東海大会ー陸上・水泳ー(8月9日)

昨日に続き猛暑となった今日、愛知県下各地で東海大会が行われ、弥富中からは陸上と水泳で選手が出場しました。少し長くなりますが、お読みください。

陸上のトップバッターは女子4×100mリレー。海部地区、西尾張地区の大会で大会記録を塗り替え、県大会でもベスト記録を出して、エントリータイムでは8番目という堂々の出場です。
予選1組2レーンで上々のスタートを切り、パトンもしっかりとつながって、50秒87でゴール!3位でした。上位2着までと全体の7・8番目が決勝進出となるため、他の組の結果を待ちます。2組目の3着は50秒55。ひと枠奪われました。3組目。かたずをのんで見守る電光掲示板に表示された3着のタイムは、50秒73。
「あぁ〜」
という声がもれました。しかし、最高の仲間とこんな大舞台で走れた喜びは、しっかりと心に刻まれたことでしょう。
次に走った1年1500mの高嶋くんの様子がいつもと違います。いつもなら最初から飛ばし、途中抜かれても驚異的な粘りでくらいついていくのがいつものパターンなのですが、今日は集団の真ん中あたりに位置をとっています。この暑さから、前半を抑え気味にして先頭についていく作戦か?と思っていると、そうでもないようです。いつになく上半身が前のめりになり苦しそうです。ラスト1周の鐘が鳴ってもペースが上がりません。それどころか、後ろの集団に吸収されそうです。しかし、残り200mあたりから一気にペースを上げました。みるみるうちに前の選手を抜き、5着でフィニッシュ!見事、決勝進出を決めました。
レース後に聞いたところによると、高嶋くんは先日のレースで足を痛めていたそうです。万全な状態でない中での決勝では悔しい9位となりました。でも、彼は1年生。必ずこの経験をプラスにしてくれることでしょう。
数々の好成績を収めてきた100mの大城さんが、エントリータイムでは8傑にも入っていません。それだけレベルの高い種目だということが言えます。大城さんは予選1組。いつもの走りで12秒59。しかし順位は4位。各組の2位とプラス2名までが決勝に残るという中で、非常に厳しい結果です。残り二つのレースの結果を祈るように待ちます。2組目。3位の記録は12秒73。「よしっ!」可能性が残りました。そして3組目。3位の記録は12秒65。この瞬間、大城さんの予選通過が決まりました。
決勝は大一番に強い大城さんの本領を発揮し、見事4位入賞しました。

瑞穂から少し南へ行った日本ガイシプールでは、坂元くんの200mバタフライのレースが行われました。午後のレースですが、朝一番に会場入りをしアップを入念にしていました。部がないため、いつものことですが、自分自身で気持ちを高めレースにピークをもっていくことが要求される孤独な戦いです。最終組の3コース。水泳は最終組の真ん中のコースから速い順にコースが決められます。坂元くんの記録がいかによいものなのかがここからも分かります。レースは県大会の反省を生かして、前半を少し抑え気味に入りました。坂元くんの泳ぎは大きくとてもダイナミックでした。ラスト50mの折り返しからスパートをかけますが、前を行く他の選手をなかなかとらえられません。しかし、2分15秒46で7位入賞を果たしました。応援にみえていたお母さんによると、それまで負けてもけろっとしていた坂元くんが、県大会で全中の記録を切れなかった時に、初めて悔し涙を流したそうです。憧れが手の届く場所に変わった瞬間です。きっと、これから伸びていくと思います。
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全国大会へ出場します!(8月5日)


市役所の十四山支所の2階。大きな部屋のソファに緊張した表情の大城さんがちょこんと座っていると、奥の扉が開き、市長さんが入ってみえました。
「こんにちは」
慌てて立ち、差し出された大きな手と握手をします。すると市長さんは開口一番、
「小さいですね」

今日は、先日、全国中学校総合体育大会陸上競技大会への出場を決めた陸上部3年生の大城さんが、そのことを報告におじゃましました。教育長さんや次長さんも同席いただきました。さっそく、広報用の写真を撮りました。
その後、30分ほど歓談をさせていただきました。
「今、15歳だから、4年後の東京オリンピックでは19だね」
「ぜひ、市民体育祭でもその走りを見せてください」
や、
「お父さんお母さんに感謝して、ケガに気をつけてがんばってくださいね」
とエールを送っていただきました。
教育長さんからは、全国大会出場の懸垂幕(たれ幕)を学校の体育館の北側に付けていただくこともおっしゃっていただきました。

全国大会は、22〜24日に長野県松本市の松本平広域公園陸上競技場で行われます。オリンピックが終わったら、こちらに注目です!

