心配されていた天気も朝には上がり、この時期にしては強い風も、グランドにたまった水を吹き飛ばすのに大いに役立ちました。今日は昨日の屋内部活に続き、屋外の部活動を1年生が見学する日ですから、きっと屋外部の2、3年生の子たちは朝からやきもきしていたのではないでしょうか。
それに先立ち、生徒会の部長会が主催する「部活動ガイダンス」が行われました。各部の部長が1年生にそれぞれの部のアピールをしました。1年生はそれをしっかり聞いています。
そしていよいよ外へ出ての見学です。いつもよく声が出ている2、3年生ですが、今日はいつもよりもさらに大きな声が出ているように思いました。先輩たちのきびきびとした動き、小学生とは比べものにならないほどのスピード。引率する担任の先生が、
「もう次へ行くよ」
というのも聞こえないほど、見入っていました。
さぁ、意中の部は決まったでしょうか.
部活動見学ー屋外編ー(4月12日)
部活動見学ー屋内編ー(4月11日)
1年生の子たちにとって、大きな関心のひとつに「部活動」があります。自分の得意な分野に挑戦するのもよし、未知の分野に一歩踏み出すのもよし、きっと友達やご家庭に「何部に入ろうかな」と相談しているのではないでしょうか。
学校では、3年間継続することを重視し、見学→体験→仮入部→本入部という順で、2か月以上かけて子どもたちに考えさせる機会を設けています。今日はその手始めとしての見学を行いました。最初から自分の決めている部だけ見るのではなく、ひととおり見てから徐々に絞り込んでいきます。
先輩たちも少しでも多くの子の入ってほしいという気持ちで、いつも以上に一生懸命取り組んでいました。活動だけではなく音楽室に入口には、こんなはり紙も。思わず「くすっ」と笑ってしまいました。
今月末には仮入部が決まり、6月中旬に本入部となります。
表敬訪問(4月4日)
3月25日に富山で行われた「中部日本個人重奏コンテスト」では
金賞2位 マリンバの 新田 吏央さん
銀賞 サクソフォンの 水谷都子さん(伴奏:横井みゆさん)
が入賞しました。
3月27日国立音楽大学で行われた全日本中学生・高校生打楽器ソロコンテストでは
中学生の部で マリンバの新田吏央さんがみごと第1位になり、文部科学大臣賞を受賞しました。
その報告を市長さんにしました。市長さんからは、「いつからその楽器を始めたのか?なぜその楽器を選んだのか?」などなど、たくさんの質問を受け、緊張しながらもひとつひとつ丁寧に受け答えをしていました。
この弥富の地で、きらっと光る才能を伸ばし、未来にはばたく子どもたちがいることを誇りに思いました。市長さんの激励を受け、さらに大きくのびていくことでしょう。
マイカップ(3月28日)
連日、吹奏楽部の活躍をお伝えしていますが、他の部も、まとまって時間がとれるこの春休みはしっかり練習ができる期間なのでそれぞれがんばっています。
そんな中、今日、注目を集めていたのはこんな素敵なマグカップです。職員室に置いてあったこれを見た多くの先生たちが、
「これ、ステキ」
「かわいいね、どうしたの?」
と立ち止まっています。実はこれらのマグカップは美術部の子たちの作品です。カップを作るところからするとよいのですが、それはさすがに時間も技術も要しますので、まずは既成のマグカップを自分でデザインすることに挑戦しました。使ったのは「釉薬シール」というものです。これは陶器の絵付けに用いる釉薬をシールにしたもので、それを自分でカットして貼るという手軽なものです。細かな作業にはなりますが、自信のない子でもうまく色をつけることができ、ご覧のようにまるで街の雑貨屋さんに並んでいるようなマグカップが作れます。
これを電気釜で焼き、できあがるのが、今から楽しみです!
全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト(3月27日)
出番まで入念に練習をする後ろ姿には、近寄るのもはばかられるものがありました。それだけ集中していました。
時間はどんどん過ぎていきます。新田くんの演奏順は中学生の部の最後。それだけでも大きなプレッシャーです。そして、いよいよ演奏。会場は静まり、観客は彼の奏でる「プリズム〜ソロ・マリンバのための〜」の音色にどんどん引き込まれていき息を呑みます。そして、それが終わり、その視線を鍵盤から観客の方へ向けると、
「すごい…」
という声が聞こえ、万雷の拍手が!それに深々と頭を下げステージを降りました。
結果発表。
「1位、文部科学大臣賞。愛知県弥富市立弥富中学校、新田吏央さん」
全国大会での1位です!ようやく、新田くんの表情が和らぎました。富山での経験を短時間にうまく修正し、気持ちも切り替えて演奏できました。表彰式を終えた新田くんの周りにはともに競い合った全国の仲間が自然と集まり、
「また、今度の大会で!」
と、次の再会、互いの健闘を誓い合う姿がありました。その笑顔はごくごく普通の中学1年生の顔でした。