全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト(3月27日)

先週、富山で行われた中部日本大会に続き、新田くんは東京都立川市にある国立音楽大学で行われた「全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト」に出場しました。富山では新田くんらしからぬミスがあり、本人としては不本意な内容だったということで、中二日でその点がどれだけ修正できているかがポイントでした。
出番まで入念に練習をする後ろ姿には、近寄るのもはばかられるものがありました。それだけ集中していました。
時間はどんどん過ぎていきます。新田くんの演奏順は中学生の部の最後。それだけでも大きなプレッシャーです。そして、いよいよ演奏。会場は静まり、観客は彼の奏でる「プリズム〜ソロ・マリンバのための〜」の音色にどんどん引き込まれていき息を呑みます。そして、それが終わり、その視線を鍵盤から観客の方へ向けると、
「すごい…」
という声が聞こえ、万雷の拍手が!それに深々と頭を下げステージを降りました。

結果発表。
「1位、文部科学大臣賞。愛知県弥富市立弥富中学校、新田吏央さん」
全国大会での1位です!ようやく、新田くんの表情が和らぎました。富山での経験を短時間にうまく修正し、気持ちも切り替えて演奏できました。表彰式を終えた新田くんの周りにはともに競い合った全国の仲間が自然と集まり、
「また、今度の大会で!」
と、次の再会、互いの健闘を誓い合う姿がありました。その笑顔はごくごく普通の中学1年生の顔でした。
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中部日本個人・重奏コンテスト本大会(3月25日)

中部日本個人・重奏コンテスト本大会が富山県魚津市の新川文化ホールで行われました。中部地区各県の予選を勝ち抜いた子たちだけが出られるこの「夢舞台」に、弥富中からは、マリンバの新田くんとサクソフォンの水谷さんの二人が出場しました。

でも、やはり本大会ということで、二人は朝から緊張気味…。なにやら落ち着かない様子です。そこでその緊張をほぐすために登場したのが、バナナです。バナナには、安眠効果や緊張克服効果のあるセトロニンが多く含まれているそうです。そして、それに加えさらに二人の緊張をほぐしてくれたのが、遠い富山まで来てくれた友達と吹奏楽部の仲間からのビデオメッセージです!いつも一緒に練習している仲間からの励ましは、何よりも力になったことでしょう。
ステージに上がった二人は落ち着いて演奏をし、大きな拍手を浴びました。結果は、新田くんが「金賞」。水谷さんが「銀賞」という素晴らしいものでした。しかし、二人の表情は今ひとつです。新田くんは、いつもの彼らしくないミスがあったようです。水谷さんはしっかり演奏できた手応えはあったものの、それが銀賞という結果だったことに、全国レベルとの差を感じたようです。二人はここで満足するのではなく、さらに上を見ていたのです。

富山の地は、仲間の温かさと次への課題を教えてくれました。あ、そして、バナナの効果も!ちなみに三枚目の写真で、水谷さんの演奏の伴奏を務めてくれた横井さん(中央)が頭に載せているのが、そのバナナです。
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ステキな音色を(3月14日)

去る3月5日(土)に西尾市で行われた「中部日本個人・重奏コンテスト愛知県大会」で、水谷さん(サクソフォン)と新田さん(マリンバ)が金賞を受賞し、愛知県代表として3月25日(土)に富山で行われる本大会に出場することになりました。今日は、その報告として市長への表敬訪問をしました。
やや緊張した表情の二人を市長さんは温かく迎えてくださいました。教育長さんや教育部長さんらとともに大きなテーブルを囲みながら、
「演奏している時は緊張する?」
「どういうところに気をつけて演奏しますか?」
と尋ねてくださいました。それらに、しっかりとした口調で答える姿に、二人の器の大きさを感じました。緊張しないためにしていることは、という問いに、二人とも、
「曲の中に入り込むようにしています」
と答えていたのが印象的でした。
また、市長さんからは、
「ぜひ、こうやってすばらしい力をもっている中学生や高校生の演奏をいろいろな場で多くの人に聴いていただきたいね」
ともおっしゃっていただき、二人とも、
「はい!」
と目を輝かせました。

冬の演奏会(2月26日)

十四山スポーツセンターに春を告げる音色が響きました♪
 
吹奏楽部が弥富市で活動してみえる「ヤトミウインドアンサブル」「ファミリーブラスドルチェ」との合同で行う演奏会です。日頃の練習でもご指導いただいており、合同の練習もしています。学校を卒業して仕事をしながらも楽器を手にして演奏を楽しんでいるその姿を目の当たりにすることは、子どもたちのとってもとても励みになります。
演奏会は3部構成で、
【第1部】(弥富中学校ステージ)
「前前前世」
「ファミリーアニメ・コレクション」
「みんながみんな英雄」
「ディープ・パープル・メドレー」
【第2部】(ヤトミウインドアンサンブル&ファミリーブラスドルチェ ステージ)
「A MEDIEVAL SUITE」
「天国の島」
「ユーミン・ポートレート」
【第3部】(合同ステージ)
「リベル・タンゴ」
「ルパン三世’80」
「グランド・マーチ」
「エルザの大聖堂への行進」
と、すばらしい演奏を聴かせてくれました。

♪左の弥富中の画像をクリックすると演奏をお聴きいただけます♪

通常時間再開(2月1日)

いつもは帰りのSTが終わると、誰もが自転車小屋に向かい下校していくのですが、今日からはその人の流れが変わりました。10月17日(月)から始まった「冬時間」が昨日で終わり、今日から通常時間に戻ったのです。
この「冬時間」は日が短くなる秋から冬にかけて、子どもたちが明るいうちに安全に下校できるよう、部活動等のST後の活動を行わないようにしたもので、弥富市では全部の中学校で導入しています。おそらく導入した当時は「部活動をもっとやりたい、やってほしい」という職員や保護者の声も多くあったと思いますが、子どもたちの安全を優先させた当時の方々の判断に感謝しています。
昼過ぎまでは日もさし、風もそれほどではなかったのですが、授業が終わる16時ごろには太陽が雲に隠れ、風も強くなりました。しかし、久しぶりに午後に練習ができる喜びからか、走って用具を準備したり、着替えたりして、
「お願いします!」
と、夕日に向かって大きなあいさつが響いていました。そんな子どもたちのためにも、春の訪れが待たれる2月初日です。