中総体県大会2日目その2(7月28日)

弥富中生の熱い戦いは、ここ瑞穂でも。昨日の予選を勝ち抜いた子たちが準決勝、決勝に臨みます。
実は今日のポイントは、それらのレースの前にあったかもしれません。そのレースは1年女子1500m。昨日お伝えしたように、どの選手も懸命に走り跳んでいるんですが、西尾張の記録をなかなか上回れません。そんな重苦しい空気を払ってくれたのか、山本さんの走りでした。その組で3位になったものの、残念ながら決勝に進むことはできませんでしたが、その自己ベストの走りは先輩たちを大いに元気づけました!
直後の800mに出場した高嶋くんは、準決勝で、通信陸上に続き全国大会の標準記録を切り決勝進出を果たし、さらに弾みをつけました。
女子2年100m決勝。5レーンに立つ大城さんは、一見、いつものように見えます。しかし、最近は思うような記録が出ず悩んでいました。しかし、昨日のレースを終え、
「とてもいい顔をして帰ってきました」
とお母さん。スタートからいい走りです。そしてそのままの位置でゴール!電光掲示板には同着3位の表示が。しかし、それがフラッシュして1000分の1まで表示されると、12秒889。同着の子をわずか1000分の1秒差でかわし3位入賞です!
1年1500mの古橋くんは、昨日の予選をぎりぎりの16位で通過しました。彼本来の走りではありません。聞けば、走り終わった後、すぐにかかりつけの医者へ直行したそうです。そして臨んだ決勝。一時は最後尾まで順位を落とし「やっぱり痛むんだ…」と思わせましたが、ラスト1周での追い上げはそれをまったく感じさせず、8位をもぎ取りました。まだ1年生。来年につながる走りでした。
そして弥富中最後の登場は800m決勝の高嶋くんです。高嶋くんも太ももにテーピングをし万全ではありません。しかし、ここまでがんばってきた自分のために、そしてここまでつないでくれたのか仲間のために走ります。
「たかそー」
ひときわ大きな声援がスタンドから飛びます。それにはにかんだように応え、スタート。ずっと中盤に位置を取り先頭から離されないよう、レース全体を見て走っているように感じました。そして最後は5位でゴールし東海大会への出場を決めました!県大会の結果7月28日

中総体県大会2日目その1(7月28日)

昨日の西尾張大会に続き、相撲は今日が県大会です。地区大会を勝ち抜く他の種目と違って、西尾張も県も自由参加ですのでこういう日程も可能になります。しかし、ここからの東海大会、全国大会はここで勝たなくてはなりません。弥富中の相撲部も当然、この大会を目標にしてきました。
昨日と大きくメンバーを入れ替え、弥富中の中でも重量級を揃えました。気合いも十分です。
〈団体戦〉
対立田中戦 1勝2敗→●
対豊橋南部中戦 1勝2敗→●
対崇化館中戦 2勝1敗→○
1戦目。気合い十分で思いっ切りぶつかったその瞬間、相手ははたき込んできました。これも戦法とはいえ悔しい敗戦です。2戦目も残念ながら、力が及ばず。これで終わりかと思った3戦目。何とか2勝1敗で白星を勝ち取りました。決勝トーナメントへ進む権利をかけた同点決勝戦。飛島中に2勝し、みごと獲得。何とか決勝トーナメント進出を果たしました。

 決勝トーナメント1回戦の佐織西中に、1勝2敗で敗れ、 これより先は進むことはできませんでした。

 個人戦はそれぞれ2回戦、3回戦、3回戦まで進みましたが、惜敗を喫しました。
しかし、そんな子どもたちの取組を温かく見守っていた人がいます。元琴欧州関の鳴戸親方です。子どもたちもそのパワーをいただきました。

その頃、日本ガイシアリーナでは、水泳競技が行われており、400mメドレーリレーは惜しくも予選敗退でしたが、200m背泳ぎに出場した大澤さんは予選第2組で登場です。積極的なレース運びでトップでゴールし、見事決勝に進みました。そして臨んだ決勝。ここでも予選よりさらに1秒タイムを縮め2分27秒85の自己ベストで泳ぎ、見事な6位入賞です!

