくらいの大きな板に描くわけですから、いつも向き合っている画用紙やキャンバスとは勝手が違います。また、今年のデザインはグラデーションが多く施されているのと、テーマの最後の言葉「翼」を3つの学年を表す3色で細かく描くことが求められたので、より大変だったようです。
しかし、できあがった看板はとても素敵で、「はばたこう 未来へ繋ぐ 希望の翼」を見事に表現してくれています。近々、校舎のベランダに設置される予定です。

全日本中学校陸上競技選手権大会(8月19日)

「重ねた努力 流した汗 光り輝け 中国の地で」
のスローガンのもと、全国各地からここ岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)に集まった選手の中に、高嶋くんの姿がありました。さわやかな風が吹き抜けるコンディションです。
高嶋くんが出場するのは、得意としている800m。参加選手はなんと81人もいます。ここまで来ると、あらためてそのレベルの高さに驚きます。しかし高嶋くんは昨年度もこの種目に出場し、着実に力を伸ばしています。大会プログラムに載っている出場選手のランキングでは6位にその名前が記されていまた。いやおうなしに期待は高まります。
そしていよいよ予選、第5組。高嶋くんは8レーンからのスタートです。場内アナウンスでは、
「この組では、8レーンの高嶋くん、弥富が1分58秒01で全体の6番目の記録をもっています」
と紹介してくれるほどです。
そして号砲。予想通り、高嶋くんがレースを引っぱる展開です。しかし、さすが全国レベルの選手たち。ぴったりとくっつかれます。かろうじて先頭をキープして400mを通過しましたが、混戦のままレース後半へ。第1コーナーからスパートをかけ、バックストレートでは少し引き離しました!しかし、最後のコーナーから再び混戦となり、ラスト100mでかわされてしまい、この組の4番目となります。各組の2位までとプラス4人が午後からの準決勝に進むことができますが、この時点で、その可能性はなくなりました…。
こうして高嶋くんの夏は終わりました。顧問や学校から応援に来てくれた先生たちが残念な顔をしている中、高嶋くんは、
「やっぱり最後のスパートをもっと鍛えないといけないですかね」
と、課題を口にしていました。
彼の陸上人生はまだまだ続きます。私たちは、それをこれからもずっと応援していこうと思います。

全国パソコン技能競技大会(8月12日)

さぁ、準備は整いました。いよいよ「全国パソコン技能競技大会」開幕です!会場となった名古屋学院大学名古屋キャンパスのそのステージに臨んだのは、情報処理部の11人です。
競技は4つの種目で行われます。
⚪︎日本語ワープロ
⚪︎情報処理技能
⚪︎日本語スピード
⚪︎英文スピード
もちろん、この大会は誰でも出られるものではなく、各種目の検定1級以上の資格をもっていないと出ることすらできない大会なのです。弥富中の情報処理部の子たちは、これらの検定を定期的に受けその資格取得に励んできました。4種目とも1級を取得し協会から表彰を受けている子もいます。
9時半から始まった競技は、静まり返った会場内にキーボードをたたく音だけが響きます。しかも、周りはすべて高校生ですので、とても不安になります。でも、昨日の写真を見ていただくと分かるように、競技は一人で臨みますが、ここまでの練習や昨日の準備はみんなと一緒でした。それが弥富中情報処理部の強みです。
2年生と3年生の2人が情報処理技能の部で「正確賞」を獲得しました。3年生の生徒は昨年に引き続き2年連続受賞です!この部門は、30分の制限時間内に表計算を完成させ、その時間と完成度を競うもので、「正確賞」はその得点が100点の人に与えられるものです。それを中学生が受賞したことは、弥富中の情報処理部の実力がとても高いことを証明しています。おめでとう!