いつもは体育の授業や部活動が行われる体育館が、休日の今日はさまざまな楽器の音色と手拍子であふれました。吹奏楽部が毎年行っている定期演奏会「冬の演奏会」が、今年は弥富中学校の体育館を会場に行われました。地域で活動してみえる「ヤトミウインドアンサンブル」と「ファミリーブラスドルチェ」との合同演奏会ですが、今年は弥富北中もそこに加わり、文字通り弥富の演奏会となりました。
弥富中学校はトップバッターで登場し、まだ緊張感が漂う中、
「美女と野獣」を奏でました。“体育館”だった会場は、この演奏で一気に“演奏会場”に変わりました。続いての曲は「恋」です。そう、学校祭文化の部で大きな拍手をもらったあの曲です。もちろん、キレッキレの恋ダンスも健在です。そして3曲目は「SING SING SING」です。ジャズのリズムに乗って、それぞれのパートが立奏をするところでは、大きな拍手もいただきました。
吹奏楽部の子が弥富中として演奏できるのは、わずか3年です。しかし、音楽が好きで入部した子、演奏の楽しさをそこで味わった子たちが、その3年間で楽器から離れてしまうことはとても寂しいことです。しかし、弥富にはこうした地域の受け皿があります。今日も多くの大人の方々に混じって高校の制服を着た卒業生もいました。こうした演奏会やそれに向けての合同練習会を通して、弥富の音色がつながっていく、そんな気がしました。
※曲名をクリックすると、演奏を動画でご覧いただけます。
冬の演奏会(2月25日)
暖かな日差しの中(2月16日)
3日間の学年末テスト(3年生は2日間の卒業テスト)が終わりました。一年を締めくくるテストですので、それに向けてしっかり努力してくれたことと思います。
そして、最終日の午後、久しぶりの部活動の時間です。とりわけ、先月まで冬時間で午後の練習がなかったこともあり、平日としてはまとまった時間が取れる日でした。
そんな様子をぼんやりながめていると、珍しい場所で練習をしている子たちがいました。卓球部女子です。いつもは多目的室で練習をしていますが、他の用事でそこが使えないということで、外での練習となりました。ラダーと呼ばれるはしご状のもの使って細かなステップの練習でした。外での練習が新鮮なのか、とても楽しそうにしていました。
外へ出ると、その暖かさに驚きました。テスト最終日ということで、午後1時という時間帯もあるかもしれませんが、確実に春が近づいていることを感じました。見回せば、多くの子が半袖にハーフパンツで練習をしていました。きっと、気持ちのよい汗をかいたことでしょう。
情報処理部、試練の時(1月16日)
コンピュータ室のパソコンがタブレットに替わるという話を以前にさせていただきましたが、先日、それが搬入され、いよいよ入替作業が始まります。
これだけ聞くと、喜ばしい限りですが、実はそのかげで、情報処理部がその活動場所を追われているのです。情報処理部はコンピュータ室でその活動をしています。しかし、業者さんがその作業をする間は、その部屋は使用することができません。とはいえ、これまで地道な練習で身につけたタイピングの技術や作品作りなどを滞らせるわけにもいきません。
そこで、情報処理部は今日から生徒会室を間借りし、そこに授業で使うノートパソコンを並べ活動をすることにしました。大所帯の情報処理部ですので、二つのグループに分けて1週間単位でここで活動をします。慣れないノートパソコンで、キーボードタッチもミスが多くなりますが、こうした環境の中でも活動できるという前向きな姿を見ることができました。もちろん、生徒会室の後ろの方では、ロボットチームも活動をしていましたよ。
子どもたちとともに(1月16日)
「お願いします!」
元気な声を出しながら、用具の準備やストレッチ・ランニングを始めます。そんな時、顧問の先生は…。子どもたちの体調を観察しながら、グランドに目をやります。特に冷え込んだ朝は、土の中の水分が凍ります。そのまま凍っていればよいのですが、それが日が昇るにしたがい解けてくると土がぬかるんできます。そんな土では子どもたちの練習に支障をきたしますし、けがにもつながるので、顧問は自らスコップで土を運んだりトンボでならしたりします。
今朝もそんな光景を見ることができました。


よいお年を(12月28日)
昨日の雪は積もりはしなかったものの、遠くの山々を真っ白に染めました。そこから吹く北風は、いつもにもよりも冷たくなりました。明日から学校をはじめ官公庁の多くは年末年始休業になります。学校の諸活動も今日が年内最終日となりました。部活動も、いくつかの部は昨日最終日となったところもありますが、最終日の今日も元気な声を出している部もあります。
そんな中、「大そうじ」をする姿も見られました。
部室の中のものを全部出し、そこをほうきではいたり窓を拭いたりします。また、部室とともによく使ったトイレのそうじもしてくれています。
「冷た~い!」
濡れた雑巾を絞る手がかじかみます。でも、自分たちの部活動を支えてくれた場所であり用具です。一年の感謝の気持ちを込めて、どの子もしっかりとそうじをしています。
インターネットが普及し、かつてのような古いしきたりも薄れてきた現代ですが、毎日使った物や場所に感謝しながらきれいにし、新しい年を清々しい気持ちで迎えるという「大そうじ」。大切にしたいものです。明日からはその学校もしばらくお休みです。ぜひ、ご家庭でも家族の一員として、大そうじに携わらせていただき、その中で子どもたちの成長を実感していただけたらと思います。
最後になりましたが、今年一年、弥富中学校の諸活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。子どもたち、ご家族のみなさまがよい年をお迎えになられることを職員一同お祈り申し上げます。