昨日は会場に着いてウォーミングアップをして午後の団体戦に備えていましたが、台風の影響で団体戦のみ予備日に行うという決定がされ、試合をすることなく戻ってきました。応援の保護者の方々も同じように二日続けての西尾市総合体育館となりました。
団体戦は3校総当たりの予選リーグを行い、その上位2校が決勝トーナメントに進むことができます。
<予選リーグ(対安城北中)>
先鋒(渡邊)2-0
次鋒(伊藤し)0-0
中堅(堤)1-2
副将(伊藤た)2-0
大将(高添)2-1
海部地区大会、西尾張大会そのままの戦いぶり、勢いで西三河代表に快勝しました。
<予選リーグ(対伊勢山中)>
先鋒(渡邊)1-1
次鋒(伊藤し)0-2
中堅(堤)0-2
副将(伊藤た)0-0
大将(高添)0-0
聞くところによると、地元に多くの強豪を排出する道場があるとのこと。しかし、弥富中の剣道もそれに十分にひけをとらない戦いでしたが、惜しくも敗れました。これで予選リーグ2位として、決勝トーナメントへ進みます。
<決勝トーナメント(対平坂中)>
相手は西三河1位の強豪校です。
先鋒(渡邊)0-2
これまで秒殺で相手を仕留めてきた渡邊くんの速攻が、初めて封じ込められました。
次鋒(伊藤し)0-0
嫌な流れをここで食い止め、
中堅(佐野)2-1
西尾張大会で負傷した伊東くんのけがが完治しません。堤くんがラッキーボーイ的存在で支えてきましたが、ここで佐野くんを起用しました。劣勢の中での中堅戦。しかも初めての大舞台。責任重大。いろいろな思いが頭の中を巡ったことでしょう。しかし、中学から剣道を始めたという佐野くんの剣は冷静でした。相手から早々に一本を取りました。ここで、平坂中の剣道が変わったように感じました。これまで王者の風格さえ感じさせる剣道をしていたのが、がむしゃらに前へ出てくるようになってきて、すぐに取り返され1対1。しかし、
「小手!」
最後に上がった旗は弥富中を表す白旗でした。白旗が3本上がり、この時点で、弥富中が1勝2本。平坂中が1勝3本です。
副将(伊藤た)0-0
大将(高添)0-0
「あと1本」が遠い副将・大将戦でした。しかし、互いが地区を1位で勝ち上がってきた誇りと意地をぶつけ合った、最高の攻防を見せてくれました。
試合を終えた選手たちは、目を真っ赤にしてうなだれていました。
「下を向く必要はない」
と声をかけました。敗れはしましたが、強豪校と竹刀を交えて得たことは計り知れない財産となったはずです。
県大会(29日)の結果
中総体県大会3日目(7月29日)
中総体県大会2日目(7月28日)
柔道部女子が出場した団体戦は、台風12号の接近にともない、試合会場を4つから6つに増やして行われました。そこで対戦する相手は東郷町立春木中学校です。
先鋒・前田さん、中堅・阿部さん、ともに積極的な攻めを繰り出します。しかし、なかなか相手の体勢を崩すところまでいきません。逆に、小柄ですが強い引きで胴衣を引っ張られる場面が多くありました。二人が攻めるのには訳があります。それは後ろに控える大将・中森さんの膝の状態です。先日の西尾張大会団体戦で膝を痛め、試合後には立ち上がることもできないほどでした。そのために翌日の個人戦も棄権し、おそらく今日も畳に立てる状態ではなかったと思います。しかし、彼女は「立つ」という選択をしました。団体戦だから。
楽な状態で大将戦を戦わせたかった二人でしたがそれもかなわず、涙をぬぐいながら大将戦を見守りましたが、0対3で初戦敗退となりました。戦いを終えた中森さんに肩を貸し、補欠でずっと近くで見守っていた大坪さんが通路をかき分けるように4人で会場を去りました。立派な団体戦でした。
日本ガイシプールで行われた水泳2日目も台風の影響ですべてタイムレース決勝の一発勝負で行われました。その中で100m背泳ぎに出場した大澤さんが9位でしたが、上位4人に与えられる東海大会への出場権を得ました!(ここまでは一人2種目の出場が認められますが、東海大会は一人1種目しか出られないため、2種目で出場権を得た選手が一方を棄権するのでこのような繰り上げが生じます)
県大会(28日)の結果
なお、台風によりいくつかの種目で変更があります。
<剣道>
団体戦=明日(29日)午後13時開始
<陸上>
29日(日)を延期にし、30日(月)・31日(火)に実施
詳しくは「愛知県中小学校体育連盟」のホームページでご確認ください。
中総体県大会1日目(7月27日)
夏の大会も、いよいよ県大会へと進んできました。今日、その舞台に立ったのは相撲と水泳です。ともに、日頃の学校の部活動では違う活動をしていて、その分大変な努力があってのこの舞台だと思います。
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今日の結果は下のとおりです。
県大会(27日)の結果
なお、台風12号の接近に伴い、明日の県大会について各競技ごとに競技開始時刻の変更や運営方法の変更などが示されています。詳しくは「愛知県中小学校体育連盟」のホームページでご確認ください。
中総体西尾張大会3日目(7月26日)
今日はテニス男女個人戦、卓球女子個人戦、相撲と行われました。あわせて、中総体ではありませんが、吹奏楽の西尾張大会がありました。その結果発表が今、ありました!
顧問から、
「金賞です!」
の、一報が入りました。すごいです。これまで、何度も何度も「銀賞」という言葉に涙してきた吹奏楽部。念願の金賞です。でも、まだ飛び上がれません。というのは、金賞の中でも、県大会に出られる金賞と出られない金賞とがあるからです。かたずをのんでその発表を待ちます。そして、
「弥富中学校」
の声。
おめでとう、吹奏楽部!直前の練習で涙したことがあったと聞きます。心がひとつになった今日、それが報われましたね。
西尾張大会(26日)の結果
吹奏楽コンクール西尾張地区大会(7月26日)
静まり返った名古屋文理大学文化フォーラム大ホール。そのステージで2番目に演奏するのが弥富中学校です。課題曲「コンサート・マーチ『虹色の未来へ』」を終え、次の自由曲「大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン〜」の準備のための子どもたちの動きが止まった後でした。
一瞬、「尺八?」と思うような音色が、その静寂の中に歩み出しました。フルートのソロです。指揮をする顧問の手は動いていません。それはまるで、何もない大草原にある一本の葉がかすかな風に揺れたような、そんな情景でした。そして、指揮者の指が小さな動き始め、それに呼応するように楽器がだんだんと加わってきます。ひとすじの風が大きなうねりとなり草原を駆け抜けるかのように。
途中で楽器ではなく、子どもたちの声もハーモニーに加わり、壮大なスケールとなって聴く者を包み込みます。「チンギス・ハーン」はモンゴル帝国を興した初代の王です。それまでばらばらだった遊牧民族をひとつにまとめ、中国大陸に進出したことで知られています。種類も音色も違う数々の楽器がひとつになり、大ホールに響き渡るさまはまさにチンギス・ハンの世界観であり、大いなる大地そのものでした。
数週間前に、吹奏楽部の練習をのぞいた時、
「今、指揮、見てた?」
と厳しい指導の声が飛んでいました。求めていたのはこれだったのですね。
演奏を終えた子どもたちを、客席からの大きな拍手が包んだのは言うまでもありません。
ホール内は写真撮影が禁止されていますので、直前の音出しの様子をお届けします。
なお、結果発表はすべての演奏が終わってからになりますので、18時過ぎに掲載します。