中総体県大会1日目(7月27日)


弥富中学校の戦いの舞台は、1ステージ上がり県大会へと変わりました。その先陣を切ったのは陸上部です。西尾張大会を上位で通過し、パロマ瑞穂スタジアムへとやってきました。
西尾張大会が7月1日でしたから、そこから約1か月が経っています。その間、日々の練習やさまざまな大会で経験を積んで臨みました。もちろん、残念ながら出場できなかった仲間もそばにいます。
レースは短距離種目から始まりました。風はやや向かい風、曇り。悪いコンディションではありませんが、緊張からでしょうか、それとも気負いでしょうか、記録が伸びません。県下の強豪たちに準決勝、決勝への進出を阻まれてしまいました。
そんな中で、大城さん(2年100m)と古橋くん(1年1500m)が決勝へ、高嶋くん(800m)が準決勝へと駒を進めました。

 明日は、残りの種目とそれらの準決勝・決勝が行われます。

 また、相撲と水泳の県大会も始まります。

 がんばれ!弥中生!県大会の結果7月27日

中総体西尾張大会最終日(7月27日)


幾多の熱戦を繰り広げてきた西尾張大会も今日が最終日となり、相撲が永和中学校で行われました。例年この大会は、じっとしていても汗がその厚い胸板を流れ落ちるほどの暑さですが、今日は涼しい日となりました。
しかし、それは観ている側の話で、わが弥富中相撲部は、会場に着くなり地面に丸い土俵を描き、四股(しこ)やすり足の基本動作に始まり立ちあいのけいこと、入念に体をつくっていました。
そして始まった団体戦。
対美和中戦 2勝1敗→◯
対今伊勢中戦 1勝2敗→●
対西成東部中戦 1勝2敗→●
他の学校にはいかにも相撲部というような体格のよい子が多い中、思い切って当たっていきました。

しかし、結果は1勝2敗となり、決勝トーナメント編成の進むことはできませんでした。
個人戦は、団体戦とは違うメンバーで臨みました。
結果は次の通りです。

村越正弥君→3回戦惜敗

村上航大君→4回戦惜敗

フセインモハメッド君→1回戦惜敗

相撲はさっそく明日、県大会が行われます。今日の手応えを生かしてほしいと思います。
西尾張大会すべての結果は次の通りです。西尾張大会結果一覧

県吹奏楽コンクール西尾張地区大会(7月26日)


運動部の子たちが西尾張大会や県大会をめざすのと同じように、吹奏楽部の子たちもめざしているものがあります。それは、毎年豊田市で行われる「愛知県吹奏楽コンクール」です。そして今日、その地区予選を兼ねた西尾張地区大会が名古屋文理大学文化フォーラムで行われました。
弥富中が参加したA編成の部には二日間にわたって37校が参加しました。
【課題曲】
「マーチ・シャイニング・ロード」(木内涼 作曲)
【自由曲】
「タオンガ〜夢への宝物〜」(清水大輔 作曲)
この2曲、どれほど練習したでしょう。来る日も来る日も譜面を見つめ、気づいたことや周りからのアドバイスをすぐに書き込みます。楽譜通りに演奏することがよい演奏と思われがちですが、それならロボットやコンピュータが演奏すれば完璧なものができます。しかし、大切なのは曲の解釈であり、曲想だと言います。弥富中として、この曲をどう聴く人に届けるのか、そこにみんなの気持ちを合わせてきました。
指揮者のタクトが上がり、音が、いや心が一つになった演奏でした。どの楽器がいいとかどのパートがいいとかでなく、みんなが互いの音を引き立て合い高め合った、そんな演奏でした。タクトが下りた時、大きな拍手をいただけたことは言うまでもありません。

結果は「銀賞」。自分たちがめざしていた色とは違いました。涙も流れました。でも「シャイニング・ロード」輝く道をめざしたすばらしい演奏でした。その道は途切れましたが、ここまでともに音楽を通してがんばってきた仲間は、「夢への宝物」であることは、会場に来てくださった多くの家族や先輩がしっかり見届けてくれました。