県大会最終日(8月2日)

幾多の熱戦を繰り広げてきた県大会も、弥富中としては、今日の相撲大会で最後となります。相撲の場合は地区予選を勝ち抜いて県大会に駒を進めるのではなく、自由参加ですが、だからこそ、地区大会のふるいにかけられることなく、まさに「ガチンコ勝負」となります。

団体戦
1回戦(対豊橋東部中) 0対3
2回戦(対木曽川中) 2対1
3回戦(対佐織西中) 0対3
真正面から当たっていきましたが、1勝2敗で予選リーグで惜敗しました。

個人戦
個人戦も、団体戦と同じ3人が出場しました。
今村くん 1回戦勝利→2回戦惜敗
飯田くん 1回戦惜敗
伊藤くん 1回戦惜敗


いつも思いますが、自分の所属する部の練習をし、それに加えて相撲の練習を積み重ねてきたこの子たちのがんばりに頭が下がります。負けて少しうなだれ、
「ありがとうございました」
と言う選手に、
「自分の部と相撲と、二つもここまでがんばったんだから、いい夏だったよ」
と声をかけました。おつかれさまでした。
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県大会四日目(7月30日)

今日は県大会のテニス男子と柔道女子の個人戦が行われました。会場は県下各地から勝ち上がってきた強者たちが勢ぞろいし、県大会独特の雰囲気でした。
 
テニスの初戦の相手は桜山中でした。第1ゲーム、第2ゲームをお互いが取り合い、互角のスタートを切りました。しかし、第3ゲームからショットが少しずつ外れ、それを修正できないまま1対4で敗れてしまいました。
 
柔道女子の相手は小牧中。体格では決して負けていませんが、動きは相手の方が軽快のように感じました。互いにしっかりと組んで間合いを取っているその一瞬に、相手の流れに合わせるようになってしまい背負い投げで敗れてしまいました。
 
結果は悔しいものになりましたが、ぜひ胸を張ってほしいと思います。話は横にそれますが、昨年の夏、甲子園を沸かした早稲田実業の清宮選手が、今年は地区大会で敗れ、2年連続の甲子園へを夢を絶たれました。その時に清宮選手は、
「この負けがいつか必要な負けだった、自分にとって必要な経験になった、と言えるような野球人生を送っていきたい」
と答えたそうです。
県大会への出場したことが、そこで敗れたことが、自分のこれからにプラスになってくれることを願います。
 
今日の結果は下のとおりです。
  ↓
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県大会三日目(7月29日)

 

今日は柔道と剣道の県大会が行われました。
 
柔道は男子団体戦。初戦の相手は高岡中です。学校のホームページを見ると、西三河大会で準優勝をした学校です。全員丸刈りで、見るからに強そうな相手でした。しかし、こっちも激戦の西尾張大会を勝ち抜いた学校です。負けるわけにはいきません。
試合はお互い譲らない展開となりました。先鋒・次鋒ともに引き分け、中堅・副将と互いに一本ずつを取り合いました。控えの選手も懸命の応援をし、選手同士も入れ替わるときに背中や肩をぽんとたたき、健闘をねぎらい、気合いを入れ合ます。これぞまさに団体戦。大将戦で一本とられ1対2で惜敗しましたが、西尾張代表として立派な戦いぶりでした。
 
剣道は女子団体戦。戦前の予想では「予選リーグはいいブロックに入ったと思います。しかし、そこを勝ち抜けると、鶴城中と当たるんです」と顧問の言葉。鶴城中という名前は剣道の経験のない教員でも「剣道の強い鶴城中」と形容詞がつくほどの学校です。
まずは、予選リーグ。予想に反し、苦戦します。刈谷の雁が音中には1対3で敗れ、あとがなくなりました。同じく雁が音中に敗れた名古屋北中との試合はもつれにもつれ、2対2。取った本数も4本ずつとなり、引き分けとなりました。結果的には雁が音中との対戦成績で弥富中の方が上回っていたので2位となりました。となると、決勝トーナメントの相手は鶴城中。胸を借りるのではなく、弥富中の剣道をぶつけてくれ、2対2!惜しくも取った本数の差で敗れはしましたが、十分に自分たちの剣道の手応えをつかんだ団体戦でした。
個人戦に出場した飯田さん、長島さんは1回戦は勝ったものの、2回戦で惜敗しました。
 
柔道・剣道ともにこのような結果でしたが、県大会に出場し自分たちの力を出し切ったことに胸を張ってほしいと思います。今日の結果は→29日の結果